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2004年01月20日

■カナダ農業省はモンサントが開発したGM小麦のテストを止める

■カナダ農業省はモンサントが開発したGM小麦のテストを止める

 オタワ(CP)--カナダ農業省は、バイオテクの巨人モンサント社と開発した遺伝子設計小麦に関する長期プロジェクトを、どれほどその産物が売れるかについての疑いの只中で、放棄しようとしている。規制当局はラウンドアップレディ小麦のリスクと利点の評定を続けているけれども、このカナダ農業省の決定により、バイオテク小麦の最初の品種への科学的な希望が蔭りをみせている事を示唆している。カナダ農業省のジム・ボウルは、同省が1997年以来モンサントと開発した作物には今後の投資をしないと、述べた。ボウル氏は、ウィニペグからのインタビューにおいてこう述べている: 「私達の科学者に関係するまだいくつかのテストがあるが、しかしカナダ農業省はもう資金をそれに寄与しません。私達はもうモンサントとラウンドアップレディ小麦を開発さしてはいません。」 ボウル氏は、同省の今度の決定が、カナダの小麦顧客がこの小麦の新品種を受け入れるかどうかについての懸念を反映しているかどうかを尋ねられて、「はい、私は、反映していると思います。」と、答えた。

 カナダ農業省とモンサントの契約は秘密であるけれども、同省が500,000ドルを投資したが、モンサントは130万ドルを投資した、とボウルは述べた。同省は、またモンサントに、多年の研究で開発された最先端の遺伝素材にもアクセスを許した。モンサントのスポークスマン、トリシュ・ヨルダンは、協力体制を止めるカナダ農業省の決定の意義を低く考えようとして、協力の目的が達成されたと言い、それを拡張する理由がないと述べた。ヨルダンはこう述べている: モンサントは、まだ、ラウンドアップレディ小麦を商業化することを望んでいるけれども、カナダの小麦市場を危険にさらす事は何もしない。「生物工学は、西カナダでの小麦生産に多くの事を提供できる、我々はこれを可能にする方法を探して、すべての仕事をまったく停止するのではなく、解決策が出るように努力している。「我々は、会社として、西カナダ農民の穀物をマーケティングする能力を危険にさらすような事は決してしません。」ラウンドアップレディ小麦は、よく使われる除草剤、ラウンドアップ、に抵抗力がある。それは、農民の小麦を殺さずに、雑草を容易に殺すことを可能にする。

 しかし、多くの国は、遺伝子操作された食物を迎えることを渋り、新しい小麦植物がスーパー雑草になってしまう心配が出ている。カナダ小麦局はその顧客のほとんどは、新品種を望んでいないといって、モンサントに、法的承認を求める申請を引き下げるように昨年述伝えた。ボウル氏はこう述べた。カナダ農業省の科学者は、モンサントと共同して働くことから多くを知り、その協力は1997年の初頭では見込みがありそうに見えた。しかし現在では、「カナダ農業省はたぶん、その投資からの見返りをもはや期待はしていない。」彼は、農業でのバイオテク革命は期待には応えて来なかった、と言った。「 残念ながらそれは過剰に売られたようである。私達は、この時期、消費者と生産者に価値が高い多くの特色がある作物を育てることを期待していた。「しかし、誰が予期したよりも規制すべき範囲はずっと厳しいもので、市場での受容は我々が期待していたより肯定的なものではなかった。」

参考資料
CNEWS CANADA
January 9, 2004

AgCan ends testing of GE wheat developed with Monsanto 
OTTAWA (CP)

Author:事務局 : 2004年01月20日 16:02