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2012年05月01日

【AQUA242号】3・11福島県民大集会報告

 「3・11原発いらない!福島県民大集会」に参加しました。会場は福島県郡山市にある開成山野球場。主催者発表で一六〇〇〇人が集まりました。会場は福島県内外から参加された人々で満員でした。指定の内野席だけでは入りきれず、外野席も開放されましたが、「外野席は除染が済んでおりません。お子様の立ち入りはご遠慮ください」とのアナウンス。内野席の線量は一.一五μシーベルト/毎時だったので、外野席はそれ以上だったのでしょう。かなり高いレベルでした。
 集会後のデモ行進で、郡山市の住民が街を歩く姿をみかけましたがマスクをしている人は皆無でした。子供達の健康は大丈夫なのでしょうか?
 3・11福島県民大集会は加藤登紀子のコンサートから始まり大江健三郎、福島の人々の訴えと続きました。
 
大江健三郎氏の発言
 原発は技術的に制御できていなかった。特に地震対策は何もされてなかった。これか  らの地震の危機が叫ばれているが、原発の再稼働が進められようとしている。
 もう一度原発事故があれば、将来の人々に私たちは責任がとれない。将来について、経済的・政治的責任より、倫理的責任を取らなくてはいけない。私たちの責任は絶対事故を起こさせないことである。それは原発をなくせば可能である。
 私たちは将来校庭に並んだ、全ての小学校、中学校、高校で、校長先生の話を聞くだろう。『皆さん!全ての原発が廃止されました』と。それを実現しよう。
 
 最後に集会宣言が読み上げられ、二時間の集会は終了しました。集会宣言の最後の言葉には、「原発はもういらない!」私たちは全国民に向け高らかに宣言します。
 一度起これば極めて広範囲に取り返しのつかない被害を及ぼし、人々や地域から未来を奪い取ってしまう放射能災害を、二度とこの国土に招いてはなりません。私たちはすべての心ある人々に呼びかけます。福島の犠牲者を無駄にしないために、ともに「原発はいらない!」と声を大きく挙げましょう。
   (報告:BMW技術協会事務局 大田 次郎)

Author 事務局 : 2012年05月01日 22:20

 
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