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2014年04月01日

【AQUA264号】第23回BMW技術全国交流会報告 第二日目後半

 前号に引き続き、第二三回BMW技術全国交流会二日目(二〇一三年一一月九日)に行われた、若手を中心とした実験報告・事例発表の概要の後半をお伝えいたします。


[発表⑥:果樹]「米沢郷牧場グループ  生物活性水実験発表・事例報告」
 米沢郷牧場グループ   横山 裕一
 一昨年、昨年と果樹で実験をし、発表をさせていただいています。今回は昨年と同様、三種類の果物で実験を行いました。
 まず果樹栽培だけではなくて農業をするにあたって、自分たちで目的と目標を立てて農業を行っています。その目的は、地域の自然と共生し、地域資源の循環と再生可能な農業を次世代へという目的を立てています。目標は、地域資源の確保と利用率を上げる、地域資源を利用し低コスト栽培と安定収量をめざす、特に果樹では、作物の花を充実させ収量を安定させると共に食味の向上を目標に掲げて行っています。
 私の実験目的は受粉交配率を上げて、着色不良の解消と奇形果の削減と肥大・多収をめざすことです。内容は、開花時に生物活性水を散布することにより植物ホルモンに影響を与え、開花期間の延長と着色不良の解消を、奇形果の削減と肥大・多収を予想して仮説を立てました。米沢郷の生物活性水(原料:鶏糞堆肥)を、一〇〇倍希釈にして対象品目全てに、開花五日前、開花直後、開花終了後の三回、葉面散布するという実験を行いました。
 まずはサクランボの実験ですが、四月一一日に樹木に生物活性水を散布しました。四月二一日に積雪になるくらい降って、本当に今年は大丈夫かなと思いました。結果として、サクランボですが、山形県全体で今年、花の時期に雌しべが二つになって双子果という現象が起きました。原因として前年度の水不足と高温による被害が原因ではないかと言われています。そういったサクランボが今年は多く見られましたが、生物活性水を使用した所と、していない所での差を調べていくうちに、八年目の樹木で一本の木からの収量は若干実験区のほうが少なかったのですが、糖度が四%くらい実験区のほうが高かった。そしてこれが注目ですが、収穫物の双子果の数を数えてみたところ、「実験区の双子果の数が約九三個、対照区のほうが二〇七個」とあきらかに生物活性水を使用した所の方が倍くらいの量の違いがありました。
 西洋なしのラ・フランスですが、これもサクランボと同じように実験をスタートさせましたが枯れました。これはBMW生物活性水をかけたから枯れた訳ではなくて、ここ最近山形県で異常なほどに蔓延している胴枯れ病というものがあります。胴枯れ病になる原因は限定しにくいと言われています。普及所の人たちに聞いてみますと、異常気象によって休眠期からいきなり早く覚めてしまって、山形は一月から三月まで雪の下ですが二月に一〇度になるということはないのですが、その時に果樹が休眠期から覚めてしまい、活動して養分を吸い上げてしまった。それでまた氷点下十何度という寒気に戻ってしまい、吸い上げた養分が幹の中で破裂してその破裂した間に胴枯れ菌が入って、蔓延したのではないかということです。山形県の内陸地方と福島のモモを作っている所でも、そういった現象が見られ、私のところでも三〇年ものの木が三〇〜四〇本すべて枯れてしまって、園地が丸坊主になってきたという危機的な状況でもあります。
 りんごのつがるですが、一昨年と昨年と実験結果は変わりませんでした。収穫した実もそれほど奇形もありませんでしたし、種の数も従来通り多く入って良かったのではないかと思います。
 今回の実験で一番の収穫だったことは、サクランボの種にも影響しているということでした。サクランボやモモのように中心に一つだけ種がある果物と、りんごや梨のように中心に部屋を持って複数の種を持つ果物に対しても、原因は分かりませんが何らかの影響を与えるということが、なんとなく見えてきた感じがしますので、それをベースに、これからいろいろな実験をしていき、生物活性水をもっと活用していきたいと考えています。

[発表⑦果樹]「BMWプラント紹介と
生物活性水実験報告」
萩原フルーツ農園
(やまなし自然塾/山梨県) 萩原 貴司
 一昨年になりますがBMW技術の生物活性水プラントを導入しました。
 今までも黒富士農場さんの生物活性水やBMW堆肥を畑に散布していたのですが、その土地土地でBMW技術を利用する側で違ってくるということと、もう少し踏み込んで果樹にどのような影響があるのかということが知りたかった。また、観光農園として営業しておりますので、BMW技術のことを少しでもお客様に知っていただきたかったということからプラントを作るということを始めました。ちなみにECは、〇・九五mS/㎝、pHは八・七で、ちょっと色的には濃いのですがECの方は比較的落ち着いているという、この生物活性水を使って実験をしました。
 生物活性水がぶどうの萌芽、芽吹きに及ぼす影響を調べてみようということで始めました。一般的にはぶどうの萌芽率を向上させるためには、窒素系の栄養材を芽に塗布もしくは散布することが用いられています。窒素系栄養素ということでは生物活性水にも窒素成分、ミネラル等の微量要素が含まれているというところから、これを休眠期の芽に塗って、そのあと芽吹きにどう影響してくるのかというのを検証しました。窒素系栄養素はもちろん購入しなければなりませんので、生物活性水で代用できたらということです。品種はブラックビートという、大粒の黒いぶどうになります。生育年数五年、同じ年に同じ畑に植樹したものを用いました。実験内容は、休眠期を三月三〇日に設定して、原液をそのまま塗ったもの、水で一〇〇倍に薄めたもの、二〇〇倍に薄めたもの、五〇〇倍に薄めたもの、そしてただの水ということで五試験区設け塗布しました。
 実験の調査方法は、まず芽吹き前の芽の数を数えておきまして、芽が吹いたところで定期的にその吹いた数を計測して、出る前の数と出た後の数を割れば萌芽率となりますので、何%芽が出たのかというのを計測しました。もう一つは各試験区で成長した最長の芽、五つ出たとしたら長い方から三つの長さを、一応芽吹き後の成長の様子をみるために三つ計測してその平均値をとりました。濃い生物活性水を塗布すると最初のうちの発芽率、萌芽率がちょっと低い。芽が出るのがいわゆる遅延する、遅くなるということが示されたと思っています。実は自然塾のメンバーもこのことは何となく気づいていたのですが、今回それをデータとして示すことで傾向として示されたということが言えます。また、芽が出たあとのの新芽伸長に関しては、濃い生物活性水のものほど萌芽の最初の伸びはよい傾向にありました。二〇〇倍については少し伸びが悪かったということが言えますね。芽の伸びが悪いというのは、芽吹きが悪かったために栄養自体が芽吹いたものに集中してしまったためではないかという考察を私は得ていますが、今後ともこれも検証していかなければならないと思います。
 もう一つは生物活性水をぶどうの房自体にかけてぶどうの着色がくるかこないか。昼と夜の寒暖差が一八度以上ないとぶどうの色はよくないと言われていますので、そういったものを改善したいということでこちらの実験を行いました。ぶどうの果実肥大期の後半にはベレーゾン期と呼ばれ果粒に水がまわり着色が始まる生育期があります。その時期に生物活性水を房に直接散布して、色が変わったり、糖度が上がるようにできたらいいなということで品種はピオーネを使いました。果実肥大期に、原液、一〇〇倍に薄めたもの、二〇〇倍、五〇〇倍、水と行いました。これも同様の生物活性水です。このような肩掛けの散布器を用いて房にかけました。有袋といって袋をかけてなるべく病気が付かないように、ぶどうに全部袋をかけて栽培を行っております。その収穫後着色がよくなっておいしそうになったところで収穫して着色や房の重量、pH糖度、粒の数を計測しました。全体的にどの処理区も同等の結果でした。   
 今後も実験を継続しデータを集めたいと思います、これを利用して作業の省力化や分散化が狙えるのではないかと考えています。また、果樹では生物活性水を散布後生育に変化が出にくい、一、二年では難しいのかなと、継続的に行っていきたいと考えています。

[発表⑧:果樹]「果樹(梨)栽培に
おける生物活性水の活用報告」
アーム農園(西日本BMW技術協会/大分県)
  判田 直也
 九州の大分県で梨の専業農家をしておりますアーム農園の判田です。
 九州では四月上旬に梨の花がほぼ一斉に開花します。梨のほとんどの品種は別の梨の品種を交配しないと実を結びません。受粉作業には大変な労力と人手が必要で多くの臨時雇用が必要にもなります。今回生物活性水を用い受粉作業の省力化を図れる試験を行いました。果物ですので、すぐに結果が出ないかもしれないので、とりあえず三年計画で行っております。昨年から始めて今年で二年目になります。経過報告という形で発表したいと思います。目的としまして、従来の受粉作業と受粉なしでBMW生物活性水散布のみの区で、同等以上の結果が得られれば、受粉作業の軽減が見込めます。平成二四年から豊水と秋月という品種を比率一:一の混植園で試験を行なっております。今年で一五年生の木です。C区は生物活性水を全く使用しておらず、梵天で手作業で受粉する慣行栽培です。A、B区はほとんど同じで手作業による受粉は全く行っていません。平成二五年には新しくD区を作りました。D区はB区と同じように生物活性水を使用し梵天受粉も行っている区です。今のところ平成二四年、平成二五年の果実平均、重量、果重、着色、糖度などを見て特に大きな差はないので、来年一年間まで調査して三年間のトータルの結果を出し、今後導入可能か判断していきたいと考えています。

補足  グリーンコープ連合 宮﨑 利明
 目的がちょっと他の人と違い、作業の軽減効果があるのだったらずいぶん役に立つし、これが二年間うまくいっているので、他の果樹の生産者も受粉作業のところでこれが使えるかどうかはやってみる価値があるのではないかと思います。この手の活用は今までなかったので非常におもしろい。

[発表⑨:堆肥]「JAささかみの取り組み」
笹神ゆうきセンター(JAささかみ/新潟県)
 田中 政喜
 私どもの地域において生物活性水を農作物で実験データを取っているということはないのですが、私達が運営しています堆肥の生産の過程で生物活性水を利用しています。堆肥の生産の過程で主にどういう目的で使用しているかといいますと、悪臭やハエが発生するのを防止するという目的があります。それともう一つは、その堆肥を田んぼに散布して利用していく過程で、毎年毎年堆肥を散布することで、土壌改善、土作りを進めていこうじゃないかというような目的で活用しているところです。

[発表⑩:畜産]「BMW技術における
   鶏への生物活性水の噴霧実験報告」
黒富士農場
(やまなし自然塾/山梨県)  向山 洋平
 農場にあるプラントの生物活性水の原液を今回の実験に使用しています。原液を入れたもの、もう一つ五〇倍希釈用のものを用意しました。濃度の異なる生物活性水を直接鶏に噴霧する生育実験を行いました。四月一日から実験を開始して、九月二五日までの約六ヵ月間継続して噴霧しました。週に一回生物活性水原液と五〇倍希釈した生物活性水を噴霧しながら、鶏と卵の飼育産卵状況を観察してきました。最終的には、実験鶏を解剖して、対照区の鶏との比較を行ったのと、卵についても同じく対照区との比較分析を行いました。実験の内容は、対照鶏は最初、平飼いでもやってみたいなと思ったんですけども、ちょっとバラバラして実験データがうまくまとまらないかなと思ったので、ゲージの方のさくらという鶏を使いました。日齢が一四五日の若鶏でして、三二五日までのデータです。目的は鶏の健康増進、鶏の体内への効果を検証(解剖の見地から)、卵自体への効果の検証。卵重、卵白の高さ、卵殻強度、卵の見た目、カラーファン、ハウユニット、実践的に卵の質を高めていきたいなと。
 原液噴霧した実験鶏の消化管を取り出して、食道、胃、十二指腸、小腸、盲腸、大腸等を対照区鶏と確認しました。BMW原液を噴霧した鶏は、食道がとてもきれいで適度な脂肪でした。対照区の鶏は脂肪肝に近いなどの個体間の違いがありました。臓器等に肉眼で確認できる大きな差異は見られませんでした。細胞レベルでもしかしたら何か変化が起きているのかなあというところです。
 次に、卵の測定はエッグマルチテスターを使って、調べた内容は以下の通りです。BMW生物活性水の原液を噴霧したさくら卵三個、五〇倍希釈した卵三個と、対照区の卵三個。日齢と飼料、BMW生物活性水の飲水条件はすべて同じ条件で行いました。三個の平均卵重が六六g、卵白の高さが八・六三mm、カラーファン一三、ハウユニット九一・四、総合評価がAAでした。五〇倍希釈の方が平均卵重六一・九六g、卵白の高さ八・六五mm、カラーファン一二・四、ハウユニット九二・二六七、総合評価AAです。対照区の卵は、平均卵重が六一・七g、卵白高さが八・四六mm、カラーファンが一三・七、ハウユニットが九一・六三、総合評価はAAです。最後に卵重平均と卵白高、ハウユニットだけに絞って、三つの結果をまとめたグラフです。BMW生物活性水の原液、五〇倍希釈液を噴霧した卵は、卵重がわずかながらですけどもハウユニット、卵白高が高めでした。来年度は、未定なんですけども、飼料中に添加したクロレラの絶対数を増やしたクロレラ卵等の実験も行っていきたいと考えています。

[発表⑪:畜産]「生物活性水の高倍率 飲水添加による鶏の腸内環境について」
 米沢郷牧場(山形県)    石川 公士
 生物活性水の高倍率飲水添加による鶏の腸内環境についてということで、生物活性水二〇〇倍の飲水で腸内の環境がどう変化するかを見るため三種類の実験をしました。一つ目はドリンカーの大腸菌群数、二つ目が糞便中の有用菌(乳酸菌)・有機酸構成比比較実験を行い、三つ目が鶏の腸内細菌(鶏大腸菌と鶏クロストリジウム・キャンピロバクター)培養比較実験を行いました。これを行って食味向上とか成績向上に繋がるのではないかと思いまして行ってきました。生物活性水を高倍率で飲ませると、ドリンカー内の大腸菌群が、一般生菌も含まれるんですけど、これが減るのではないかなということで、大腸菌群検査紙を使いまして三日齢と八日齢、一五日齢、二一日齢、三六日齢、四八日齢まで調べました。普通だったら大腸菌が出ますと点々とコロニーができるんですけども、検査紙がちょっと赤くなるくらいでそんなに酷くないという環境でした。サンコリの検査紙を使ったんですけども、メーカーのほうに問い合わせたら、米沢郷さんの飼育環境は非常にクリーンで、良い環境で飼育していますねという評価をいただきました。
 二つ目の試験なんですけども、四三日齢の時に鶏が排出した糞便を大体ピンポン玉くらいに集めて明治製菓さんのほうに出して、その中の有用菌を調べた結果、乳酸菌(ラクトバチルス)、ビフィズス菌(ビフィドバクテリウム)がありました。
 次が総有機酸量ということで、それぞれ個体差があったので平均をとってみたら、乳酸菌が、試験区の方がかなり多くなっている。総有機酸量も多くなったということで、有用菌が増えたという結果になるのかなと解釈しております。
 三つ目の実験は、腸内の細菌を調べたのですが、それぞれ見るとそんなに変わらないという結果になりました。うちの飼育方法が完全無薬飼育なので、本当に何でも効くんじゃないのかと。
 考察として、一番目に生物活性水を高倍率で飲水に添加することによって乳酸菌および有用菌数が対照区と比べて多い。飼育期間中にさらに臭いを抑えた飼育が可能と考えられる。二番目に乳酸菌などの有用菌が増えることで、鶏が健康になりさまざまな弊害(病気等)に強くなり、結果試験区において鶏の増体が良かったものと考えられる。さらなる肉用鶏生産の成績向上が図れる。三番目に、鶏が健康に育つので食味アップに繋がるものと考えます。今後の課題としまして、再度実験を行い同じような結果になるか検証が必要です。

補足  明治製菓ファルマ   福田 泉
 まず大腸菌が出ていますね。皆さんご存知とは思いますが、大腸菌というのは一般的にいろんな動物の大腸の中にいる訳でして、鶏に特にいる訳ではございません。今回採れた大腸菌については、まったく病原性がない無害な大腸菌です。米沢郷牧場さんは抗菌剤を使っていらっしゃらないので、非常に素直な素性のいい大腸菌が鶏のお腹の中にいるんだろうと思いますね。お腹の中の大腸菌の素性がいいということは腸が非常に健康だということで、鶏も健康なんだろうなと。

「交流会総括」
 BMW技術協会全国理事・
 (財)夢産地とさやま開発公社理事長
  山本 優作
 全体において皆さん、非常に若い方が発表されていたというので、若い人の視点でいろんな事をされたんじゃないかと思っています。
 私は全国交流会の第二回からずっと二二回参加していますが、昔と比べるとずいぶん発表の内容も詳細にわたって変わってきたと思います。鈴木といううちの若い職員も発表したんですが、今までの二三回の発表の中であれだけ実験をしたけどダメだった発表というのは、おそらく私の記憶で初めて。だから完敗という表現もあった訳ですけど。でもそれはやっぱり失敗はまた成功の元に繋がっていくだろうと思いますので、今後を期待をしたいなと思っています。
 今回若手の中で、水稲栽培から果樹とかいろんなものがあったんですが、どうも全体的に見ると継続して結果を見ていかなければならないものが非常にあるんじゃないかということで、三年続けて、横山さんは発表していただいてますが、そういった継続の中でわかってくるものもあります。それから御園生さんのように、おそらく大学の先生が果樹の関係でこういう試験に取り組まれたというのは初めてだろうと思うんですが、そういった研究成果も、多分五年位続けてやらないと果樹の場合はなかなか結果が出てこないんじゃないかと思っていますので、そういったものに期待をしたいなと思っています。
 そしてもう一つは、久しぶりに今年パネルディスカッションが行われましたが、非常に新鮮な思いで聞かせていただきました。テーマは「食と農の絆」だったんですが、この、食と農の絆というのは離れかけているんじゃないか、これを何とか引き止めていくことが必要だと思っています。
 最終的に問われているのは、人間の生き様、価値観がどうであるか、ということになろうと思います。お金がたくさんあれば幸せだという風に考えるのか。お金だけじゃないよというものを価値観として持っていれば、「生き方」が私は違ってくるだろうと考えております。すべての基が教育につながっていくんじゃないか、国の大計が教育にありとよく言われますけど、そういったものを大事にしていきたいなと思っています。
 これだけ多くの皆さんが一堂に会して、こういった交流会ができたことを感謝します。  (報告:BMW技術協会 秋山澄兄)

Author 事務局 : 2014年04月01日 12:35

 
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