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2014年08月20日

第4回アジアBMW技術交流会 『アジアから共に未来へ』

いよいよ11月20日、21日に開催される、『第4回アジアBMW技術交流会』の開催要項を発表いたします。会員の皆様へは、郵送で送付していますので、2~3日中にはお手元に届くかと思いますので、宜しくお願いします。
第24回BMW技術全国交流会と第11回韓国BM交流会と同時開催です!

詳細案内は下記からダウンロードして下さい。
↓↓↓
第4回アジアBMW技術交流会開催案内

参加申込書と添付資料

『第4回アジアBMW技術交流会・第24回BMW技術全国交流会・第11回韓国BM交流会』
☆日時:11月20日(木)・21日(金)・22日(土)※22日はオプション視察の予定
☆開催地:東京国際交流館 国際交流会議場/交流会
※東京都江東区青海2-2-1 国際研究交流大学村内
ホテルイースト21/懇親会・宿泊(予定)
※東京都江東区東陽6-3-3
☆参加想定人数:350名
☆基調講演:岡山大学・准教授  奥地 拓生氏
☆特別講演:元韓国・農林部長官 金 成勲(キム・ソンフン)氏
☆発表:日本、韓国、フィリピン、インドネシア、中国など10~12の事例発表、実験報告などを予定しています。
☆視察:関東近県の各BM拠点へ
※千葉、茨城、山梨へ

第24回BMW技術全国交流会・第4回アジアBMW技術交流会開催に向けて
「アジアから共に未来へ」~地域に根差し、技術と文化を守り育てる~

アジアBM連帯 会長 生田 喜和

今年は第24回となるBMW技術全国交流会、そして、これまで4年に一度の開催をしてきた、
アジアBMW技術交流会が第4回目として同時開催されます。
テーマは「アジアから共に未来へ」~地域に根差し、技術と文化を守り育てる~と決まりました。
BMW技術全国交流会は、日本全国のBMW技術協会会員や関係者が一同に会し、
BMW技術の取り組み事例や研究成果の発表を行うとともに、
会員・関係者相互の交流を深める目的と、開催地の今後の発展と健闘を願う意味で毎年、
日本全国各地で開催をしてきました。

一方でアジアBMW技術交流会は2002年に韓国・京畿道(キョンギドウ)・楊平(ヤンピョン)郡で第1回目が開催され、
当時は韓国、フィリピン、タイ、ベトナム、そして日本からの参加者による事例報告、研究成果発表などが行われました。
第2回は2006年に日本の石川県で第16回BMW技術全国交流会と同時開催されました。
第3回は2010年に第1回目と同じ韓国の楊平郡で開催されました。
この第3回の開催をきっかけに「アジアBM連帯」という言葉が生まれ、アジアでのBMW技術の連帯をさらに強くしていこうと、
そう呼びかけたのが、韓国でのBMW技術普及にご尽力いただいた、初代アジアBM連帯会長の閔丙采(ミン・ビョンチェ)元楊平郡守でした。
日本で生まれた技術が、日本だけではなく、アジアで共有され、共に学ぶことを続けてきた努力が、このアジアBM連帯ではないでしょうか。
第1回アジアBMW技術交流会が開催された当時は、韓国全土のBMWプラントは14カ所、ソラ・インターナショナル・コリアが設立されたばかりでした。
現在では、韓国BM水と社名を変更し、韓国BM協会も設立し、普及体制も強化されています。プラントは当時の約10倍に広がりました。
フィリピンでは、フィリピンBMW技術協会設立に向けての準備が進んでいます。タイ、中国、インドネシアへも普及の輪が広がりました。
さて、1990年代初頭のソ連・東欧諸国の社会主義体制の崩壊以降、資本主義の勝利が喧伝されました。
新自由主義の台頭、アングロサクソン流経済優先のグローバル化がアジアを含めて世界を席巻しています。
それぞれの固有の文化や社会の仕組みが規制緩和、優勝劣敗の競争原理等の導入で破壊されようとしています。
大量生産・大量消費の産業構造がもたらした競争原理は、食品添加物・農薬・化学肥料の多用を促し、
多くの健康被害や環境破壊をもたらしました。更に遺伝子組み換え作物までが世界市場を席巻しようとしています。
私たちのBMW技術運動は、自然との共生を掲げてきました。
私たちは自然の中に人が生かされていることを強く認識し、
あらゆる動植物、その遺体や糞尿と、
それを分解するバクテリア、水や空気を含めた自然環境の保全をしなければなりません。

いまの資本主義社会の市場経済では、企業と言うのは営利を目的としているわけですから、
コスト計算の中に「自然の再生産費」が含まれていないのです。
たくさん儲けようとしたらコストをかけたくないのです。
日本では民主党政権の中後期から、現在の自民党政権もそれを引継ぎ、再び規制緩和路線へと転換し始めました。
今、必要なのは規制緩和ではなく、経済活動に対して自然環境保全の観点で、「自然の再生産費」を生産原価に入れる等の規制強化が必要な時代だと思います。
しかし、アジアでは韓米のFTAをはじめ、TPP問題に直面しています。市場原理を最優先とした仕組みです。その上、それぞれの国の文化を平準化させるものでもあります。
今回、私たちは、アジアBMW技術交流会を日本で開催し、たくさんのアジアの仲間が集います。一方で、韓国←→日本←→中国の国民感情の悪化を叫ぶ声が広がっています。
愛国心をかきたて、他国を悪者に仕立てあげる政治的利用、煽りは、グローバル企業や偽政者達の常套手段です。
このような状況だからこそ、国家ではなく、もちろん国境もなく、アジアに広がってきたBMW技術と、
そしてその仲間が中心となって、もうひとつの民衆レベルの繋がりを持てることにとても大きな意義を感じます。
これこそ、真のグローバリゼーションではないでしょうか。
くりかえしになりますが、今年のBMW技術全国交流会、
そしてアジアBMW技術交流会のテーマは「アジアから共に未来へ」~地域に根差し、技術と文化を守り育てる~です。
今回の交流会が、農業、自然環境、地域と暮らしのこと、
それぞれの国で抱えている問題の解決と、民衆の豊かな未来の創造に向けて、
力強く踏み出す第一歩だと確信しています。

Author 事務局 : 2014年08月20日 09:50

 
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