【AQUA260号】第23回BMW技術全国交流会が「食と農の絆」をテーマに、新潟県で開催されます

「食と農の絆」に向けて
実行委員長 峯村 正文

 第二三回BMW技術全国交流会の開催が迫った今の心境を問われれば、刻一刻と迫る本番前のにわか役者の心境でしょうか。緊張の日々です。開催に当たっての心配はやはり参加人数の事。会員や関係者の相互交流が目的ですが「新潟大会」に魅力を感じてくれるだろうか。一〇月三一日に新潟市内で開催する第七回目の実行委員会が最終となりますが、今まで「討議し、検討し、協議し、決定して来ました」。やれるだけの事をやってきた自信はあります。実行委員全員の協力と全力投球の意気込みがあったからこそ、まな板の鯉とは良く言ったもので妙な昂ぶりは現在も進行中です。
 思い返せば、今年の二月一日、第二二回(昨年度)全国交流会の実行委員会に出席のため高知入りしました。
 高知での全国交流会当日の私達は車での参加でしたが、今回は私一人で高知竜馬空港に降り立ち、空港で出会ったポスターの坂本竜馬からは歓迎の言葉を頂き、思わずニッコリ。第二二回大会の決算報告と反省会への参加が事実上の「大会引き継ぎ儀式」となりました。山本優作交流会事務局長(BMW技術協会理事)の励ましの言葉に勇気が湧きましたが、小生、山本さんのような親分肌とは程遠く、山本さんの貫禄のせめて半分は引継ぎたいと思ったのですが今更無理と判断、帰りの飛行機の中では「新潟大会らしさ」を前面に出そうと心に決めました。
 県北と県南で点として存在するBMWプラントが面として活きるには、それにはまずは人。人と人の結びつきしかない。そして新潟らしい組織づくりしかない。では新潟らしさとは何であろうか。稲、佐渡、朱鷺、フォッサマグナ、農民運動の歴史と、新潟のBMW技術と同じく点に広がる新潟文化なのか。でもまずは笹神の皆さんの力を拝借し、新潟の点を面にすべくことから始めるしかないと言う思いに至りました。
 実行委員会結成に向けて、井沢輝雄(謙信の郷代表) を先頭に峯村正文、伊藤幸蔵BMW技術協会理事長、秋山澄兄BMW技術協会事務局長を乗せた車は北陸自動車道に乗り、まっすぐに県北の笹神を目指しました。この日は朝から荒れ模様で前を走るトラックが転倒しそうになるくらいの突風が高速を吹き抜けていました。
 冬の嵐をくぐり抜け「JAささかみ」に到着。清田壽一代表理事組合長をはじめ、江口聡専務理事、食農ネットささかみの石塚美津夫理事長と、「今大会開催の意義」を熱心に語りました。石塚氏の提案で「新潟県総合生協」との協力体制も見えてきました。問題の会場も、帰路の前に月岡温泉「華鳳」に立ち寄りました。
 全員が納得し、場所が決まれば心も決まるということで、さらに熱い思いがこみ上げてきました。
 第一回目の実行委員会が新潟駅前のコープシティ花園で開催されました。謙信の郷からは井沢、峯村、金谷の三名、JAささかみの江口聡専務理事、田中政喜氏、食農ネットささかみの石塚美津夫理事長、新潟県総合生協からは高橋孝氏、パルシステム連合会からは小林秀樹氏。コープトラベルからは田辺博之氏、㈱技研からは松宮信人氏、BMW技術協会からは理事長と事務局長と役者も揃った。まずは開催日時を一一月八日(金)〜九日(土)と決定し、三回、四回と議論を重ねました。
 一番議論したのは今大会のテーマです。農業をめぐる情勢はTPPを中心に緊迫した段階に来ています。今、我々農民は何をすべきなんだろうか。何を守る事が大切なのだろうか。七月二九日、第四回目の実行委員会で決まったテーマは「食と農の絆 見つめよう、人・地域・暮らし・生き物のつながりを、未来は今はじまっている」でした。皆さんは随分と長ったらしいじゃないかと思うでしょう。大いに議論し、逡巡し、悩んだ末のテーマです。点から面へ広がる新潟のBMWへ、皆の思いの結晶です。
 実行委員会としてとても幸運だった事があります。開催場所の「華鳳」との交渉、バス等の交通手配、参加者の申し込み集約などの事務方を「コープトラベルセンター」が一手に引き受けて下さることになったことです。オプションの糸魚川や佐渡訪問の計画が楽になりました。
 BMW技術の学習会も重ねました。第一回目は七月二日に謙信の郷にて開催されました。講師に伊藤理事長を迎え「BMW技術の基礎」をあらためて学び、「謙信の郷」の峯村、富永、野口、山崎の四人が、生物活性水を使った実験の経過報告などをおこないました。
 第二回目となる学習会は、初日の八月一七日は上越市三和区神田集落で開催、奥地拓生先生の講演「妙高水系の岩石とミネラルの循環について」。一八日、一九日は場所を移動し、JAささかみにて奥地先生の指導のもと現地での岩石調査(阿賀野川流域)と「阿賀野川流域の岩石と水とミネラルの循環」と題された講演。参加された皆さんは初めて聞く奥地先生の話に大きく心を動かされました。奥地先生の話も熱を帯び白熱した講演でした。岩石を割る感動、まるでタイムスリップしたような「ささかみ郷土資料館」の驚きは是非、皆さんもご覧になって欲しいと思います。まさに百聞は一見にしかず。
 さて、大会を目前にして最終のチェックの時期です。私達、実行委員の願いは「新潟県らしい全国交流会」の開催です。そして新潟の食、人、自然に接する事で明日への勇気と希望が湧いてくるような大会になればと願っています。みなさん楽しんで下さい。「ようこそ新潟へ!」

全国交流会 新潟開催記念 パネルディスカッション 「食と農の絆」(第一日)

 世界の軋む音が聞こえてくる。異常気象の言葉は、もはや誰も驚かない。「天変地異」も、かつてなかった規模の「旱魃、水害、暴風、竜巻、地震」が常態化している。
 そして、地球規模の化学物質汚染、放射能汚染の拡散である。これは人間の生存を脅かす自然環境の危機が進行中といえる。
 一方、アメリカの財政破綻と金融危機は、EU危機を伴い、中国はじめBRICsを巻き込み、経済社会の崩壊の瀬戸際へと誘っている。こうした時代に私たちには何が求められているのだろうか。

 危機を打ち破るには、生命の基本に帰ることである。自然破壊、人間破壊の時代に求められているBMW技術は、自然の根幹である生命、水、ミネラルの関係性を軸として組み立てられている。それは畜産技術や有機農業技術だけに留まらず、都市の食のあり方や、身体をつかさどるミネラルバランスと水の問題にまで、その原理を展開し実践していくことが可能である。そしてそれは資源循環と生命系の経済による持続可能な世界へ、ビジョンを広げることが求められている。

 今回、お米をはじめとした日本最大級の食の拠点、新潟において、歴史的な農民運動を継承する農のメンバーを核に、個人、法人、JAという各界を代表したパネリストと、産直連携する生協の代表によって「食と農の絆」について語られる。これはいまこそ注目すべき場となるであろう。
(パネルディスカッション コーディネーター:山本伸司)

Author 事務局 : 2013年12月01日14:09

【AQUA260号】徳島県石井養豚センターで生物活性水プラントの設置工事が終了

徳島県阿波市の、㈲石井養豚センターで生物活性水プラントの設置工事が終わり培養調整を始めました。

 徳島県阿波市市場町にある石井養豚センターは母豚五〇〇頭一貫経営、農場は徳島県を東西に流れる吉野川沿いの標高四五〇メートルの山腹にあり、山から下りた隣町の石井町には、石井養豚センターの豚肉のみを使用したハム、ベーコン、ソーセージなどの加工施設(㈱ウィンナークラブ)があります。石井養豚センターは生活クラブ大阪やエスコープ大阪をはじめ、関西の生活クラブ六生協の生産者であるということから今回の生物活性水プラント導入を決定し、一〇月二七日に設備工事が完了して、培養調整が始まりました。
 石井養豚センターに設置した生物活性水プラントは、一槽が千リットルのプラスティック水槽が一〇基設置されています。
 一槽目にリアクター塔を設置、各ばっ気槽には軽石と花崗岩、蛇紋岩を組み合わせて投入しています。培養調整の原料は、発酵鶏糞堆肥を利用して行いました。
 このプラントの特徴は、堆肥の浸み出し液を作る前処理タンクが設置してあります。リアクター塔が設置してある第一槽の前に三〇〇リットルのタンクを設置し、この中に土嚢袋に入れた発酵鶏糞堆肥をつり下げます。第一槽に取り付けたエアリフトポンプから前処理タンクへ常時水が循環できるように配管が取り付けてあります。
 この前処理タンクの設置で堆肥の交換がスムーズにできるようになっています。また堆肥からでる固形物は第一槽に溜まらず、前処理タンクに溜まったものは清掃しやすくなっています。

 一二月の上旬には生物活性水も出来上り、生物活性水は、飲水への添加と豚舎内の噴霧に利用される予定です。

 石井養豚センターでは、畜産先進国のヨーロッパで普及が進んでいる液状給餌(注)に着目し、液状飼料の製造施設を備えた豚舎があります。液状飼料はpH調整がしやすく豚の腸内環境の改善につながる、豚舎内に飼料の粉末が飛散することがないので無駄がなく衛生面も改善される、などのメリットがあるとのこと。
 また、飼料の国内自給を高めるため、徳島県内産の「飼料用米」を乾質飼料の一〇%に配合、そして食品工場副産物=バイプロダクトの取り組みもおこなわれています。
 この取り組みは非遺伝子組み換え主原料のバイプロダクト(バイプロ)は原料として、パンくず、うどんや豆腐など、製造工程で余ったり、形が崩れて出荷できなくなったものを、工場から直接仕入れて液状飼料にしています。バイプロ飼料は原料をいかに確保するかなどの課題はありますが、飼料の国内自給率向上と地域内資源循環型養豚を目標にしています。     (報告:匠集団そら 星加浩二)

注:液状給餌とは、乾質の配合飼料を水で溶き、さらに乳酸などを加えてpH調整したものを与える給餌方法。

Author 事務局 : 2013年12月01日14:08

【AQUA260号】インドネシア エコシュリンプ生産者によるBMW関連施設の訪問

    インドネシア初のBMWプラントを導入したPT・ALTER TRADE INDONESIA社(ATINA社)では、エコシュリンプという冷凍エビを製造し、輸出しています。また、ATINA社は、エコシュリンプという事業を通じ、エビの生産者と日本の消費者を媒介するという役割も担っています。今回、その一環として、エコシュリンプ消費者との交流活動を目的として来日したホイルル・ウマム氏とムジャヒディン氏は、産地の一つである東ジャワ州シドアルジョ県でエビ養殖を営む、若手の生産者です。親やその前の世代から代々受け継がれてきた養殖池を守っている彼らですが、インドネシアの経済発展に伴う近代化の波の中で自然的・社会的な周辺環境も変わり、今後のエビ養殖事業に対して、危機感を抱いています。

 ATINA社との関わりの中で、二〇一三年四月より稼働した新工場に導入したBMW技術に関心を持った彼らは、今回の来日に際し、日本のBMWプラントや、生物活性水を実用的に活用している農家・生産者の話を聞きたいという強い願いのもと、来日予定を前倒しして、見学をすることになりました。

 最初に訪れた涸沼生態系再生プロジェクト代表の清水澄(BMW技術協会常任理事)さんのお宅では、涸沼とその周辺の土や水を守るための活動についてお話を伺った後、実際に涸沼の畔で水の浄化システムを再現する実験を行っている小屋で、現場を視察させて頂きました。小さい実験池には、砂地で育つ水草と泥地で育つ水草が。ホイルル氏曰く、同じく泥地であるエビ養殖池にも似たような水草が生えているとのこと。清水さんが仰った、「水草が一番大事である。水草があれば、そこに産卵できる場所が生まれる。稚魚が発生して増えることで、生態系が豊かになる。」という言葉は、まさに彼らのエビ養殖環境の維持改善に必要な考え方でした。また、「水草は元々そこに生えているものでなくてはならない」とのこと。やはり、その地域には環境にあった生態系が存在することを、改めて感じさせられました。小屋の外には色々な水草を生育しているタンクがあり、目で見えるほどにたくさんの微生物や小さい虫が泳いでいました。エビはそのような小さい生き物を捕食して育つため、水草の重要性を再認識。水草がきちんと光合成をするためには一定の透明度が必要ですが、彼らの養殖池は若干透明度は低いようです。養殖環境の改善に向けて、課題が見えてきました。

 ㈱米沢郷牧場とファーマーズ・クラブ赤とんぼでは、BMWプラント、飼料や堆肥の製造に加え、収穫前後の田んぼ、リンゴ、ブドウなどの果樹園も見させて頂き、BMW技術を中心として営まれている米沢郷牧場グループの農業風景全体を視察することができました。最初に見た飼料工場では、出来上がったエサがまるで醤油のような美味しそうな香りを放っており、原料となる米ぬかを見た二人は、「こんなに上質の米ぬかは見たことが無い」と驚いていました。BMWプラントに到着すると、まず周辺に多くの鶏が飼育されているにも関わらず、全く臭いがしない点が印象的でした。プラント内で「飼っていた牛の糞尿から生物活性水を作っていた」という話にも合点がいき、今はコンポストからであるにせよ、出来上がった茶色い生物活性水を飲んでみたムジャヒディン氏は、「全く普通の水と変わらない」と太鼓判。微生物の分解による浄化作用を体感しました。隣にある堆肥の製造施設では、鶏糞から堆肥になるまでの流れを視察。発酵熱で温かい堆肥の山、完全発酵した堆肥が全く臭くないことやそこにはハエが寄らないことなど、初めての体験ばかりでした。また、「各養鶏家が持ってきてくれた鶏糞を堆肥にして返す」という地域内でのヒトとモノの循環の仕組みは、まさにBMW技術の考え方を現場に応用したものであると同時に、それが地域に深く浸透し、生産者同士の信頼関係を成り立たせている軸になっていると感じました。

 生産から出荷までを一つのグループの中で行っているファーマーズ・クラブ赤とんぼのような形は、彼らに例えると、エビ生産者〜ATINA社までが一体となってエコシュリンプ事業を行う、ということになります。そのためには、まずエビ生産者同士が同じ方向を向き、より強い人間関係を築いていく必要がある、と二人は言いました。それと同時に、生産者とATINA社の関係性も、見直していくことも必要です。滞在中、ムジャヒディン氏から挙がった「どうやったら生産者同士が一つのグループとして分解せずに続けていけるのか?」という質問に対する、ある一人の生産者の方の答えが、とても印象的でした。曰く、「生産者一人ひとりは自分のやりたいこともあるし、基本的にはわがままなものである。ただ、農業を続けていきたい、という気持ちだけは皆同じであり、だからこそ同じ方向を向いて進んでいける。」とのこと。これは、今まさに「エビ養殖を続けていきたい」と強く願っている彼らにとって、大きなヒントとなりました。
 インドネシアと日本では国柄も違いますが、今回学んだこと、感じたことを、これからのエビ養殖の現場に生かしていくことで、今までより強い関係性を築くことができると思います。大変貴重な経験をさせていただき、本当に有難うございました。
  (報告:㈱ATJ 事業部 若井俊宏)

Author 事務局 : 2013年12月01日14:06

【AQUA260号】韓国・慶尚南道宜寧郡にて「第10回韓国BM交流会」が開催

 一〇月四日〜一〇月五日の二日間、韓国・慶尚南道宜寧郡の農業技術センターにて第一〇回 韓国BM交流会が開催され、約一六〇名が参加されました。日本からは伊藤幸蔵理事長、生田喜和常任理事、椎名盛男㈱匠集団そら代表取締役、星加浩二㈱匠集団そらプラント事業部長、そして協会事務局の秋山が出席しました。
 一一時から行われた開会セレモニーは、韓国BM協会の鄭相黙会長の開会挨拶と宜寧郡郡守の金采溶氏の歓迎挨拶が行われ、引き続き三名の祝辞が行われました。祝辞のうち一名は伊藤幸蔵理事長で「今年も韓国BM交流会に参加でき、皆さんにお会いできて嬉しいです。韓国にはFTA、日本にはこれからTPPが、ごく一部の人だけが優位になっていくような政策が進んでいます。韓国BM協会、日本のBMW技術協会はこれからも連携を深め、お互いに向上し合い、強くありましょう。(中略)日本の全国交流会にも是非、ご参加ください。」と祝辞を述べました。
 昼食を挟み、午後からは楊平農業技術センター所長の金大洙氏、そして洪城韓牛協同組合代表の朱亨魯氏の特別講演が行われ、宜寧郡農郷技術センターなど他三名から生物活性水の活用事例発表が行われました。生物活性水の使い方は飲水添加、畜舎への散布、堆肥への散布(発酵促進や抑臭)と基本的な使い方でしたが、牛の健康状態、畜舎全体の環境は良くなっている。
 一日目終了後は宜寧郡農業技術センターの生物活性水プラント等の視察が行われ、馬山市のアリラン観光ホテルに場所を移して懇親会が行われました。
 翌日は馬山市から東へ車で一時間移動して金海市ボンハ村へ、ボンハ米営農組合法人、故盧武鉉大統領の生家・墓などを見学しました。ボンハ米営農組合法人では生物活性水プラントと精米所を同施設の金(キム)代表の案内で見学しました。
 二〇〇三年二月から今年二〇〇八年二月まで韓国の大統領だった故盧武鉉(ノムヒョン)前大統領が退任し帰郷したのがボンハ村でした。帰郷後は全国各地から同氏を尋ねてくる訪問客が毎月何十万人もいたとのこと。二〇〇九年五月の死去後も訪問客は絶えず、この日は土曜日ということもあり、大勢の訪問客が来ていました。
 ボンハ村は韓国慶尚南道金海市進永邑から四・五キロ離れている烽火山(ボンファサン:標高一四〇メートル)の麓に位置する、柿と稲作が栽培される典型的な田舎村です。烽火山ののろし台の下にある村だということで「ボンハ(烽下)村」と呼ばれるようになった小さな村です。故盧武鉉大統領はこの村に帰り、「農村共同体の復元」と「農村観光化」を目指し、村民と一緒に「親環境農業生産団地の推進委員会」を構成、稲作において合鴨農法を始めるなど、農村の未来を考える長期的な計画を遂行していました。現在でもボンハ米営農組合法人を中心にその意志は引き継がれていることが村の様子を見てよくわかりました。(報告:BMW技術協会事務局 秋山澄兄)

Author 事務局 : 2013年12月01日14:05

 
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