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2008年03月01日
韓国・済州島で、BMW技術導入10年記念行事を開催 【AQUA194号】
一月八日、韓国の済州島の済州ホテルで、韓国BMW技術導入十周年記念行事が韓国BMW技術協会主催、㈱そらインターナショナルコリアの協賛で開催されました。
当日は、地元済州島の会員や韓国本土からの会員及び関係者約五〇人が集まり、韓国の楊平郡に初めてBMW施設が導入されてから、十周年を記念する祝賀式典が行われました。日本からは、椎名盛男常任理事、生田善和常任理事、伊藤幸蔵常任理事と事務局の礒田、㈱匠集団そらから星加浩二氏、秋山澄兄氏、町田晃子氏の七人が参加しました。式典の翌日には、済州島内のBMW技術導入施設及び農場視察会が実施され、その活用状況を見学しました。
式典は、キム・ヤムフーン済州市長の「BMW技術導入十周年を記念する意味深い行事を済州市で開催することを、済州市民と共に心から歓迎し、お祝いいたします」との来賓挨拶に始まり、続いて、チョン・ホンギュー韓国BMW技術協会会長から「 BMW技術導入十周年に参加していただいた済州市長をはじめ、楊平郡の元郡守、日本からの参加者の皆様、韓国全国からの参加者の皆様に感謝を申し上げます。地球温暖化の時代に、特に遺伝子の組み換えが乱舞する今の時代に、BMW技術を通して韓国と日本、なお中国と北朝鮮が技術を交流して、畜産廃水の問題を解決し、農業の問題を解決し、食料や汚染の問題を解決することで、東北アジアの生命共同体をつくって平和を与える技術になることをお祈りいたします 」と歓迎の挨拶が行われました。
次いで、ミン・ビョンチェー元楊平郡郡守と慶南ハンサリム生産者代表のキム・ビョンチェー氏から祝辞が述べられました。
日本から参加した生田常任理事は「私は、日本の生活協同組合におよそ四〇年近く取組んできました。生活協同組合は、組合員の命と暮らしを守る取組みです。現代的に言うと、組合員の大きな課題は、健康と暮らし、そして自然環境を守ることです。暮らしと自然を守る取組みの柱は、農業との連携で、私達はその取組みを産直運動と呼んでいます。産直運動の基礎となるのは、人と人とのつながりでもあります。ものと金の動きだけではなく、生産者の生産物に対する意思でもあります。その産直運動での生産者の技術の中心がBMW技術であると確信しています。その技術が中心となって、私達の食の安全が守られていきますし、自然環境も保全されていきます。私達の産直運動の中心を担うBMW技術運動が、日本でも、さらに発展していくように我々は取組んでいきたいと思います。そして、この間、私は韓国で、色々なBMW技術の生産者の取組みを見せていただきました。その最初は楊平での、第一回アジアBMW技術交流会への参加でした。あの六年前の取組みの感動とともに、今このように、済州市長の参加もいただいた盛大な会に対し、感動しております。世界の資本主義の動きは、私達の生命と暮らしを脅かす状況にあります。ヨーロッパやアメリカと違うもう一つの文化を持っている東アジアにおける日本と韓国が、これからどのような世界をつくっていくのか、大きな力になると思います。有機農業の広がりが日本、そして、隣の同胞である韓国の社会で広がっていくのを非常にうれしく思います。三年前から、アルファコープおおさかと釜山生協との交流が始まり、お互いに行き来をしてまいりました。BMW技術が韓国の生協にも広がり、東アジアの新環境農業の拠点ができることを期待します」と祝辞を述べました。
続いて挨拶にたった伊藤常任理事は「本日は、十周年にお招きいただき、感謝しております。会長をはじめ、赤とんぼ、米沢郷牧場に視察に来ていただいた方のお顔を拝見できて、大変うれしく思います。今、農業、環境の状況は非常に難しい状況にあると思います。特に農業の問題は、自分達の努力だけでは解決できないことが、次々と起こっています。それは国と国との経済の話であったり、地球規模の環境の問題であったりします。それを解決するのは、人だと思っています。そういう意味でBMW技術のミネラルというのは、その土地の土であるし、Wの水は、命でもあります。バクテリアは、そこに住む人も含めたバクテリアです。これらの力を正しく、方向付けることによって、地域を変え、世の中を変え、世界を変えていく力を私たちは持ちたいと、思っています。BMW技術というのは、人を育てる技術であるとも思っています。その点で言えば、私も色々な方とお会いして育てていただきましたし、日本の農家や消費者の方にも理解をしてくれる若い仲間ができつつあります。韓国の皆さんとも今後とも交流をしながら仲間を増やして、よりよい地域、よりよい環境をつくるために努力していきたいと思います。一緒に頑張っていきましょう」と祝辞とともに、韓国の会員の方々にエールを送りました。
式典では、十周年を記念したケーキの入刀、そして、韓国BMW技術協会から、椎名常任理事に感謝のプレートが送られました。
最後にチョン会長から、㈱そらインターナショナルコリアのハ・ジョンヒ代表取締役とソ・ボフン氏が紹介され、これまでの韓国でのBMW技術普及への努力をたたえるとともに、「今後も、そらインターナショナルコリアが韓国のBMW技術普及の牽引車となってほしい」と、述べました。
これを受けてハ代表からは「この十年間、チョン会長や椎名常任理事、生田常任理事、他にも大勢の皆様のご協力のお陰で、韓国のBMW技術が今日まで続けられてきたと思います。特に本日、貴重なお時間をいただき、この十周年をお祝いするためにご参加いただきました皆様に、心から感謝を申し上げると共に、今後皆様にご恩返しをするためにももっと頑張りたいと思います。どうもありがとうございました」と、挨拶が行われました。
式典の翌日の九日には、済州島のBMW技術導入施設、農場の視察が行われました。最初に訪問したのは、「済州緑の命の共同体」の生物活性水施設です。養豚家とミカン農家等七人が中心となって施設をつくり、二〇〇〇年六月から稼動しています。生物活性水は七人で利用する他、会員制で販売も行われています。
続いて訪問したのが、前述の施設でつくられた生物活性水をミカン栽培に活用している「ウンモル農園」です。同農園では、六年前からミカンの無農薬栽培に取組み、昨年、有機認証を取得しています。農園主のキム・ビョンジュンさんは「ミカンの有機栽培に生物活性水は欠かせない」と話します。同農園のミカンは、一般栽培ミカンの約十倍の価格で取引されているとのお話でした。
最後に訪問したのは、養豚に飲水改善と簡易尿処理・生物活性水施設を導入した「ホチャン農場」です。視察当日、生物活性水施設の培養調整が終了し、できあがった生物活性水を初めて汲み上げるセレモニーが行われました。同農場は、ミカン栽培との複合経営が行われていますが、視察参加者も、今後の同農場でのBMW技術の活用に大いに期待を寄せていました。 (まとめ:礒田有治)
Author 事務局 : 2008年03月01日 11:25