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2012年02月01日

【AQUA239号】国内プラント動向(千葉)

千葉県市原市北見畜産(有)で生物活性水プラントの培養調整が開始

 前々号でも報告していますが千葉県市原市の石神畜産団地にある北見畜産㈲で生物活性水施設の試運転培養調整工事が始まりました。
 北見畜産は、パルシステム連合会の組合員へ豚肉を供給している(株)パル・ミートへ出荷している養豚場です。今回のプラント設置は、レインボーパル基金からの助成を利用して、BMW技術導入の事業に取り組みました。
 今回の試運転培養調整は、原水(飲料水)と活性堆肥(鶏糞由来)を使用して作業に入りました。第一槽にBMWプラントの要であるBMWリアクター塔を設置し、原水と活性堆肥を投入して開始します。また、各槽内に設置する自然石は軽石と花崗岩等を使用しています。
 調整開始から九日後に第二槽まで送水し、約二十日後には第三槽まで満水の状態になっています。第一槽は活性堆肥から染み出る有機質成分をもとに微生物を培養していきます。
 第一槽は泡がたくさん出てきます。また、色もコーヒー色に濃くなってきています。
 プラントは、攪拌発酵堆肥舎と二次発酵切り返し堆肥舎の間のスペースに設置しています。屋根は足場パイプを利用して北見社長が自ら忙しい時間のなか取付工事をしたものです。
 北見畜産は現在母豚六五〇頭規模の一貫経営です。食糧自給の取り組みとして飼料米を使用利用して飼育された豚肉は、「日本のこめ豚」としてパルシステムの組合員へ供給しています。
  (報告:㈱匠集団そら 星加浩二)

Author 事務局 : 2012年02月01日 12:31

 
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