【AQUA242号】山梨県山梨市㈲萩原フルーツ農園で、生物活性水プラントが稼働開始

 山梨県山梨市の有限会社萩原フルーツ農園で生物活性水施設の培養調整が完了しプラントの稼働が始まりました。萩原フルーツ農園は、やまなし自然塾のメンバーで、常に安心で美味しい果物(ぶどう、さくらんぼ)の生産を目指しています。観光客向けにぶどう狩りなどができる観光農園にもなっている果樹園で、他にも出荷用、ワインやドレッシング、あんぽ柿などの加工用の果樹も栽培しています。
 農園がある場所は、山梨県の東北部の傾斜地(南斜面)にあり、標高は約五百m、正面には遠く富士山の山頂が見え、目の前に広がる甲府盆地はまさに絶景です。栽培面積はブドウ一・七ha、桃一・一ha、さくらんぼ〇・四ha、その他に柿などを含め約三・五haです。
 今回のプラント設置は、資源循環型の果樹園をアピールし、取り組みを理解してもらうため、来園したお客さんがプラントの見学ができ、デモプラントとしても活用できるようにという萩原一会長の意向と、生物活性水を使って様々な栽培実験をしてみたいという息子さんの萩原貴司社長の願いがプラントの導入へとつながりました。プラントは、ワインの移送用コンテナ(一〇〇〇リットル)五基を再利用して設置しています。培養調整は、原水(井戸)とBM活性堆肥(やまなし自然塾会員の黒富士農場製)を原料にして調整に入りました。今年の冬は寒いばかりか、穏やかでない天気が続いています。「四月から農園は忙しくなってきますが、BMW技術の取り組み(生物活性水を使用)は、どのような実験をはじめるか少しアイディアはあるが、山梨大学の御園生先生に相談するなどして始めたい」と萩原貴司社長は話していました。やまなし自然塾は萩原貴司社長のように若い世代の跡継ぎたちが増えてきています。先輩達の培ってきた技術や知識、取り組みを引継いで行く中で、BMW技術も同じように率先して利用していく気配が感じられます。同じくやまなし自然塾のメンバーである澤登氏も生物活性水プラントの導入を検討しているとのことでした。今後の萩原フルーツ農園とやまなし自然塾の取り組みに期待します。
 やまなし自然塾は山梨県内の有機栽培を目指す果樹や畜産農家、また写真家やオーガニックレストランのオーナーなど、様々な業種の仲間が集い定期的に勉強会や公開講座、オーガニックフェスタなどの季節イベントなどを行っています。
 現在会員は五〇名を越え、やまなしでしか味わえない、自然栽培の美味しい農産物作りを目指しています。
   (報告:㈱ 匠集団そら 星加 浩二)

Author 事務局 : 2012年05月01日22:26

【AQUA242号】米沢郷牧場にてプラントの点検・管理方法の学習会

 三月一七日に山形県東置賜郡高畠町にある米沢郷牧場にて、プラントの管理方法や点検方法についての学習会が行われました。米沢郷牧場代表の伊藤幸蔵氏(協会理事長)の「今まではプラント担当の職員が二人で管理をしていたため、プラント担当者は農場ごとに配置していなかった。今後は現場ごとに担当をおいて各自がプラントの管理をすることによってBMW技術を学んでいける方向に変えて行きたい。」の意向を受けて行われた学習会は、講師に匠集団そらの星加氏と協会事務局長・秋山、参加者は米沢郷牧場の各農場のプラント担当者、ファーマーズクラブ赤とんぼの職員あわせて約一五名でした。
 学習会の内容は「プラントの仕組み・管理方法」についてです。学習会では米沢郷牧場のプラントの現状報告と課題点、改善点などをふまえて説明することにしたため、米沢郷牧場の四つの農場(養鶏:ブロイラー)に設置されている六つのプラントの稼働状況を確認した翌日の朝から昼まで行われました。(米沢郷牧場グループには飲水改善プラントが五か所、生物活性水プラントが三か所ありますが、このうちリムジン牧場の飲水改善と生物活性水ラントは学習会当日に現場で点検作業を行う時に行くことになりました。)
 はじめに伊藤代表から「米沢郷グループではBMW技術の取り組みを始めて約二〇年。最近は新しく入った若い職員も増え、あらためてみんなでBMW技術を基礎から学んでいけるような形をつけるためにも、各農場に担当者を設けることにしました。一日でBMW技術のすべてが学べるわけではないですが、今後のためにも今日は、まずプラントの管理方法と点検方法を学びたいと思いますので宜しくお願いします。」と挨拶があり、続けてBMW技術の基礎の部分の話をされました。
 次に星加氏からはBMW技術のプラントの種類(仕組み)、管理方法に関する説明がありました。「プラントには飲水改善、生物活性水、簡易尿処理、排水処理(食品加工場、家庭用雑排水)、中水利用、のプラントがあります。検査のための簡易なパックテストもあります。できれば定期的に亜硝酸態窒素や大腸菌等の検査をして下さい。また、飲水改善で言えば水の汚れや浮遊物がないかも確認してください。生物活性水ですが、一槽目の堆肥の投入頻度は、EC(電気伝導度)の数値が〇・八μS/cm以上になるように。尿処理水を使ったり、家庭用雑廃水だったり、もちろん堆肥もそうですが原料によって数値が異なるので最低でも〇・八は保って下さい。この数値は微生物の量やエサの量を示す値となりますので、これを基準に堆肥の投入をするようにしてもらってもいいと思います。一回に投入する堆肥の目安量は水一tに対して五kgです。リアクター塔の充填材は半年に一回の交換が必要です、軽石と充填材(ペレット)を投入するのですが、これはこの後から現場に行くのでその時に説明します。」
 最後に秋山から米沢郷牧場のプラントの状況に関して「プラント自体は一部を除いてはしっかり動いています。一部ブロアが故障していて曝気(エアレーション)が弱くなっている部分がありました。生物活性水に関してもECが低く、今日星加さんから説明のあった基本的な部分を点検表など作成して定期的に点検できるような仕組みを農場ごとに作り、計測は毎日ではなくてもいいかもしれませんが、エアの状況や水質の目視検査などは毎日行った方がいいかと思います。」と話しました。
 会議室での学習会が終わり、リムジン牧場へと移動しました。ここには生物活性水施設と飲水改善施設がありますが、実際にプラントを前にして充填材(ペレット)の交換、エアレーションの調整、ブロアの点検方法などの説明が星加氏より行われました。「ペレットの交換方法ですが、まず古い中身を出して下さい。リアクター塔を洗った後に軽石とペレットを交互にサンドするような形で投入してください」。担当者のひとりが実際に軽石と充填材をリアクター塔に入れていきます。さらに星加氏から「中身はリアクター塔の蓋の部分までいっぱいにはしないで(軽石の量を調整しながら)八分目ぐらいにしてください。リアクター塔には直接エアーレーションされるので、中味が動く余裕(エアーや水が全体に行きとどくよう)を残しておきます」。この後もエアレーションの調整方法やブロア―の消耗部品、その交換方法などについての説明が続きました。参加した担当職員はひとつひとつをメモに取りながら熱心に聞いていました。二月号と三月号での九州の点検報告でも書かせてもらいましたが、BMWプラントの日々の管理や点検方法に関して、プラントを所持されている方(団体で所持されてるところは担当者)と確認することが必要だと感じ、その確認作業を事務局では始めています。
(報告:BMW技術協会事務局 秋山 澄兄)

Author 事務局 : 2012年05月01日22:26

【AQUA242号】アジアからのBM便り

中国「みどり農場」のメンバーが、フィリピン「カネシゲファーム」を視察しました。

 二月四日〜七日の間、中国・常熟市にある「みどり農場」のメンバーが、フィリピン・ネグロス島にあるカネシゲファームを訪れました。メンバーは載海燕氏をはじめ三名で、視察とカネシゲファームのメンバーとの交流を行いました。みどり農場では地元の常熟市からの要請で、BMW技術を使った環境保全型の養豚モデルを導入する計画をしています。導入するにあたり、BMW技術を導入している数か所の養豚場を視察したい希望があり、今回の視察が行われました。また、昨年の全国交流会でのカネシゲファームの取り組みの発表を聞いた載氏が、みどり農場のメンバーにも養豚場の視察だけではなく、カネシゲファームの取り組みや研修生達の姿を見て何かを学んでほしいという思いもあったとのことです。視察を終えた、みどり農場の農場長の田(ティン)氏は「今まで自分が考えていた農業、仕事が少し間違っていたように感じました。家族の為、自分の為に必死に頑張っている研修生を見て、自分ももっと頑張らねばいけない。本格的に養豚をやることになったら、今度は時間をかけて研修に来させていただきたいです。」と話していました。
(報告:BMW技術協会事務局 秋山 澄兄)

Author 事務局 : 2012年05月01日22:25

【AQUA242号】アフリカ・ザンビア農業指導レポート2

「栄養不足・貧困の解消と
 アフリカの食料安定生産を目指して」

㈲千葉自然学研究所   
 礒田 有治

 アクア二月号では、昨年、九月の訪問時の農業調査等で明らかになった『極度に痩せた土』が、ザンビアの栄養不足と貧困の直接的な原因であること、一方でザンビアの農業潜在能力は、非常に高いこと等について、報告した。今号では、一一月〜一二月のザンビア訪問時に実施した農業技術セミナーと、中・小規模農家での現地指導、資源調査等について報告する。

ザンビア農業畜産省・天然資源開発大学との共同で農業技術セミナーを開催
 昨年の一一月末〜一二月中旬、再度、ザンビアを訪問した。今回の目的は、九月の調査で明らかになった『極度に痩せた土』の「土づくり」をどのようなステップで実現し、生産現場で、どう取組んでいくか――である。具体的には、現場の生産者と、生産者を指導する普及員等の指導層とともに、先ず共通認識を持つことを最大のポイントに置き、農業技術セミナーの開催や、現場での農業指導、資源調査等を実施した。
 農業技術セミナーは、ザンビア農業畜産省、同省所管の天然資源開発大学との共同で三日間の日程で開催した。内容は「土壌をどう改良し、どのような手順で、生産性を上げていくか」をテーマに、先ず各圃場の土壌状態を把握する土壌分析の重要性とその具体的方法を知り、植物生理や作物栽培の本質等を学ぶもの。生産者リーダーや農業技術指導者層の普及員、農業畜産省、農業研究所職員、現地JICA関係者らが参加した。
 講師には、協会でこれまで取組んできた〜自然学を実践する〜土と水の学校「有機栽培講座」で講師を務めていただいた㈱ジャパンバイオファームの小祝政明氏に、はるばる日本から来ていただいた。
 セミナーでは、日本から持込んだ小型土壌分析器での分析実習もカリキュラムに取り入れた。現場で土壌分析が実施でき、土壌の状態を把握できることに参加者は、非常に関心を持ち、熱心に実習に取組んでいた。セミナー終了後に分かったことだが、ザンビアには、土壌分析器が国内に四つしかないため、分析を依頼しても、結果が判明するのは数ヶ月後となる。結果として、生産圃場の有効な土壌分析は、ほとんど行なわれていないのが現状である。この小型土壌分析器については、小祝氏の好意により、農業畜産省に寄贈し、普及所等で活用してもらうこととした。
今回の農業技術セミナーには、ザンビアの有機農業関係者(注1参照)からも高い関心が寄せられた。ザンビア有機農業生産者・加工業者協会(OPPAZ)に、セミナー内容について報告したところ、非常に高い評価と関心が寄せられた。同協会からは、今年五月に開催される同協会が主催となっている第二回アフリカ有機農業会議(注2参照)への参加と発表を要請されている。現在、同協会とは、①植物生理に基づく高品質・多収穫有機栽培方法②資源循環型農業としてのBMW技術③有機栽培を中心とした日本の産直運動等について、発表内容を協議している。

活用が図られていない地域の有機・鉱物資源
 中・小規模農家、それぞれの現地指導では、土づくりにおける有機物の重要性と、身近な有機物等、地域資源を活かした具体的方法の検討や、比較栽培実験等を実施した。
 ザンビアの生産現場では、作物残渣や、雑草、枯れ草等、身近に土壌を改善する有機物資源があるにもかかわらず、それらが、土づくりに有効に活用されていないのが現状だ。畜産も庭先養鶏をはじめ、粗放的畜産のため、有機資源としての畜産糞尿の生産への利用意識は、ほとんどない。このため、それら有機資源を極力、生産に活用して、土づくりを行うことや、牛糞堆肥+化成肥料、化成肥料のみの葉物野菜による比較栽培実験区を設け、その違いを生産者に体験してもらうこととした。
 資源調査は、セントラル州のムクシ市にて、地元生産者らと一緒と、鉱物資源調査を中心に行った。鉱物資源調査に費やせる時間は、わずか数時間程度であったが、その短い時間の中で、ドロマイト(苦土石灰)、鉄・マンガン等、土づくりに有効な資源が豊富にあることを確認することができた。また、関係者から入手した資料からリン鉱石も存在することも確認された。ザンビアは、やはり資源国であり、その農業潜在能力の高さを確信できる要因の一つである。
 ただし、ザンビアでは、こうした鉱物資源がほとんど、農業分野に活用されておらず、生産は、輸入化学肥料に依存しているという大きな矛盾がある。有機資源と鉱物資源、双方の地域資源があるにもかかわらず、その有効活用は、ほとんど図られていない。
 翻ってみれば、それは、戦後、日本が辿ってきた農業生産の歴史と重なる。食糧増産を目的に化学肥料栽培中心の無機的農業生産の普及が図られた結果、それまで、生産者が長い年月をかけて行なってきた身近な地域資源を利用した土づくりが軽視され、持続可能な農業生産に赤信号を灯した。そして、現在は、先人達が行ってきた土づくりの重要性が再評価されている。多少の時間差や風土等の違いはあるもののザンビアで起きている現象の本質は、日本と大きくは変わらない。BMW技術も、それらの経験の上に立脚し、地域資源循環型の適正技術を追求してきた。
 今回の農業指導では、本来の目的である生産性の向上について、その方法論の入り口の一つを紹介したに過ぎない。事業対象地域の生産者からは、次のステップを学びたいとの要望が寄せられている。また、資源調査後には、生産者から「うちの畑には、こんな岩石(鉱物)がある。これはどのような石で、どのような効果があるのか」との反応も早速、寄せられた。
 今後のアフリカの人口の増加と食料問題を考える時、ザンビアの農業潜在能力を活かすことができるかが、一つのキーポイントになるのではないかと思っている。その際、単位面積当たりの収穫量が高い日本の農業生産技術は、同国の農業生産性向上に非常に貢献できるものと考えている。欧米主導型の大規模農業生産は、環境への負荷が高く、生産性の向上も、先が見えており、ザンビアの国策であるNON・GMO生産も脅かしかねない。マクロの視点で生態系の物質循環(資源循環)を捉え、技術と生産・生活方法を提唱するBMW技術の理念と技術の本質は、ザンビアでも非常に重要かつ有効と考えている。
 『極度に痩せた土壌の改善』『栄養不足・貧困の解消』等、課題はそれぞれ重く厳しいが、現地の生産者の人々と、互いに問題意識を共有する中で、引き続き、課題解決に向け、取組みを続けていきたい。


注1:ザンビアの有機農業者=現在、ザンビアにおける有機農業生産者は、一〇五グループ、約五千人ほどとされている(OPPAZ調査)。ザンビアの総農家戸数約百三十万戸(二〇〇〇年センサス)からすると、有機農業生産者数は、まだ、その一%にも満たないが、取組み生産者は、農業収入の一定の向上が図られており、今後の動向が、注目されている。
注2:第二回アフリカ有機農業会議=二〇一二年五月二日〜四日、ザンビア・ルサカ市で開催される有機農業の国際会議。会議では、生物多様性を実現した有機農産物生産、種子生産、温暖化の緩和、食料安全保障を実現した有機農業プロジェクト、有機農産物のマーケティング(地場流通、広域流通、輸出入等)等について各国から報告と交流を行う。約三〇のアフリカ諸国が参加する予定で、ザンビア農業・畜産省、PAM(ザンビア栄養失調対策プログラム)、FAO、UNCTAD、EU、GTZ、IFOM(国際有機農業運動連盟)、African Union等が協賛団体になっている。

Author 事務局 : 2012年05月01日22:24

【AQUA242号】関西にてBMW基礎学習会が行われました

 三月三日(土)、関西の六つの生協の理事、職員を対象にしたBMW基礎学習会が行われました。生活クラブ大阪、京都エルコープ、エスコープ大阪、生活クラブ滋賀、生活クラブ奈良、生活クラブ都市生活の関西六生協の理事、職員一一名が参加、場所は大阪市内にあるエルおおさかにて開催されました。学習会は豊下勝彦協会常任理事より、ポークランドグループでのBMW技術導入の経緯、導入後の効果などポークランドグループ全体の取り組みをふまえての話がありました。礒田有治協会理事からはBMW技術の基礎ということで、協会設立の経緯や歴史に始まり、飲水改善、生物活性水などプラントの種類とその機能について、耕作におけるBMW技術の活用法などの話がありました。学習会後には伊藤理事長から昨年の一〇月の協会法人化について、設立趣意と今後の活動計画をふまえて話があり、未加入の団体から参加された方への加入の要請を行いました。
   (報告:BMW技術協会事務局 秋山澄兄)

Author 事務局 : 2012年05月01日22:23

【AQUA242号】第二二回BMW技術全国交流会に向けて、第一回全国交流会実行委員会が開催されました

 昨年の福岡で行われた全国交流会において、次回は高知での開催となることが発表されました。高知では一九九八年に第八回大会が行われており、一四年振りの開催となります。二月一四日(火)には第一回の実行委員会が高知市内で開催され、山本優作協会理事を中心に夢産地とさやま開発公社、大川村、津野町、四万十町、BMW技術協会から七名が出席、一一月の開催に向けて話し合いが行われました。実行委員は高知から七名、協会から伊藤幸蔵理事長と事務局・秋山の二名を加えた九名、実行委員長には大川村村議会議長の朝倉慧氏、事務局長に山本優作協会理事が決まりました。朝倉氏は「長い間、BMW技術とつきあってきた、大川村は四年前に常任理事会を開催していただき、見学の際には皆さんにアドバイスをたくさんいただいた。その後、新規で養鶏の取り組みを始め、新しいプラントも導入して現在に至っている。BMW技術への恩返しといいますか、自分の最後のお役目としても実行委員長を引き受けさせていただきます。」と話された。
 なお、開催日程は一一月一六日(金)〜一八日(日)の三日間(三日目は視察のみ)、開催地は高知市内のホテル「三翠園」を予定しています。次回の実行委員会は四月六日に開催予定、ここでは大会テーマとスケジュールの大枠を決めていくとのこと。南国・高知での大会、無事開催されますように。
   (報告:BMW技術協会事務局 秋山澄兄)

Author 事務局 : 2012年05月01日22:22

【AQUA242号】三月度BMW技術協会常任理事会報告

 三月二八日(水)一五時から東京都千代田区飯田橋の研究社英語センター会議室において、三月度の常任理事会が行われました。前回二月二日に行われた常任理事会以降のBMW技術普及状況、三月二七日時点での会員数動向、法人化後の二〇一一年度の決算見込みの報告、二〇一二年度の活動計画、予算案等に関しての提案等がありました。また、新規入会ということでパルシステム山梨(法人会員)が了承されました。次回は五月に開催、六月には全国理事会を開催するということが決まり閉会しました。
(報告:BMW技術協会事務局 秋山澄兄)

Author 事務局 : 2012年05月01日22:21

【AQUA242号】3・11福島県民大集会報告

 「3・11原発いらない!福島県民大集会」に参加しました。会場は福島県郡山市にある開成山野球場。主催者発表で一六〇〇〇人が集まりました。会場は福島県内外から参加された人々で満員でした。指定の内野席だけでは入りきれず、外野席も開放されましたが、「外野席は除染が済んでおりません。お子様の立ち入りはご遠慮ください」とのアナウンス。内野席の線量は一.一五μシーベルト/毎時だったので、外野席はそれ以上だったのでしょう。かなり高いレベルでした。
 集会後のデモ行進で、郡山市の住民が街を歩く姿をみかけましたがマスクをしている人は皆無でした。子供達の健康は大丈夫なのでしょうか?
 3・11福島県民大集会は加藤登紀子のコンサートから始まり大江健三郎、福島の人々の訴えと続きました。
 
大江健三郎氏の発言
 原発は技術的に制御できていなかった。特に地震対策は何もされてなかった。これか  らの地震の危機が叫ばれているが、原発の再稼働が進められようとしている。
 もう一度原発事故があれば、将来の人々に私たちは責任がとれない。将来について、経済的・政治的責任より、倫理的責任を取らなくてはいけない。私たちの責任は絶対事故を起こさせないことである。それは原発をなくせば可能である。
 私たちは将来校庭に並んだ、全ての小学校、中学校、高校で、校長先生の話を聞くだろう。『皆さん!全ての原発が廃止されました』と。それを実現しよう。
 
 最後に集会宣言が読み上げられ、二時間の集会は終了しました。集会宣言の最後の言葉には、「原発はもういらない!」私たちは全国民に向け高らかに宣言します。
 一度起これば極めて広範囲に取り返しのつかない被害を及ぼし、人々や地域から未来を奪い取ってしまう放射能災害を、二度とこの国土に招いてはなりません。私たちはすべての心ある人々に呼びかけます。福島の犠牲者を無駄にしないために、ともに「原発はいらない!」と声を大きく挙げましょう。
   (報告:BMW技術協会事務局 大田 次郎)

Author 事務局 : 2012年05月01日22:20

【AQUA242号】事務局の活動報告

・三月三日…関西六生協にて「BMW技術の基礎学習会」が行われました。
・三月八日〜九日…パルシステム岩槻センター、パルシステム埼玉(蕨、三芳、白岡の各センター)の特養老人ホームオリーブの中水利用施設の点検が行われました。
・三月一一日…福島県郡山市にて「原発いらない!三・一一福島県民大集会」に事務局・大田が取材を兼ねて参加しました。
・三月一四日…農林水産省が開催する「有機農業推進意見交換会」に事務局・秋山、大田が参加しました。
・三月一六日…山形県高畠町の米沢郷牧場にてプラント管理についての学習会を開催しました。
・三月一七日…山形県村山市の㈱パルミート山形事業所にて排水処理及び、中水利用施設の点検が行われました。
・三月二二日…中国・山東省及び大連市の農業関係者が土佐山のBMW施設を視察しました。
・三月二三日〜二五日…北海道・田村農園のプラント点検が行われました。
・三月二八日…三月度常任理事会が開催されました。
・三月三〇日…萩原フルーツ農園の生物活性水培養調整が終了しました。

Author 事務局 : 2012年05月01日22:17

 
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