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2012年10月01日

【AQUA246号】2012年度BMW技術協会全国理事会が開催

 七月六日(金)に二〇一二年度BMW技術協会全国理事会(総会)が開催されました。全国理事会は一般社団法人法でいう社員総会にあたります。常任理事、全国理事一五名の出席(一九名の委任状)により、二〇一一年度の活動報告、決算報告、二〇一二年度の活動方針、予算案と四つの議案すべてが承認されました。また、長く常任理事を歴任されていた荒木隆太郎氏(元西日本BMW技術協会会長)の辞任に伴い、新たに中村康則氏(西日本BMW技術協会会長)の就任も承認されました。
 昨年の法人化から引き続き、事務局を中心とした活動の活性化、学習会等を中心とした若手の底上げを軸にBMW技術の普及と強化の方針が確認されました。全国のプラントの巡回も引き続き行っていきます。

◆BMW技術協会の設立目的(基本方針)
 BMW技術協会は、生命活動の基礎であるBMW(バクテリア・ミネラル・水)の地球生態系システムを、生産と公共の場で再生、回復するための諸問題と技法を共同で研究し、これを普及させるために生産現場での技術革新と農山漁村および都市地域における実践を求めます。生命環境の危機をもたらしている自然観、技術、生産のあり方を変え、地球環境の浄化を推進することを目的とします。また、日本全国、そしてアジア(注)を中心とした生産者・消費者ネットワークを広げ、豊富な情報交換や技術交流を活発化させます。
 ※注「アジア」を追記することになりました。

◆二〇一二年度の活動方針
 二〇一一年一〇月五日よりBM技術協会は法人化し、一般社団法人BMW技術協会としての活動が始まりました。昨年は三月に起こった東日本大震災(自然災害)・原発事故(人災)にはじまり、激しく変化する天候、TPP問題など、昨年の全国交流会のテーマでもあった「原点に返る、BMW技術〜技術と人の再生に向けて〜」の「原点に返る」ことや「再生」に向かうことが現実のものとして降りかかり、協会をはじめ、会員、そして日本に暮らすすべての人に決断し行動することが求められています。その中で社会的使命を果たせる器となった一般社団法人・BMW技術協会としては、これまでの長きに渡る活動の歴史と基本方針を基礎に「技術が人やその営み、環境を支え、人を作り、人がより良い環境と未来を創造できる」ということをより具体化し、他団体との連携を取りながら日本全国、アジア各国にBMW技術(技術・理念)を手にした、仲間の輪を広げることを推進していきます。BMW技術協会には全国の農業者、消費者、物流組織や自治体など幅広い分野で活動する団体を含め、協会の活動を支える約三二〇の会員がいます。このようなネットワークの広さを持った団体は多くありません。BMW技術が持つ「技術」と「理念」が成し得えてきた約二〇年の活動と培かわれたネットワークこそが、協会の持つ大きな意味(強さ)でも在ったかと思います。その根強いネットワークを再認識、再確認するとともに全国組織の強化に努め、BMW生態系システム(BMW技術自然循環システム)推進をともに考え、深化させ、ともに実行する姿勢で活動していきます。
 また、昨年の東日本大震災直後におこった東京電力福島第一原発事故は、放射能汚染、エネルギー確保等、人々の生産・生活に取り返しのつかないほど甚大な影響を与えています。BMW技術協会は「脱原発」を宣言し、原子力発電所に頼らないエネルギーの確保(自給)を目指し、バイオマスの調査・研究、バイオベットや自然エネルギー確保への取り組みを推奨し、他団体と協力も視野に入れた取り組みを引き続き行っていきます。
(報告:BMW技術協会事務局 秋山澄兄)

Author 事務局 : 2012年10月01日 21:59

 
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