« ■SARS特別報告:終焉を祝うにはまだ早すぎる | メイン | ■英国新環境大臣初諮問への報告 »

2003年07月11日

■インド砂糖製造協会がGM砂糖キビに反対する

■インド砂糖製造協会がGM砂糖キビに反対する

Net EditionMonday, June 30, 2003
Free Newsletter

Sugar Mills’ Association Opposes GM Sugarcane

インド砂糖製造協会(ISMA)は、インドは、たとえその砂糖輸出を引き上げたくても、遺伝子組み替え(GM)サトウキビを栽培すべきではない、という見解を持っている。その代わりに、同協会の気持ちでは、インドは粗糖の栽培にもっと専念するべきである。粗糖への世界市場の需要は上がっている。この点においては、政府でさえ、必要なサポートと補助をあたえるべきで、これは、WTOの協定と相容れることである、と、インド砂糖製造協会(ISMA)理事長、SL・ジェイン氏は、述べている。

ジェイン氏は、FEに話かけて、こう述べた:「GMサトウキビを植えるのは、インドでは、避けるべきである。多くの輸入国がGM食物を避けはじめている。私達は日本の新しい市場を開発しようとしている、日本の輸入業者は、もし私達がインドで生産された砂糖が非GMサトウキビのものからであることを保証できるならば、砂糖をインドから輸入すると私達に特に言った。」 ジェイン氏はさらに言った。日本の業界派遣団が、三井のOsamu Kmikawa氏、三菱研究所のKatswa Fukuda氏に率いられて、インドでGMサトウキビが育てられているかどうかを見つけ出すために、7月8日にインドを訪問する。

日本は、毎年現在約150万トンの粗糖を様々な国から輸入しているが、インドは除外されている。彼はこう言った。インドが Bt綿の商業用の栽培と他のGM作物をリリースする事を許可しているというインドのニュースは、GM食物をひどく嫌っている多くの輸入国の注意を引き付けている。欧州連合は、関税割当量(TRQ)制度を通じて10,000トンの粗糖をインドから輸入しているが、もし私達がGMサトウキビの栽培をするようになれば、この市場もまた、平穏であることはできないだろう。EU消費者がGM食物の消費に厳しく反対していることは、周知の事である。

ジェイン氏は言った。「もし私達が私達の輸出品と食物セキュリティを維持するのであれば、私達はこの問題では非常に気をつけなければならない。」 従って、EUが今より多くの市場アクセスをインドの砂糖に与えるように尽力しなければならない。しかし、白砂糖のグローバルな輸出の40パーセントが国内の価格維持制度によって、EUによりコントロールされていることに、ジェイン氏は、不満がある。彼は言った。今年、インドの砂糖輸出は約160万トンになってしまうだろう。主要な市場であるバングラデシュが実質上輸入を止めてしまい、インドネシアが輸入に厳しい規制を課しているからである。


2003: Indian Express Newspapers (Bombay) Ltd. All rights reserved

throughout the world.

Author:事務局 : 2003年07月11日 11:53