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2015年12月01日

【AQUA284号】10月のBMプラント巡回

○JA土佐れいほく  一〇月八〜九日
 高知県土佐郡土佐町のJA土佐れいほくにてBMW技術基礎学習会が開催されました。参加者は職員や営農指導員の五名、BMW技術の基礎と生物活性水の活用方法について学びました。講師はBMW技術協会の秋山事務局長。
 JA土佐れいほくへのBMW技術の導入は平成五年、元々は長岡郡本山町のJA本山町に導入されたので、生物活性水プラント自体は本山町の堆肥センターに設置されています。その後、近隣の土佐町や大川村など高知県北部の吉野川流域の農協が広域合併しJA土佐れいほくとなり、現在はJA土佐れいほくによって管理されています。最近では土佐赤牛の産地として注目を浴びていますが、生物活性水の原料はこの牛たちの糞で製造された牛糞堆肥です。堆肥と生物活性水は地域の農家が利用し、地域内での耕畜連携ができていました。しかし農協合併後は堆肥の活用は進むものの、生物活性水の活用は堆肥作り以外には進まなかったのが現状でした。この現状を打破しようと今回、畜産課の小笠原さんが生物活性水プラントの補修工事と基礎的な学習会をBMW技術協会に提案し実現しました。
 学習会後は、実際に地域の農家が生物活性水を使いやすくするためにどうすればよいか、畜産への具体的な活用方法などの話し合いがおこなわれました。そこで、年明けの組合員総会で学習会を再度開催して活用を薦めていく、堆肥センターの運営に関しては、とさやま土づくりセンターに指導を依頼するなどして見直していこうということになりました。
 なお、補修工事については匠集団そらが、配管補修工事、ブロアの交換などをおこない、生物活性水もあらたに作り直し、現在は培養調整中で一一月中旬には新たに生物活性水が完成する予定となっています。

○ナカショク中条離乳農場  一〇月二九日
 毎月おこなわれている定期点検、今回も生物活性水の水質検査、農場内の臭気検査等をおこないました。臭気については少しずつ変化しているとの評価をもらったとのことで、引き続き、洗浄水への添加、臭気のもととなるような場所への散布を続けていきます。    (報告:匠集団そら 星加浩二)

○秋川牧園〜熊本県の南関第一農場
 飲水改善プラントの設置工事
   一〇月二六〜二七日
 熊本県玉名郡南関町にある南関第一農場はブロイラー六万羽、年間出荷羽数は約三〇万羽。
 工事は既存の飲水用の土木槽へエアレーションとリアクターシステムの設置、花崗岩など一・五トンほどの自然石を投入しました。秋川牧園へのプラント導入は四農場目で、ブロイラーへの導入は初めてとなります。今後は同社の他農場との違いに関してなど、経過を見守っていきたいと思います。
    (報告:BMW技術協会 秋山澄兄)

Author 事務局 : 2015年12月01日 17:35

 
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