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2012年06月01日

「くらしと放射能を考えるフォーラム」開催のお知らせ

主催/千葉BM技術協会、生活クラブ生活協同組合、生活協同組合パルシステム千葉
協力/一般社団法人 BMW技術協会

くらしと放射能を考えるフォーラム
「放射能に負けない体づくり」~内部被曝・分らないから予防原則~
開催のご案内

昨年3月11日、マグニチュード9.0という大地震が東日本を襲い、東北地方を中心に地震と大津波で死者・行方不明者あわせて約2万人という未曾有の大災害が発生しました。さらに追い討ちをかけたのが福島第一原子力発電所の事故でした。水素爆発により、核燃料が原子炉の外にまで漏れ出し、放射性物質は福島県だけにとどまらず、200km離れた千葉県内や東京でも、放射線量が局地的に高い「ホットスポット」がいくつも観測されています。東日本一体に、福島第一原発事故由来の放射性物質が拡散し、これに伴い様々な情報が飛交い、事故の本当の実態は現在に至るも不明のことが多く、不安を掻き立てられているのが現状です。
事故により環境に拡散した放射能物質は、土壌、大気、水など私たちを育む生命の源を汚染し、福島県だけの問題に止まらず何百kmという範囲で汚染が広がっています。さらに、放射性物質を含む食品や焼却灰や瓦礫、肥料等は、全国的に流通し、日本中どこに住んでいても、放射性物質と無縁でいられなくなっています。
長らく広島の原爆で被爆した多数の方たちを診察してきた内科医の肥田舜太郎先生は、「内部被曝(扶桑社新書)」という著書の中で、今回の事故後の報告として、敏感な子供たちにその影響と見られる下痢、口内炎、のどの腫れなどの初期の被曝症状が現れていると指摘しています。また、内部被曝は、「低線量被曝」といわれ、その被害はガンや遺伝的影響も有ると指摘し、これからは「放射能に負けない生活スタイル」を実践することだと肥田先生は言っています。
それでは、「放射能に負けない生活スタイル」とはどうすれば可能なのでしょうか。今回講演いただく内科医の土井里紗先生は、「解抗免力(げこうめんりょく・講談社)」という著書を発行し、放射線防護として、なるべく取り込まないことを大前提に、やなむく体に入ったものはいち早く排泄するためにまず「解毒力」、排泄しきれず残ったものは、活性酸素を除去するために「抗酸化力」と「免疫力」が細胞を守ると提言し、「健康を手に入れて放射線リスクを減らす知識と習慣61」の実践を提起しています。
今回のフォーラムでは、「放射能に負けない体づくり」をテーマに、専門家の講演及び生産者、生活者の取組み報告、意見交換を行ないます。日ごろの「疑問・不安」を少しでも軽減できる機械を提供できればと企画いたしました。大勢の皆さんの参加を期待しています。

「くらしと放射能を考えるフォーラム」開催要領

1.開催日程及び開催場所
開 催 日:2012年6月23日(土)12:15~16:30

開催場所:船橋市勤労市民センター 
〒273-0005 千葉県船橋市本町4-19-6
    電話047-425-2551 FAX047-426-1157
JR総武線 船橋駅南口より徒歩5分

2.開催内容(プログラム)

◆くらしと放射能を考えるフォーラム1(DVD上映)
(12:15~13:15)

肥田舜太郎先生 講演会DVD上映 
「内部被ばくによる晩発性障害と、フクシマのこれから」
(2011年8月26日開催、BM技術協会第3回「BM基礎セミナー」特別講演会より)
1945年8月6日、陸軍軍医として広島陸軍病院に赴任中に原爆に被爆した肥田先生は、直後から被爆者の救援、治療に当たりました。約6,000人の原爆被ばく者の治療に当たってこられた肥田先生。原爆被曝当時、治療に当たった唯一の医師として昨年、94歳というご高齢ながら、講演をしていただきました。放射能がどのような形で人体に影響を及ぼしていくのかを、被曝の実体験や研究から、語っていただいた貴重な講演記録です。福島第1原発事故の放射性物質拡散により、今後、どのような症例が起きうるのかも具体的に語っていただいています。

肥田舜太郎(ひだしゅんたろう)1917年、広島県生まれ。医学博士。
肥田舜太郎先生の主な著書:
「内部被曝の脅威~原爆から劣化ウラン弾まで~」鎌仲ひとみ共著2005年6月発行(ちくま新書)、「人間と環境への低レベル放射能の脅威~福島原発放射能汚染を考えるために~」ラルフ・グロイブ、アーネスト・J・スターングラス共著2011年6月発行(あけび書房)、「内部被曝」2012年3月発行(扶桑社新書)

◆くらしと放射能を考えるフォーラム2(講演会)
(13:30~15:00)

講演:土井里紗先生「放射能に負けない体づくり」
内科医の土井先生から、放射能がどのような仕組みで人体に影響を及ぼすのか、そのリスクを最大限少なくするためには、どのような食生活、生活習慣を行い、人間の解毒力や抗酸化力、免疫力を高めていけばよいのかをわかりやすく、具体的に講演していただきます。

土井里紗(どいりさ)1980年岡山県生まれ。内科医。日本内科学会、日本糖尿病学会、日本加齢医学会所属。栄養学、東洋医学、抗加齢医学などを取り入れた幅広い診療を行なう。
土井里紗先生の主な著書:
「~内科医が教える~放射能に負けない体の作り方61」2011年8月発行(光文社新書)
 「解抗免力~健康を手に入れて放射線リスクを減らす知識と習慣」2012年3月発行(講談社)

◆くらしと放射能を考えるフォーラム3(意見交換会)
(15:15~16:30)
意見交換会
千葉県で牛乳生産を行っている新生酪農株式会社、野菜等の生産を行なっている農事組合法人和郷園から、生産者の放射能に対する取組みの紹介を、麹を利用した発酵食品の生産を手がけている山梨県の農業生産法人白州郷牧場からは、免疫力を高める食生活の提案を紹介していただきます。
土井里紗先生には、参加者からの質問にも答えていただき、フォーラム参加者間の情報、意見交換を行います。

3.主催 千葉BM技術協会
生活クラブ生活協同組合
生活協同組合パルシステム千葉
協力 一般社団法人 BMW技術協会

4.参加募集人員
200人

5.参加費
  無料

6.保育
  1人500円 (定員20人)

7.会場案内

JR船橋駅、東武野田線船橋駅、京成船橋駅より徒歩約5分
詳細はこちら

Author 事務局 : 2012年06月01日 13:24

 
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