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2012年02月01日

【AQUA239号】「韓国BMW交流会及び教育セミナー」

循環農業実現のための「韓国BMW交流会及び教育セミナー」

 二〇一一年一二月八日〜九日、忠清南道(チュンチョンナンド)洪城郡(ホンソングン)洪東面(ホンドンミョン)に所在している洪東農協の大講堂にて韓・日BM協会関係者及び畜産農家を含め、約七〇名ほど参加の中で「地域循環農業実現のため」のBMW技術交流会が開催されました。日本からは伊藤幸蔵BMW技術協会理事長、生田喜和常任理事、秋山澄兄事務局長が参加されました。韓国BM協会の主管、洪東農協と洪城韓牛クラスター事業団の共同主催により開催された今回の交流会では、洪東農協の広報用につくられた映像や海洋科学研究所長キム・ミギョン教授の特別講演が参加者より好評を導き出しました。
 一日目はキム・ゾンス韓国農水産大学教授より「親環境農業の技術的特性と発展課題」と題された講演にはじまり、シン・インソブ洪城韓牛クラスター事業団長、伊藤幸蔵日本BMW技術協会理事長、キム・デス楊平郡農業技術センター 所長、ジョン・インモ洪東農協専務の発表と続きました。
 はじめにキム・ゾンス教授は、親環境農業を成功させるためには、単に化学的農業資材の使用を最小化することに局限するのではなく、BMシステムのような生態的循環と生命循環、資源循環型技術を導入して農業環境の全体システムを自然循環方式に改善しなければならないことを強調しました。シン・インソブ事業団長は、洪城地域の農業現況と地域親環境循環農業への取り組みの基本方針について、真正性があると主張されました。ジョン・インモ専務からは、洪東農協で運営しているBM活性水プラントが活用されている事例や、家畜堆肥について発表がありました。伊藤幸蔵日本BMW技術協会理事長は米沢郷牧場において、一番重要な地域循環農業の概念と実践事例に関しての詳細、畜舎・堆肥センター・田・畑・果樹・飼料などを事例別に分けて説明され、参加者の理解を深めてくれました。また日本大地震の被害などの報告を通じて新しい転換点を模索しなければならないと言う意志を込め、真正性ある姿に多くの賛同を得ました。キム・デス 楊平郡農業技術センターのセンター長は、参加者より熱烈な関心を受けながら楊平での取り組みの発表をされ、畜産農家の質問に真心をつくして答える姿が印象的でした。
 夕方の懇親会ではジュ・ヒョンロ忠南親環境農業人連合会会長の祝辞を始め、親睦のための「親善の夜」行事が順調に進められました。
 「親善の夜」の行事では食事とともに皆が親睦を深めて、各自が抱いた多様な疑問点について自由に意見を交わし合いました。

 二日目のはじめは、洪東農協で製作された一五分ほどのBMW広報映像を鑑賞、参加者の関心を呼び、交流会の品格を高めました。広報映像はBM活性水の製造工程を順次描いて、視聴者の理解を深めました。BM活性水の 実証効果などについても、専門家のインタビューを通じてデータも提示されBM活性水の效果について信頼をより深めました。また、堆肥センターで畜糞の醗酵に積極的に活用される事例と地域に無料で供給して作物栽培に直接的な生産増大の効果があった実例を見せ、参加者の耳目を集めました。引き続き発表へと続き、全羅南道(ゼンラナンド)井邑(ジョンウォフ)のソンサン農場イ・ヨンギュン代表はBMW活性水プラントを設置するようになったきっかけや効果など、情感溢れる発表で参加者の心を捕らえ、BM活性水への愛情を伝えました。京畿道(ギョンギド)楊平郡(ヤンピョングン)のダンノモ韓牛農場イ・ヒョンボク代表は自分が出演した映像資料を通じて、BM活性水が畜糞の醗酵に非常に良い効果があり、なお堆肥場が必要ないという、意味ある独特の発表がありました。実際にイ・ヒョンボク代表のダンノモ韓牛農場は七年目、畜舎内の糞尿を一度も掃除していない状態で牛を飼育しています。そして最後に、BM活性水の効果に関する科学的な根拠について発表した嶺南大学校キム・ミギョン教授は「グローバルグリーン産業として、BMW技術の役目」というタイトルで多様な映像資料や学術的な根拠を土台に参加者に深い印象を残しました。BM活性水は、微細藻類を培養するためにEDTAを取り替えるに値する天然キレート剤としての価値が充分にあることを、実験を通じて明らかにしました。
 一泊二日の間、忠清南道洪城郡で開かれた韓国BMW技術交流会は地元の人々とBM関係者、そしてプラントを設置した畜産農家より熱い関心と熱意をあびた意味深い交流の場になりました。今後とも弛まず成長することを期待します。今回、交流会のテーマである循環農業への実現のためにも韓国BM協会が先頭に立ち、持続可能な親環境農業に向けて進まなければならないと思います。

報告:BM水KOREA 金 敬珉(キム・ギョンミン)

Author 事務局 : 2012年02月01日 12:29

 
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