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2003年06月14日

■英国主流製粉業者ホーヴィス社はもしGMが是認されたら北米の小麦を使用しない

■英国主流製粉業者ホーヴィス社はもしGMが是認されたら北米の小麦を使用しない

Top UK miller to cut North America wheat if GM okayed

Tuesday June 3, 1:26 pm ET
By Ben Harding

英国最大製粉業者は、もしGMが是認されたら、北米の小麦を製パンには使用しない、と発表するLONDON、6月3日(ロイター電発)

英国最大の製粉業者、ランク・ホーヴィスは、もし合衆国またはカナダが、GM品種を商業用に植えることを開始したならば、出荷の際にそれが非GM穀物を汚染する可能性があるので、北アメリカの小麦を使うのをやめると火曜日に述べた。ホーヴィスの小麦ディレクター、ピーター・ジョーンズ、は、こう述べている:英国人の間に遺伝子組み替え(GM)食物への大規模な反対が続けば、ホウヴィス社は、遺伝子変更された物質がパンに忍び込むのを避けるために、高蛋白穀物をドイツやオーストラリアなどの国から輸入する必要がある。

ジョーンズはロイターにこう話した。「もし数年後にこの小麦が商業的に栽培されていて、英国の大衆が、GMについて同じ気持ちを持っているならば、当社はそれを使うことができない。」先週末に、米国業界筋が、テストによれば、米国小麦供給品にGM素材が潜入している痕跡が明らかにされていると言った「 私達は、米国とカナダは用心するべきであると、言っている。彼らはたくさんの穀物を輸出している。」と、 ジョーン
ズは言った。合衆国とカナダの小麦は、世界輸出、9830万トンの約40パーセントを占めている。

GM小麦はまだこれから市場に出るものであるが、1月に、米国バイオテク巨大企業、モンサント、が、遺伝子組み替え春小麦の品種をリリースする計画を発表した。この品種は、アメリカの小麦輸出を潜在的にだめにする可能性がある。合衆国から穀物を買う多くの国は、GM種を購入するのを拒絶している。先週、カナダ小麦局は、モンサントに、GM穀物の法的承認を求めるのを止めるように懇請した。

ホーヴィスが焼く500万トンの穀物の約10パーセントは、毎年合衆国とカナダから来て、高級パンを焼くのに使わている。ジョーンズはこう言った。ホーヴィスは、北アメリカの小麦の中にすでに奇妙な断片の大豆またはトウモロコシを発見している。それはたぶん遺伝子組み替えをされたものであるようだが、加工過程でふるいだされている。

Author:事務局 : 2003年06月14日 11:40