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2003年11月18日

■EUはGM食品に規制ラベルを付ける期日を2004年4月からと定める

■EUはGM食品に規制ラベルを付ける期日を2004年4月からと定める

ヨーロッパは、GMにラベルを付ける期日を定める

 2004年4月から新しいラベル付けを遺伝子組み替え食品へ付ける規規が、欧州連合全体にわたって発効する。GM食物と飼料に関する新しい欧州委員会規制法の下で、遺伝子組み替え有機体を含むか、それで成りたっているか、あるいはGMOから造られた成分を含んでいる、全ての成分は、そのようなものとしてのラベルを付けなければならない。

 限界の0.9%は、食物または飼料へのGM素材の偶然の存在にも適用する。それ以下の場合は、食品でも飼料でもラベルはいらない。ヨーロッパでの使用が承認されていないGM素材の存在にたいしても0.5%の限界がある。これにも、欧州連合科学委員会から肯定的な安全アセスメントを持っていなければならない条件がある。この後者の限界は3年間適用される。これらの規則は、GM加工処理補助材(aid)を用いて製造された食品にはあてはまらない。たとえば、GM動物飼料を与えられる動物からのチーズや他の製品である。

 GM食物のリスクアセスメントはヨーロッパ食物安全局を通して中央化される。認可は、もし与えられた場合は、10年間有効である。その後は、会社は、更新するには再度申請する必要がある。追跡可能性とラベル付けに関する欧州委員会の二つのGM規則の2番目は、同時に採用されて、発表された。この規則により、供給チェーン全体にわたってGM製品を追跡するための必要な文書提供において、一致したEUシステムが提供される。

 環境・食物・郷土省(Defra)は、この規制に関する主導的な部門である。FSAとDefraは、これらの規則を実施する国内立法案、この規制に付随する指導案、規制法インパクトアセスメント案、に関して、共同の協議を、2003年末に発表するだろう。


参考資料
Source: UK FSA, 6 November 2003
The Life Sciences Network
Monday, 10 November 2003Search this Site World News >

Author:事務局 : 2003年11月18日 14:09