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2003年10月27日

■ブラジル政府GM栽培に屈服する

■ブラジル政府GM栽培に屈服する

The Guardian | Brazil agrees to grow GM crops
Brazil agrees to grow GM crops
John Vidal and Gareth Chetwynd in Sao Paulo
Friday September 26, 2003

ブラジル、GM作物に抵抗する最後の大国は、昨日環境保護活動家の希望を砕き、最低一年間GM栽培を認めさせようとする米国とブラジル自身の大規模農夫からのプレッシャーに屈した。 グリーンピースブラジル、ブラジルグリーンパーティー、および非政府グループは、抗議の一日の後に、法廷でこの決定を覆すことに努めると発表した。ブラジル政府は、最新の技術的な開発に遅れないようにするのを切望していると述べている農業の政府官僚より支持されているこの決定では、分断している。GM食物に反対する人達はルイス・イナシオ・ルラダ大統領の明白なUターンに失望している。大統領の「労働党」(PT)は野党のときGM作物に反対していた。今度の決定は1年間の緊急対策として提出された。その理由は、リオ・グランデ・ド・スル州の農夫達はアルゼンチンの境界を越えて大量のGM大豆種子を数年に及んで秘密に持ち込んでいたからだ。

政府は、植え付けの季節が2週間後に始まる時に、従来の種子を買うことを彼らに強制する見込みはほとんどない事を認めた。GM会社モンサントは、種子を違法に植えている農夫達から年一億ドル(100 mドル)($62m ?62mは最低額か。m=million=百万)まで取れる立場に今なっている。モンサント社は、これまで種子プラントの設立と、ブラジルの種子会社の買収に、六億ドル($600m)以上を投資してきた。モンサント社は、今年の大豆作物に対し特許使用料を農夫に請求すると最近発表した。

米国の生産者は、ブラジルが、農民の多くは闇取引のGM大豆に特許使用料を支払わないから、不当な恩恵を受けていると長い間苦情を述べていた。植え付け禁止を止めることは、批判者達によりモンサント社の勝利だと評されている。「法律を実行させないで、政府当局は、大きな農業会社が自身の条件を好きなように決めるのを許している。」と、カリン・シルバーウッドコウプ、GMの無いブラジルNGPキャンペーンのコーディネーター、は述べている。ボブ・カラナン、熱心なGM是認のアメリカ大豆協会会長、は、こう述べている:「私達は、長い間、違法なGM種子を植えているブラジルにイライラしていた。これは、モンサントが料金を徴集するのを可能にすることへのステップであり、EU国がブラジルの食物を買い、それがGMではないふりをする書類のインチキを止めるのに役立つだろう。」

Special reports
GM food debate
Special report: what's wrong with our food?
Guardian Unlimited Guardian Newspapers Limited 2003

Author:事務局 : 2003年10月27日 13:07