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2003年12月03日

■ラウンドアップ・レディ農薬が土壌細菌に悪作用して、作物へSudden Death Syndrome/急死症候群が起きている

■ラウンドアップ・レディ農薬が土壌細菌に悪作用して、作物へSudden Death Syndrome/急死症候群が起きている

ラウンドアップレディ突然死症候群

ジョー・カミンズ教授は、ラウンドアップレディが、土壌内のフザリウム菌を強化して、突然の死や他の病気を起こす証拠を発見する。数年の間、科学者は除草剤のインパクト、特に土壌微生物コミュニティへのグリホサート剤(ラウンドアップレディ)を調査してきた。これらの調査は、ラウンドアップレディ(RR)大豆の根がフザリウム菌と一緒になって増大したコロニーを中西部の畑地で1997から2000年までの間で造るのを明らかにした。同時に、除草剤耐性栽培種を使った大規模な収穫は、土壌プラント病原菌を増大させる事が発見された。ブラジルの土地は、いくつかの季節の間に増大する微生物の活動を示した。グリホサート剤を数季節繰り返し使用すると、土壌病原菌を増加させる明確な証拠が出ている。

 RR(ラウンドアップレディ)大豆へのグリホサート剤を使用した最初の年に、いくつかのRR栽培品種に厳しい突然死症候群伝染病が起きてきた。RR栽培品種は、フザリウム-ソラニ菌による伝染で突然に死滅していった。大豆の突然死症候群は、北米での経済上の重要性を持つ病気である。追跡研究で以下の事がしめされた。大豆の異なった栽培品種が突然死菌に対し異なった抵抗レベルを示し、グリホサート剤耐性と非耐性栽培品種は、フザリウム-ソラニによる伝染に対して同様な反応したことを示唆している。ジェレミー・ビッグウッド(www.mycoherbicide.net)によると、[カナダ農業]からの科学者、ミリム・フェルナンデス、が、未公表の研究を前に報告していた。その研究は、グリホサート剤によって処理された小麦畑で、フザリウム穂枯れ菌害虫、小麦の深刻な病気、の罹病率が高くなっていたことを示していた。

 New Scientist誌のアンディ・コグランはさらに次の様に報告した:サスカチュワン州、スウィフトカレント、に在る「農業・Agri食物カナダ」 によって経営されている「半乾燥大草原農業研究センター」のミリアム・フェルナンデスによって、この潜在的な問題は数年前すでに発見されていた。彼女は、グリホサート剤が前年に使用されたいくつかのフィールドでは、小麦が、フザリウム菌穂枯れ病、穀物を駄目にしピンク色に変える壊滅的な病気、によって酷い被害を受けていることに気づいた。ヨーロッパだけで、フザリウム菌穂枯れ病は小麦収穫の五分の一を破壊している。その病気を起こす菌は、人と動物も殺すことができる毒素も生み出せる。追跡研究において、フェルナンデスは小麦畑の立枯れ病のレベルを測定した。彼女の同僚、キース・ハンソンはこう述べている:『前年にグリホサート剤が使われていた時には、私達は個別の耕作範囲内で害虫の高いレベルを見つけました。』そして、彼の実験室の研究でフザリウム・グラミニアラムとF.アヴェヴェナシアム、穂枯れを起こす菌、が、グリホサート基剤除草剤が栄養媒体に加えられ時に、早く成長することを示した。」

 不幸な事に、「農業カナダ」は、RR小麦の登録を提唱している時には、そのような重要な結果の発表に早期対応はしていなかった。結論的には、除草剤の使用と土壌内の病原菌の蓄積の間に確かなリンクがあるようである。RR大豆栽培品種は、突然死菌のインパクトの下では弱かった。ラウンドアップレディで処理された小麦畑は、穂枯れ病の影響を受け易いようである。北アメリカの監督官庁は、そのような発見を受けて、ラウンドアップレディとラウンドアップレディ耐性GM作物の使用に関して、早い広範な再検討をすべきであった。だが、そうならずに、北米の2つの政府はRR小麦の登録を主張しているようである


参考資料
The Institute of Science in Society
Science Society Sustainability http://www.i-sis.org.uk
ISIS Press Release 30/11/03
The Institute of Science in Society, PO Box 32097,
London NW1 OXR

Author:事務局 : 2003年12月03日 14:19