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2003年09月24日

■台湾で実験GMパパイヤが外部に脱出して抗議が起きる

■台湾で実験GMパパイヤが外部に脱出して抗議が起きる

ジャオ氏が喚起したGMパパイヤの心配。健康へのリスクか?

民主進歩党国会議員、ユージン・ジャオは、こう述べている「台湾は、遺伝子操作パパイヤの恩恵を受けるどころか、犠牲者になってしまった。」

国会議員と環境保護活動家は、昨日、農業協議会を、実験フィールドで遺伝子組み替え(GM)パパイヤの苗木を管理することに失敗したことで批判した。内閣健康省が、台中郡で二本のGMパパイヤを発見したのを受けての批判である。民主進歩党(DPP)議員、ユージン・ジャオは、これは消費者の健康を危険にさらすものであるといった。ジャオ氏によると、破滅的なパパイヤ斑点ウイルスに抵抗力があるパパイヤの開発をするため1998年、農業協議会が研究を開始した。これに取り組んでいる研究所の1つは、台中郡のウフェン区にある。健康省の検査官は、2001年にも、ウフェング区で成長しているGMパパイヤを発見している。

ジャオ氏は、昨日の記者会見で、「我々は、この科学研究で、恩恵を受けるどころか、犠牲者にされてしまった。」と述べた。ファン・ シャネイ、協議会の食物と農業部門ディレクターは、協議会が農民にGMパパイヤ苗木をリリースしたことはないと言った。

エリック・リオウ、台北にある「環境資質保護財団」の事務総長、は、農業協議会は、GMパパイヤが消費者に達しないのを確保するため、研究所のすべてのGMパパイヤ苗木に標識をつけるべきである、と言った。リオウはこう述べている:「政府は直ちにGMパパイヤの安全アセスメントをスタートするべきである。ヨーロッパや北米においては、消費者の健康を守るためにGM食物の安全アセスメントを完成させるのに最低でも10年かけている。」

「もし私達がGMパパイヤについて何も知らないならば、その産物は市場にだすべきではない。」、彼は付言した。リオウは、どのようにこの問題が処理されるべきかの例としてハワイのGMパパイヤ品種の事を指摘した。ハワイでは5年前にそれが市場に出た時にはその産物が強く促進されたが、翌年、それはアレルギー因子に関連していると科学的な評定をうけた。リオウは、パパイヤ栽培が台湾の最も重要な農産業の1つである、と言った。台湾のパパイヤ農民が、政府の食品規制の怠慢によって、損害をうけるのは、不当である、と彼は言った。

健康省によると、台湾の市場では、輸入GM製品は二品だけ、大豆とトウモロコシ、が入手可能である。別の11のGM食料製品と素材が、査定をうけているところである。健康省の官吏はこう言った。GM作物とGM食材から加工された製品への強制ラベル付けが来年から実施される。

Taipei Times - archives
Concern over GM papayas raised by Jao
By Chiu Yu-Tzu STAFF REPORTER
Tuesday, Sep 16, 2003,Page 2

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Author:事務局 : 2003年09月24日 13:00