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2003年11月04日

■英国の強化ブロイラー養鶏方法がEUの動物福祉保護政令違反で訴えられる

■英国の強化ブロイラー養鶏方法がEUの動物福祉保護政令違反で訴えられる

■英国の強化ブロイラー養鶏方法がEUの動物福祉保護政令違反で訴えられる

INDEPENDENT NEWS
Chicken breeding is greatest scandal in farming, court is told
By Cahal Milmo
30 October 2003

鶏の繁殖方法は畜産の最大醜聞であると法廷で訴えられる英国の鶏の繁殖方法は、数百万羽の鶏に悲惨な生き方をさせていて、英国政府によっては許容されているが、国際法を破っていると、昨日高等裁判所で提訴がなされた。動物福祉運動家達は、8億匹のブロイラーチキンの強化飼育は、数百万羽の鳥を体重すら支えられない状態にして、「畜産の最大のスキャンダル」であると、主張している。ブロイラーチキンは鶏肉のために繁殖される。裁判官への訴えでは、英国の養鶏産業は、年29億ポンドに値するが、特別の急速成長法を使うので、鶏の足、心臓、肺の成長が、その速さについていけず、苦痛や死を起こしていると、述べられた。

国際的な農場の動物福祉グループである、「世界農場動物への同情」(Compassion in World Farming ・CIWF)は、現代のブロイラーは、屠殺体重に達するのに41日で飼育されると、主張している。これは30年前の2倍の速さである。この団体の弁護士は、これらの方法は、動物の福祉に関する欧州連合政令に違反している事実にも拘らず、英国の「環境・食物・郷土風物省」(Defra)によって、許されているものであると言った。CIWFのラビンダ・シン弁護士は、ニューマン判事にこう述べている:「証拠によれば、ブロイラー鶏の筋肉は、屠殺目的の肉、は、急速に成長させられ、体躯支持の足、心臓、肺が、急速な体成長についていけず、過剰成長した体を支える負担で損傷を受けている。この結果、英国では、毎年、極めて多くのブロイラー鶏が、激しい苦痛を受け、時には歩行不能になる、足の障害がある。数百万の鳥が心不全のため毎年死んでいる。」

異常な法的な対応で、CIWFは、司法の審査を求めて、政府に現在の飼育習慣を非合法化させ、飼育業者に、生産サイクルにもっとゆっくりした養鶏法を導入するように要求している。DEFRAは、この訴訟に対し反論している。DEFRAのスポークスマンはこう述べている:「 政府は
、関連するEUの動物福祉政令は、正しく実施されていると、信じている。」英国は1年あたり約740,000トンの鶏を生産し、EU全体では、約40億羽のブロイラーが飼育されている。数年に及ぶ繁殖研究をした後に、広大な養鶏舎で飼育される鶏の群れは、現在6週間以内で2kgの屠殺重量に達している。

CIWFはこう述べた。科学的な証拠では、鶏の30%までが、足に異常があり、歩くことができないままになっていて、体重を支えるために、翼を使用している事を示している。4.7パーセントの全体の死亡率は、心臓や肺故障などが原因で、毎年約4,000万羽の鳥が死ぬ事を意味している。CIWFは、法廷でこう述べている:ブロイラーの加速された成長が、鶏の第二分類を生み出している。鶏は繁殖の為に飼われ、性的な成熟に達するまで生きさせることを確実にする為、飢餓状態にされている。

鶏の繁殖人口は、英国の約700万匹の鶏を占めていて、過度な体重増大を避けるために正常なブロイラーに与えられる餌の25パーセントから50パーセントまでに制限された飼料を与えられている。結果として、これらの鶏は、70週間までは生かされるが、欧州委員会の研究によれば、「慢性的に、空腹で、イライラし、抑圧されている」事がわっかた。1998年の EU政令の下では、すべての農場動物は、よい健康状態で
あることを保証するために、十分な飼料を与えられなければならない。

CIWFは、飼料制限する飼育体制はEUの政令違反で、Defraが、そのような飼育法を使っている農夫を告訴する事を要求している。ピーター・スティーブンソン、CIWFの政治・法律監督官は、全体の産業が、不法な慣習の上にできていていると述べている。「それは畜産の最大のいスキャンダルであり、数百万羽の鶏がひどい苦痛を受けている。」この訴えに対する裁定は11月の終わりまでには、出される予定である。

31 October 2003 02:19
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Author:事務局 : 2003年11月04日 13:55