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2013年09月01日
【AQUA257号】フィリピンＢＭプラント定期点検報告
先々月になりますが、六月二十二日から三十日の九日間、フィリピンに導入されているＢＭプラント・三箇所の定期点検を行いました。
フィリピン・ネグロス島カネシゲファーム、北部ルソン・ヌエバビスカヤ州マラビン渓谷にあるギルバート農園（柑橘農家）、北部ルソン・カワヤン市の農業生産組合法人ＣＯＲＤＥＶ（コルデヴ）にてプラント点検をおこないました。六月二八日には、ＣＯＲＤＥＶのプラントが設置されている施設にて、組合員の生産者、現地の農地改革省の担当者など約五〇名が集まり、ＢＭＷ技術の基礎学習会とカネシゲファームでの取り組みの発表がおこなわれました。
また、ネグロス島ではＮＰＯ法人ＡＰＬＡを介して、ネグロス島でマングローブの植林（二〇一〇年の視察の際に訪問）を中心とした取り組みを進めているＮＧＯ団体「イカオ・アコ」（愛知県）がカネシゲファームを見学した際にＢＭＷ技術に注目し、自分達の支援する村にもＢＭプラントを導入したいとのことで、打合せをおこないました。プラント導入に向けて、イカオ・アコのメンバーで、現地で有機農業を実践する生産者達の理解を深めるため、カネシゲファームにて視察交流を含めた学習会を行うこととなりました。その後に設置に向けて、調査等を進めて行きます。
カネシゲファームでのＢＭＷ技術の取り組みは四年目に入りました。北部ルソンを含めると、現在では四ケ所（もう一カ所はアルフレッド氏の自宅）にプラントが設置されています。アルフレッド氏を中心にそれぞれのプラントを持つ組織の責任者同士で情報交換や交流が活発におこなわれ始めています。二年前からの構想であったフィリピンＢＭＷ技術協会設立へ向けて、ゆっくりではありますが着々と前進しています。
（報告：ＢＭＷ技術協会事務局 秋山澄兄）
Author 事務局 : 2013年09月01日 20:50