« 【AQUA247号】第5回 BMW技術基礎セミナー報告 | メイン | 【AQUA247号】高知で第二回現地学習会が開催されました »

2012年11月01日

【AQUA247号】韓国プラント訪問記

BMWアジアより
 八月二日から四日まで、BMW技術協会の椎名常任理事と韓国鬼山市、楊平郡へ、BMWプラントを視察に訪問しました。
 韓国国内ではBM水KOREAの河社長に案内をしていただきました。二日は成田空港から釜山金海空港に着いてすぐ高速道路を車で移動し。韓国でトウガラシとトウモロコシの有名な産地である鬼山市へ向かい、夕方ようやく到着しました。翌日、最初に訪れたのは、市内にある農業技術センターでした。このセンター内の倉庫の中で、BM水KOREAが担当する生物活性水施設が建設中でした。見学した時はほぼ八割がた出来上がっており、後はブロアの設置と配管の接続、それに培養調整が残っているだけの状態でした。このプラントは、パネルを組み立ててばっき槽としています。その後九月の第九回韓国BM交流会に参加した時の見学会では、培養調整が始まっており、第一槽には水張りが完了し、堆肥からの浸み出し液を作るための水槽では、盛んに泡が発生していました。この小さな水槽から第一槽へポンプで浸み出し液を送水して、第一槽の培養調整が始まります。この小さな水槽には、散気管も取り付けられて曝気できるようになっています。またポンプによる送水配管には、配管のトラブルに備えて電磁バルブも取り付けてあります。大型のプラントや、ホーロータンクなどのプラントで作業足場が不安定な場合などは、この堆肥浸み出し液を作る装置があると堆肥の交換作業が簡単にできるので便利です。
 農業技術センターの次に向かったのは、雪雨山農場です。この農場は、チョ・ヒブさんが代表を務める、平飼いの採卵鶏一万五千羽が飼育されている養鶏場です。ここには、飲水改善施設と生物活性水施設のプラントが設置されています。プラスチックの三千リットルの容器を五槽設置して構成しています。

 翌日は楊平郡へ向かい、ダンノモ農場を訪問し、協会の海外特別顧問イ・ヒョンボクさんとお会いしました。現在新しい牧場を建設中とのことで忙しい中、農場を案内していただきました。生物活性水の細霧で悪臭は全くなく、韓牛もゆったり飼育されていました。韓国ではBMW技術を行政を上げての取り組みが進んでおり、プラントの建設や生物活性水の利用が大いに増えているとのことでした。
    (報告:㈱匠集団そら 星加浩二)

Author 事務局 : 2012年11月01日 19:46

 
Copyright 2005 Takumi Shudan SOLA Co.,Ltd All Rights Reserved.