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2014年11月01日

【AQUA271号】BMプラント巡回

プラント巡回(平成二六年七月〜九月)(国内)

パル・ミート山形事業所 (七月一七日)
 排水処理施設の定期点検を実施しました。リアクター塔充填材の交換及び各槽の点検、計測を行いました。汚泥脱水機のろ布交換を実施し、余剰汚泥の引き抜きが効率良く出来るようになりました。またファーマーズクラブ赤とんぼで研修中の永合さんも、点検作業を実施しました。
 
グリーンコープ連合 中水利用施設定期点検 (七月二三〜二四日)
 福岡県若宮市の若宮物流センターと筑紫野市の福岡青果センターで中水利用施設の定期点検を実施しました。両施設とも順調に稼働しており、中水の状態も良かったです。

新潟県 グリーンアクアセンター 定期点検 (七月三〇日)
 新潟県阿賀野市安田町のグリーンアクアセンターで生物活性水施設の定期点検を実施しました。(株)技研が管理している尿処理施設に併設されており、その処理水を生物活性水の原料としています。生物活性水は、EC値〇・五二mS/cmでした。また、エア配管の継ぎ手部での破損が見つかりましたので、プラント工事を施工した㈱技研の担当者へ連絡し、修理対応を依頼しました。
          
高知県四万十町 プラント定期点検と巡回(八月一九日)
 高知県四万十町十和地域振興局管内にある十和堆肥センターに設置している生物活性水プラントで定期点検を実施しました。今年の四月から新しく担当になった、地域振興課主幹の冨田努さんに、BMW技術と生物活性水について説明を行い、定期点検の内容と方法についても見てもらいました。
 プラントは一〇立方mの土木槽が四槽と間に自然石槽が三槽になっています。生物活性水の原料は、牛糞堆肥を使用しています。十和地域に養豚農家があった時はその簡易尿処理水も活用していましたが、廃業になり豚糞を利用していた堆肥センターも十和地区からの十分な原料が確保できなくなり、現在は酪農家から搬入される牛糞で堆肥を製造しています。
 生物活性水は、地域の耕作農家がタンクを持参して取りに来ています。主にピーマン、シシトウ、菜花、稲作などに利用しされています。また地域の小学校の花壇にも定期的に使われています。
 プラントの状態は、EC値一・三mS/cm、pH八・二で濁りもなく順調に稼働しています。ここ四万十川中流域も、台風一一号一二号による豪雨で道路への土砂崩れや、四万十川も増水し沈下橋も何箇所か橋桁が川に落ちていました。
 町内の窪川町にある耕作グループ ビレッジ影野でもハウスのピーマン栽培に利用されています。
   
高知県津野町 津野町堆肥センター 生物活性水施設 (八月一九日)
 高知県津野町の津野町堆肥センターにある生物活性水プラントで、四月から担当になった津野町産業建設課の太田明宏さんにもBMW技術と生物活性水について現場で説明をしました。プラントは、五トンホーロータンク×五基を設置してあり、原料は堆肥センターで製造される牛糞堆肥を使っています。プラントの状態は、EC値三・四mS/cm、pH八・五で濁りもなく順調に稼働しています。町内の耕作グループが生物活性水を利用しています。豊田庄二さんにハウスでのベイナス栽培を案内していただきました。生物活性水は希釈して潅水チューブから供給されるようになっています。節間が詰まってきていると話されていました。今年は雨が多く日照不足で天候不順とのことでした。
      
パルシステム埼玉(蕨センター、白岡センター、三芳センター) (九月一九〜二〇日)
 埼玉県蕨市、白岡市、三芳町の各配送センターに設置している、中水利用施設で定期点検を行いました。いずれのプラントも順調に稼働しており、中水の状態も良かったです。
   
パルシステム岩槻センター 中水利用施設 プラント点検 (九月一九日)
 リアクター塔充填材の交換と、各槽の計測と点検を行いました。プラントは順調に稼働しており、中水の状態も良好でした。

広島自然学研究所(旭鳳酒造)
 土石流で甚大な被害が出た広島市安佐北区可部町にある、協会会員の旭鳳酒造に行ってきました。
 お店に面した道路の三百メーター程上流の川沿いの道が崩落して、泥水が道路一杯流れて来て、店の中が一〇cmほど浸水したそうです。幸い工場までは浸水せず、水も引いて店内の清掃も終わっていました。
 昨日は、店の前に溜まっている土砂を取り除く手伝いをしました。道路復旧の土嚢を積んだダンプがひっきりなしに店の前を行き来し、消防のヘリも低空飛行していました。
 同所にある広島自然学研究所の生物活性水施設の稼働状況を点検してきました。旭鳳酒造の濱村洋平さんの案内で、エアレーションの状態や生物活性水を点検しました。

河村農園
 山口県柳井市の河村農園で、生物活性水施設の稼働状態を確認してきました。原料は、ポークランドの堆肥を使っています。生物活性水は鶏糞堆肥と組み合わせて、稲作と野菜作りに利用しています。
 今年は雨が多く、潅水の回数も少なく生物活性水の添加も思うようにできないと、河村さんは話していました。
 プラントは順調に稼働しており、生物活性水はEC値〇・九mS/cmで状態も良好です。(報告:匠集団そら 星加浩二)

Author 事務局 : 2014年11月01日 11:54

 
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