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2013年09月01日

【AQUA257号】新潟県でBMW技術全国交流会実行委員会と学習会が開催されました

 今年一一月のBMW技術全国交流会に向けて、七月二日に第三回実行委員会と学習会、七月二九日には第四回実行委員会が開催されました。

◆実行委員会のこれまでとこれから
 新潟県内のBMプラントは上越から中越、下越の広い範囲に渡る五ヶ所にプラントが点在しています。上越は謙信の郷・井沢牧場の飲水改善と生物活性水プラント、中越には㈱技研が管理する蒲鉾工場と食肉工場の排水処理プラント、そして下越にはJAささかみと新潟酪農組合阿賀野支所・グリーンアクアセンターの生物活性水プラント。ほとんどのプラントは導入されて約二〇年が経過しています。
 これまでお互いの接点が全く無かったわけではありませんが、今回BMW技術のもとに集まるのは初めてのことでした。更には全国交流会開催に向けて実行委員会を結成し、計画を話し合うことという大きな課題がドンっと来てしまい、最初はどうしていいのか何を話していけばいいかよくわからないといった感じでした。それでも、これからの農業に対する懸念や課題、新潟県内での問題などの意見を交換していくうちにお互いを理解していくことができ、それらの意見をまとめて大会テーマとどのように結び付けていくか、BMW技術とどのように関連づけていくのかということで時間をかけた議論が展開されました。
 そしてようやく決まったテーマは「食と農の絆〜見つめよう、人・地域・暮らし・生き物のつながりを、未来は今はじまっている」、新潟県に点として存在する「BMW技術」が農業技術の興隆再生と地域農業の発展に繫がる事を願い、点から面へ「BMW技術農法」が持つローカルな部分とアジアに展開しつつあるグローバルな展開があるように、新潟県らしい全国交流会開催に向けて邁進しています。テーマと交流会の概要が決まったので、あとは内容をどれだけ濃くしていくことができるか、実行委員会で検討していきたいと思っています。

◆全国交流会に向けて第一回BMW技術・新潟学習会を開催しました。
 七月二日には謙信の郷にて「BMW技術の基礎」学習会と生物活性水を利用した実験経過報告会がおこなわれました。
 伊藤理事長を講師に招いて「BMW技術の基礎」をあらためて学びました。その後は謙信の郷の峯村正文さん(実行委員会・委員長)、富永暁さん、野口薫さん、山崎幸男さんの四人が、生物活性水を使った実験の経過報告をしました。峯村さんと富永さんは水稲の育苗時に生物活性水を潅水で利用し、対象区を設けて比較、野口さんはアスパラ栽培での潅水利用、山崎さんは主に果菜類での潅水、葉面散布等の利用です。この取り組みは三月におこなわれたBMW技術基礎セミナーと連携した取り組みになっていて、若手を中心とした生物活性水を使った実験を米・野菜・果樹、畜産、生活の五つの部門に分かれて、それぞれに実験をおこなっています。結果については一一月の全国交流会にて発表される予定です。学習会の後は圃場視察が行われ、金谷武志さんと富永さんの有機栽培の田んぼを視察しました。ちょうど合鴨を引き上げ始めているという田んぼは、金谷さん曰く「今年はかなり調子が良くて、これまでの色々な挑戦や失敗が蓄積された結果が出ているようで嬉しい」と話していました。
 また、第二回BMW技術・新潟学習会は八月一八日〜一九日の二日間、JAささかみにて奥地氏を招いて現地岩石調査と合わせて開催を予定しています。
(報告:第二三回BMW技術全国交流会実行委員会事務局)

Author 事務局 : 2013年09月01日 20:49

 
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