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2007年01月31日

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岩木川流域の「土と水の再生」への第1歩
藤崎町で農業集落排水処理施設改善に着手、調整稼動始まる

 青森県藤崎町の常盤地区農業集落排水処理施設では、昨年11月からBMW技術による同処理施設の改善に取組み、現在、調整稼動に入っています。
 同施設の改善事業は、BM技術協会が提唱している水源地から河口まで、流域の「土と水の再生」を図るという、岩木川での具体的取組みの第一歩となります。

 昨年の第16回BMW技術全国交流会は、~BMの原点に戻る~「地域の土と水の再生を」をテーマに開催されましたが、世界遺産・白神山地が源流となっている岩木川の中流域に当たる藤崎町での今回の取組みが、今後、上流及び下流の市町村や人々の連携した活動につながる事を地元及び協会関係者等から期待されています。
 今回の農業集落排水処理施設の改善事業は、㈱NIPPOコーポレーションと㈱匠集団そらとの共同作業で実施されました。2005年10月に同処理施設で行われた悪臭防止確認実験の成功を受けて、実施されたものです。悪臭防止確認実験では、実験開始後、約二週間で悪臭の原因となっている硫化水素や、アンモニアは、検知されなくなり、小田桐智高藤崎町町長じきじきに確認に立ち会っていただきました(2005年11月アクア167号参照)。
 また、BMW技術による農業集落排水処理施設の改善は、昨年の全国交流会での視察コースとなっていた石川県能美市の事例では、悪臭防止の他、安定した処理水質を保つとともに、余剰汚泥の大幅減容に成果を上げ、汚泥処理費用の大幅削減に寄与しています。
 常盤地区農業集落排水処理施設では、調整稼動中の現在、悪臭もほとんどなくなり、5月までをめどに調整が行われ、今後、詳細なデータを蓄積していく事にしています。
(報告 (株)匠集団そら 星加浩二)

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Author 事務局 : 2007年01月31日 14:35

 
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