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2010年08月01日

【AQUA223号】堀本農園BMWプラント稼働経過報告

報告 観光イチゴ園 堀本農園 堀本 誠司

 堀本農園では「せいちゃんといちごちゃん」というイチゴの観光農園を経営しております。兵庫県加古川市にあります。
 堀本農園で、生物活性水を利用し始めて、七月で四ヶ月目を迎えます。プラントで作られた活性水を、イチゴをはじめ、ナスなどの野菜に使用しております。じゃがいもオーナー制をやっているじゃがいもでも使用しました。また、簡易水洗トイレや、コンポストに使用しています。トイレやコンポストの悪臭は抑えられているように思います。
 イチゴへの使用は活性水を原液のまま、毎週に1回か、2回潅水チューブでやっていました。あとは、毎晩、硫黄のくん煙を病気予防のためしていました。
 葉っぱの陰には病気はあったものの、収穫にはさほど影響のない被害でした。6月に入って、最後の最後は病気が勝ってしまいましたが。

 イチゴや野菜などの作物に関して使用した感想をいえば、生物活性水をあげた後の状態は良く成長していたといえます。しかし、うちの野菜たちにとって、その時ただ水分(水)が足りなかっただけかもしれませんし、養分(肥料)が足りなかっただけかもしれません。

 野菜は、適切な時期に種をまき、植えつけし、必要な水と肥料があれば意外とすくすく育つだけの柔軟性を持っていると思います。ということは、ひ弱ながらも、ある程度は育ってしまうということです。(その後、病気や虫がつくかもしれませんが)
 まず、素人の私は野菜の作り方の基本を勉強し、野菜が何を必要をしているか見極め、水やり、追肥、誘引、剪定、芽かきなど、必要な作業を十分に行ったうえで、野菜の変化に気づくことが大事ではないかと思います。生物活性水をやったせいか、自分が作業を怠ったせいか、野菜を見れていないとわからないと思います。さらに客観的に、土壌のデータ等(CEC、微量要素等)をとる必要があると思います。

 私は、山梨の白州郷牧場で半年間研修していました。また、BMW技術を導入している農場も視察しました。
 そこで、BMW技術について知識を深め、BMW技術の考え方や人々に共感、共鳴を得たので、思い切ってプラント建設に踏み切りました。(結婚費用や、老後生活のためにおいていても良かったかもしれませんが、結婚してしまうと難しそうなので。)
 そして理由のもう一つは、BMW技術全国交流会にも参加させていただいたこともあり、白州郷牧場や、新しいことをどんどんされている全国の素晴らしい農園の方々との、繋がり、ネットワークを作りたいという思いがありました。

 BMWプラントのポテンシャルを最大限引き出すためには、自らプラントの変化に目を配り、メンテナンスを怠らないことが、重要だと思います(活性水を生き物だと思って可愛がるように)。さらに、勉強会に参加したり、過去の発表記録集を読んだりして、勉強していきたいと思っております。毎月の機関紙「アクア」も楽しみにしております。

Author 事務局 : 2010年08月01日 01:22

 
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