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2009年05月01日

千葉BM技術協会 研修会を開催【AQUA208号】

  野田市の「ウェル&グリーンファームのだ」を視察
茨城開催の「花崗岩フィールド調査及び学習会」及びキックオフ集会にも合流

 三月八日、千葉BM技術協会主催の研修会が開催されました。千葉協会会員の(農)和郷園、生活協同組合パルシステム千葉、(農)新生酪農クラブ、㈱新生酪農等から一三人が参加し、午前中は、千葉県野田市のパルシステム千葉及びNPO支援センターちばが運営している「ウェル&グリーンファームのだ」を視察し、午後は、茨城県笠間市で開催された「花崗岩(稲田石)フィールド調査及び学習会」及び第一九回BMW技術全国交流会キックオフ集会に参加しました。
 午前中の「ウェル&グリーンファームのだ」の視察では、最初に二〇〇六年から取組まれている園芸福祉農場や、同農場やBM実験ハウスで生産されている農産物が販売されている直売所を訪問し、NPO支援センターちばの飯島弘子さんから、経過や取組み内容について説明を受けました。その後、パルシステム千葉の宮城直さんの案内で昨年、地域循環型農業をすすめるために導入された生物活性水施設や、生物活性水を利用して作られているBM菌体づくり等を見学し、最後にBM技術協会が企画している~自然学を実践する~「土と水の学校」有機栽培講座で学んだ有機栽培理論とBMW技術の融合による応用実践ハウスを視察しました。ハウスでは、山梨県の白州郷牧場で研修を受けたサンチュ栽培や、生物活性水の応用実験等が行われていました。慣行栽培との対照区を設けた栽培実験では、収穫量や品質で、良好な成果を上げているとの報告が行われました。
 「ウェル&グリーンファームのだ」を運営するメンバーは、生協職員や定年退職者を中心とするボランティアら、農業未経験者で組織されているため、農作業や栽培管理等の基礎的な部分で、まだまだ不十分な点もあります。視察した千葉BM技術協会会長で、和郷園の向後武彦副代表からは、潅水施設や、ハウスの適正管理、栽培品目等についての注意事項が指摘され、運営メンバーにとっては、貴重なアドバイスとなりました。
 ハウスの視察修了後、研修会参加メンバーは、茨城県笠間市で開催されている学習会及びキックオフ集会に合流し、全国交流会の昨年の開催県・千葉から、今年の開催県・茨城へバトンを渡しました。(報告:礒田有治)

Author 事務局 : 2009年05月01日 15:44

 
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