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2012年12月01日

【AQUA248号】第9回韓国BM技術交流会開催

テーマは「人間と地球の環境を生かす親環境農業の実現」

 九月二〇日~二一日の二日間、韓国・慶尚北道(ケイショウホクドウ)・槐山(ケサン)郡農業技術センターにおいて、第九回韓国BM技術交流会が開催されました。参加人数は両日合わせて約二〇〇名、日本からは伊藤幸蔵理事長、生田喜和常任理事、秋山澄兄事務局長、匠集団そら・星加浩二氏が参加しました。今回の開催は槐山郡の主催で行われ、実行委員会事務局に槐山ハンサリム生協、槐山ハンサリム畜産営農組合法人、韓国BM技術協会。

今大会開催の主旨とテーマ
 BMW自然循環システム技術は、韓国では約一五年前に導入されてから今まで技術の蓄積が行われ、行政・農業者・韓国BM協会の三者の協同によるBM生物活性水プラントの成功事例が、親環境農業に適用するに普遍的で容易だという点から、交流会を開催して技術を共有するということで、テーマは「人間と地球の環境を生かす親環境農業の実現」となっています。
 一日目は、「自然環境への危機感、その危機を打開するための韓国親環境農業(有機農業)の未来、そして親環境農業技術の核となるBMW技術を皆で普及し広めよう」と鄭相黙(ジョン・サンムク)韓国BM技術協会会長の挨拶で始まり、来賓挨拶として閔丙采(ミン・ビョンチェ)元楊平(ヤンピョン)郡郡主、金成勲(キム・ソンフン)元韓国農林部長官、最後にBMW技術協会・伊藤幸蔵理事長が「第九回韓国BM技術交流会の開催、おめでとうございます。今後も日本、韓国そしてアジアの皆で手を取り合って、BMW技術の普及と技術の向上に努めていきましょう。」と続きました。
 事例発表は楊平郡農業技術センター、槐山郡農業技術センターの自治体を軸とした親環境農業とBMW技術の普及状況、地元槐山郡の二人の生産者による実践報告が行われました。
 懇親会では各地域でBMW技術を実践する人達が、決意表明をするなどBMW技術、親環境農業への熱い思いを皆で語り合い、最後は韓国民衆の歌を合唱して幕を閉じました。
 二日目は洪城(ホンソン)や済州(チェジュ)島など韓国内の生産者による実践報告が行われました。午後からは槐山郡農業技術センター内に新設されたばかりの生物活性水プラント、ハンサリム生協の食肉加工工場、槐山ハンサリム畜産営農組合法人飼料工場、雪雨山農場にて視察が行われました。
 韓国BM技術協会は今年の春に、今後の活動をより活性化させるため、協会を法人化し、新役員の選出を行いました。ニ日間の日程を終え、ニ代目の会長として新しく就任された鄭(ジョン)会長の「今後の韓国の親環境農業、韓国農民運動の柱として韓国BM技術協会が貢献できるように活動して行く」という言葉が確かなものだと感じました。韓国のBMW技術運動も日本と同じく、次の歴史を作るべく新しい時代に突入したのではないでしょうか。
(報告:BMW技術協会事務局 秋山澄兄)

Author 事務局 : 2012年12月01日 16:14

 
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