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2003年10月27日

■先端GM食品企業バイヤーが英国での実験栽培を断念する

■先端GM食品企業バイヤーが英国での実験栽培を断念する

The Observer | UK News | Top GM food company abandons British crop trials
Top GM food company abandons British crop trials
Robin McKie, science editor
Sunday September 28, 2003
The Observer

重要なGM作物の開発会社、バイヤーは、遺伝子組み替え植物の英国でのトライアルを停止させる事を決定した。この動きはGM産業にとっては大きな打撃だと考えられている。バイヤーは、英国でGMトライアルを実施している最後の会社であった。もっとも昨日、同社は、条件が『より好ましい』時には、再びすぐ起動することを考えていると述べた。同会社はこの決定を出した事で、環境長官、マーガレット・ベケットを非難した。すべての実験栽培地の位置を公表している事を変えない彼女の主張が、撤退をせざるをえなくなったと、オブザーバー紙にマイヤーのスポークスマンはのべた。先週まで、「バイヤー・作物科学」、バイヤーの子会社はGM作物テストサイトを秘密にする取引の成立ができかかっていると信じていた。GM作物テストサイトは決まって抗議者達によって破壊されているからだ。実験フィールドのための正確な参照の地図を公表する代わりに、マイヤー社は、トライアルを行なっている郡名を言えばよいことにしたかったのである。

「環境リリース諮問委員会」は、この曖昧なテスト地の位置の表示は、『危険評定と言う点で容認できる』と言っていた。他方警察は、はっきりしたテスト地の位置の明示は、『作物やっつけ屋』を助ける主要なファクターであると不満を言っていた。しかし、最後の時に、「環境、食物、郷土省」(Defra)、は、バイヤー社に、規制のこのような変更は、支持できないと述べた。会社役員はこう述べている:『 従って、バイヤー作物科学社は、トライアルへの保安の保証がないので、次ぎの季節での英国での品種トライアル活動を止めるしかしょうがなかった。生成されるGM作物品種に関する情報が、少数の人間の犯罪的な活動によって妨害されるのは、残念である。』

過去数年に実施されたGM作物トライアルのほとんどは、バイヤー社のトライアルだけでなく、抗議行動を受けている。他の会社は撤退した。今度は、トライアルを続行してきた最後の会社、バイヤーが、止める事を決めた。米国とカナダへの英国の農業科学者の現在の『頭脳流出』は、さらに強くなっていくだけであろう。諸会社が、この最新の打撃でベケットを特に非難するという事実は、特に興味をそそる事である。先週、ベケットからの仲間の大臣達への手紙はこう述べている。英国はすべてのGMなし地域を禁止するEUの法律を支持すべきである。これは、英国でのGM作物の商業用栽培に進行許可を与える動きになるからである。しかし、実験GMトライアルが抗議行動を受けるかぎり、商業用栽培の見込みは、遠のくものに見える。産業界の一情報原は、『これは裏口でのモラトリアムである。』 と、述べた。

robin.mckie@observer.co.uk
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Author:事務局 : 2003年10月27日 13:15