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2012年06月01日

【AQUA243号】国内プラントの動向(秋田)

 秋田県小坂町のポークランドグループの新設農場において、飲水改善施設と生物活性水施設の導入工事が進んでいます。新設農場では繁殖用の豚舎とバイオベット肥育豚舎の建設も同時に行われており、年間約四万頭の出荷が見込まれています。
 プラントは同グループのファームランドや十和田高原ファームに設置されているプラントと同じ規模で、飲水改善プラントは1槽が五〇tの物が二槽、生物活性水プラントは一槽が五〇t(日生産量五t)が五槽で原料は尿処理水です。今回は四月二二日~二三日の二日間で自然石槽への岩石の投入作業が行われました。生物活性水プラントの五槽の間にそれぞれ自然石槽があり、その中に大量の軽石と花崗岩を投入しました。プラントの規模自体が大きいため、岩石投入作業はクレーンで岩石の入ったフレコンバック(*)を自然石槽まで吊り上げ、一気に投入する作業です。単純な作業でありますが、槽内に落ちないように、クレーンの吊るす岩石に押しつぶされないよう十分な注意が必要でした。無事作業も完了し、あとはプラント建屋の完成と尿処理水が一槽目に入ってくることを待つだけとなりました。なお、プラント自体の稼働が始まるのは六月下旬~七月上旬予定です。
      (報告:匠集団そら 星加 浩二)

*フレコンバッグ(フレキシブルコンテナバッグ):ポリエチレンやポリプロピレン等の丈夫な化学繊維で織られたシートとベルトより構成される。穀物や飼料、土砂などの粉状物質の梱包・輸送に適しており、平均的なもので一トン程度の重量物を充填することができる。バッグ全体を支える丈夫な吊りベルトの長いループ部が上部に付いており、バッグをフォークリフトやクレーン等で持ち上げるのに適している。

Author 事務局 : 2012年06月01日 22:49

 
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