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2009年07月01日

【AQUA210号】「ウェル&グリーンファームのだ」をパルシステム千葉組合員が視察体験

「ウェル&グリーンファームのだ」をパルシステム千葉組合員が視察体験
NPO支援センターちば 遠藤尚志

 五月三日、地域循環型農業を目指し、BMW技術が導入されている千葉県野田市の「ウェル&グリーンファームのだ」(生活協同組合パルシステム千葉と、NPO支援センターちばが運営)の視察体験がパルシステム千葉組合員を対象に開催されました。
 本企画は、NPO支援センターちば主催の、親環境型の米作り親子農業体験「お米づくりツアー二〇〇九in 野田」(後援:パルシステム千葉、指導・後援:㈱野田自然共生ファーム)開催に併せて実施したもので、「お米づくりツアー」に参加した生協組合員一七家族四二人が「ウェル&グリーンファームのだ」の視察体験に参加しました。
 野田市江川地区での田植え体験を終え、「ウェル&グリーンファームのだ」に到着した参加者は、最初に園芸福祉農場、次に昨年、地域循環型農業をすすめるために導入された生物活性水施設を見学し、最後にBM技術協会が企画している~自然学を実践する~「土と水の学校」有機栽培講座で学んだ有機栽培理論とBMW技術の融合によるBM応用実践ハウスでの野菜の収穫体験に参加しました。
 まずは、二〇〇六年から取組んでいる園芸福祉農場にてNPO支援センターちば・遠藤と「お~い船形促進隊」(退職者ボランティア組織)代表の桐山昌之さんより、障がいを持つ人や高齢者や大人や子供、誰でもが参加できるような農業、農園づくりを目指している「ウェル&グリーンファームのだ」のこれまでの経過について説明を行いました。その後、生物活性水施設では、BM技術協会の礒田有治事務局長から、有機栽培や生物活性水についての基礎的な説明を行いました。最後に、応用実践ハウスでは、パルシステム千葉の宮城直氏から、山梨県の白州郷牧場で研修を受けたサンチュ栽培や、生物活性水の応用実験についての説明の後、実際にサンチュやシュンギク、チンゲンサイの収穫体験を行いました。
 多くの参加者、特に子供たちにとっては、野菜がどのように作られているのかを見ること自体が初めてだったようですが、これまで野菜嫌いだった子供がハウスでの「BM野菜」収穫体験の後、サンチュなどの野菜をもりもり食べるようになったといった感想が、視察体験をした組合員から寄せられています。
 今後も親子農業体験「お米づくりツアー二〇〇九 in 野田」では、六月、八月に「草刈りツアー」八月末に「稲刈りツアー」、九月には「収穫祭ツアー」が予定されており、それにあわせて有機栽培理論とBMW技術の融合によって栽培された野菜の収穫を実際に体験してもらいながら、有機栽培やBMW技術について紹介する企画を進めていく予定です。

Author 事務局 : 2009年07月01日 21:22

 
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