« 酪農でのBMW技術の具体例 | メイン | BMW技術の具体的使用例 »

2005年07月11日

養豚でのBMW技術(生物活性水)使用例

養豚でのBMW技術(生物活性水)使用例
1.養豚の場合

(1)家畜の飲み水を改善する
 ○飲水を改善する
  全ての生き物にとって水は非常に大切です。ですから、家畜にBMW技術を適用
  する場合、まず家畜の飲み水を「生き物に良い水」に改善することから始めます。
  その為にBMW技術飲水改善施設を導入します。
 ○BMW技術飲水改善施設の導入
  河川や地下水等の原水をタンクに貯めて、BMW技術により精製させます。
  結果できた水は「生き物にとって良い水」深山の清流に流れる水のようになります。 
☆期待される効果は?

  1.その改善された水を飲ませると、
   家畜の腸内細菌が整えられ健康になり、糞尿の臭い が抑えられます。
   
抗生物質等使用せずに育てられます。
  ☆飲水改善された水に「生物活性水」を混ぜて飲ませる。
  飲水改善施設で改善された水に「生物活性水」を500〜1,000倍になるよう希釈した
  水を鶏に飲ませます。こうすることにより更に効果が高まります。


(2)畜舎に生物活性水を噴霧する

 ○生物活性水の原液を豚舎に噴霧します。
  1日1回豚舎に生物活性水の原液を数分間噴霧します。
 ○豚の洗い水や豚舎の清掃に生物活性水の原液を使用する
  豚を洗う時や豚舎を洗浄する時に生物活性水の原液で洗います。。
 ○糞を堆肥化する時に生物活性水を噴霧する
  1.糞を堆肥化する際の、始めの水分調整時に使用して水分65%前後にします。
  2.堆積後、切替し時に生物活性水の原液を噴霧します。堆肥1�当り原液10�程度
  3.畜舎同様に生物活性水の原液を噴霧します。(1日数回、数分間)
  
☆期待される効果は?

 環境面での効果
  1.畜舎に生物活性水の原液を噴霧する事により牛舎全体の微生物バランスを
   整えて畜舎の臭いを軽減します。
  2.豚の皮膚が綺麗になる。
  3.ハエの発生が少なくなる。
  4.豚の消化器系と肝臓が健全になる。

 経済面での効果
  ㈰育成率の向上
  ㈪飼料要求率の向上
  ㈫産子数の上昇
  ㈬出荷が10日程早くなる
  ㈭肉質の向上

*BMW技術の効果を発揮させる為には、消毒や抗生物質の使用の投与は避けるのが最良です。


■タイ王国ペップリ県バンラート郡での事例

MW技術施設は日本全国で200以上建設されています。
近年、日本だけでなく、アジア地域にもBMW技術が普及が始まっています。

2001年に東南アジアのタイ王国のバンラート郡にBMW技術が導入されました。
バンラート郡はタイの首都バンコクより南西130kmに位置し稲作を中心とした農村地域です。
この地域のバンラート農協と日本の生活協同組合連合会首都圏コープ事業連合が無農薬バナナの国際産直提携を結びました。産地での環境保全型農業を推進する具体的な手段としてBMW技術が導入され、飲水改善施設と生物活性水施設が建設されました。

バンラート農協の生産者、マノップ・プムラーさんは、豚舎の臭いに困っており、それを解決
する為に、デモ生物活性水施設から生物活性水を分けてもらい実験をしてみました。
(2002年8月開始10月効果確認)

その結果をご紹介致します。

 

こんな養豚場です。
マノップ・プムラーさん(右端)
飲水槽に花崗岩を入れて曝気
 
生物活性水の実験方法と効果は次のとおりでした。
(1)家畜の飲み水を改善する
 ○飲水を改善する
  本来ですと、飲水改善施設を導入することが一番良いのですが、今回は通常の水に
  生物活性水を添加して、効果を見ました。
  豚の飲み水に1000倍になるように生物活性水を希釈して飲ませています。

(2)畜舎に生物活性水を噴霧する

 ○生物活性水の原液を畜舎に噴霧します。
  マノップ・プムラーさんの所では1日数回各豚舎に生物活性水の原液を数分噴霧しました。
 ○豚の洗い水や豚舎の清掃に生物活性水の原液を使用する
  又、豚を洗う時や豚舎を清掃する時に生物活性水の原液で洗っています。

 ☆効果は?
  1.豚がイライラしなくなった。生物活性水使用前は、噛み付き合っていたが、
   使用後はそれがなくなり、良く眠るようになった。
  2.豚舎の臭いが非常に少なくなった。
  3.豚舎のハエが少なくなった。
  4.皮膚病の豚に生物活性水(原液)をかけていたら、治ってしまった。
  5.豚が健康になったように思う。

  以上がマノップ・プムラーさんの感想です。
  とにかく臭いが減った事でBMW技術は効果があると喜んでいます。

豚がイライラしなくなった
おまけに良く寝るように
生物活性水に集まる豚達
生物活性水を噴霧
周りはバナナ畑
バンラート郡の生物活性水施設
その他の事例
■ポークランドでの事例(秋田県)
ポークランドでの効果(秋田県)
 秋田県鹿角郡にあるポークランドは、繁殖用母豚3000頭、年間出荷数75000頭の規模で
 SPF一貫農場です。設立当初からBMW技術の飲水改善施設、生物活性水施設、処理施
 設を導入しています。
㈰家畜の飲み水を改善する
 ○地下約100mから組み上げた地下水を飲水改善施設により「生き物に良い水」に改善
  しています。
 ○更に、飲水改善された水に「生物活性水」を1%の割合で添加して1日〜5日精製します。
㈪豚舎に生物活性水を噴霧する
 ○各豚舎には常時、生物活性水施設から自動的に生物活性水が供給され、細霧用配管
  にてノズルによる細霧を1時間毎に数分間行っています。
 ○合わせて人が動力噴霧器を使って生物活性水を噴霧しています。
 
同じくBMW技術簡易尿処理施設で処理された処理水は、各豚舎の洗浄に使用してい
  ます。もちろん消毒は行っていません。
☆効果は?
 ポークランドでは始めからBMW技術を導入した為、成績の変化がみられませんでしたが、
 下記の全農SPF農場の平均値を見れば、解ると思います。
 ポークランドはSPF豚認農場の中で最大級の規模があり、人手をかけられない状況の中
 での成績です。(平成13年度平均)
項目 ポークランド 全農SPF全国平均
分娩率 92.1% 84.1%
母豚回転率 2.55回 2.37回
総産子数 12.7頭 11.5頭
肥育日齢 164.3日 データ無
出荷体重 111.6kg データ無
肥育豚飼料要求率 2.48 データ無
農場飼料要求率 2.93 3.18
薬品代 91円 258.11円
全国コンベ農場平均
1,498円(全農調べ)

☆BMW技術飲水改善施設とは
 B=バクテリアとM=ミネラルによりW=ウォーター(水)を「生き物に良い水」に
   変える施設です。家畜の飲み水用のタンクにバイオリアクター塔を組み込み、
   各種の自然石を設置して曝気して精製します。

☆BMW技術生物活性水とは

 BMW技術により作られた微生物の代謝物とミネラルの凝縮液
 完熟堆肥から作る方法と家畜の尿から作る方法がある。
 生物活性水は植物(野菜、果樹、稲等)や家畜(牛、鶏、豚等)の健康を促進し、薬(農薬
 抗生物質等)に頼らずに、地域循環農業を実現させるのに大変役に立ちます。
 家庭での消臭(台所、トイレ、ペット)にも、利用できます。

BMW技術施設の種類、詳細については、「(株)匠集団そら」へ

Author 事務局 : 2005年07月11日 13:25

 
Copyright 2005 Takumi Shudan SOLA Co.,Ltd All Rights Reserved.