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2011年12月01日

【AQUA237号】国内プラント動向

①鹿児島県湧水町(有)キンケイポートリーで飲水改善プラントが稼働
 鹿児島県姶良郡湧水町にある養鶏場、有限会社キンケイポートリーで飲水改善プラントの設置工事が終わり、稼働し始めました。
 飲水改善施設は、五トンのホーロータンク七槽を利用したプラントを設置しています。
農場のうち、二棟分の鶏舎五万羽へ飲水改善施設の水が供給されています。鶏種はソニアでもみじ卵として、食料品スーパーに出荷されています。

②秋田県小坂町ポークランドグループのプラント点検
 秋田県鹿角郡小坂町のポークランドグループ(ポークランド、十和田湖高原ファーム、ファームランド、小坂クリーンセンター)に設置してある、BMプラントの点検を実施してきました。現在ポークランドグループには、飲水改善施設が三ヶ所、生物活性水施設が二ケ所あります。
 飲水改善施設は、各養豚場にそれぞれ設置してあり、原水は地下水を利用しています。
 いずれもコンクリート槽で夏場に飲水量が増えることまた三日分の水量確保も兼ねて十分な水量があります。
 生物活性水施設は、畜舎からの尿や洗浄水を排水処理施設で処理した処理水を原料にしています。出来上がった生物活性水は、飲水改善施設への添加と畜舎や堆肥舎で利用するほか、耕作にも活用されています。
 現在新しい養豚場の設置にむけ造成工事が始まっています。ポークランドからは車で七~八分の場所で、車道を挟んで一方は養豚場でもう一方は耕作用の圃場になるそうです。
 現在圃場には、菜種と牧草が植えられていました。

③千葉県市原市北見畜産で飲水改善施設の導入
 千葉県市原市の石神畜産団地にある北見畜産有限会社で飲水改善施設の導入工事が始まります。
 北見畜産は、パルシステム連合会の組合員へ豚肉を供給している(株)パル・ミートへ出荷している養豚場です。今回のプラント設置は、レインボーパル基金からの助成を利用して、BMW技術導入の事業に取り組みました。
 北見畜産は母豚五〇〇頭一貫の経営規模です。設置する生物活性水施設は、五トンホーロータンクを六本利用して構成しています。      
 生物活性水の原料は、堆肥を使って培養調整をしますが、調整後には、既設の尿処理施設からの処理水を利用することも計画しています。 
 出来上がった生物活性水は、畜舎の環境整備や堆肥づくり、飲水への添加などを予定しています。また、同じ畜産団地にある平野畜産もパル・ミートへ出荷していますので、こちらでも生物活性水の利用を検討していきます。  (文責:㈱匠集団そら 星加浩二)

Author 事務局 : 2011年12月01日 12:43

 
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