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2004年01月26日

■モンサント社がアルゼンチン大豆ビジネスから

■モンサント社がアルゼンチン大豆ビジネスから
 大豆ブームの中で撤退する

 ロイター 01.18.04 報告ヒラリーバーク

 BUENOS AIRESアルゼンチン(ロイター)大豆の星がアルゼンチンで昇っているかもしれないけれども、モンサントは、それで利益を上げる事ができないので、農業生物工学での米国のパイオニアであるのだが、世界のNo3生産国で大豆種子を売るのを中止した。モンサント社は、遺伝子組み替え種子の莫大な闇市場があるので投資を取り返すことが不可能である、と言っている。同社は、その状況が変わるまで、新規のまた改善された大豆種子を販売せず、地元の条件に合うように加工された品種を開発する研究も実行しない、と、モンサント・アルゼンチンは述べた。この動きは、農夫がバイオテクの進歩と新しい種子の品種で損を蒙り、また他のビジネスもアルゼンチンを出ていくという不安に火を注いでいる。アルゼンチンは、2002年で世界最大の借金を引き起こしている経済崩壊から回復するために奮闘している。

 "アルツーロ・ヴィエヘラー、元の農業省役員、は、こう述べている:「自分の国で決して起きて欲しくない事は、研究への投資が絶たれる事である。それは全体の農業産業の未来を徐々に蝕んでいく。」モンサントは、先月種子の販売をやめたとロイターに告げた。GM大豆は、除草剤で金を節約できるとうので農夫に広がっていたが、特にヨーロッパでもっと多くの安全テストを要求している消費者と環境保護活動家からの反対にもかかわらず、アルゼンチンで一番の作物、および外貨獲得の最大のソースになっていた。欧州連合は、一部のGM大豆品種はすでに承認されて輸入できるけれども、1998年にバイオテク食物と作物の栽培と輸入を実質禁止した。GM大豆種子の販売は、ブラジル--合衆国の次に世界のNo2の生産国--ではまだ違法であるけれども、同政府は、GM作物を規制するより全体的な法律が承認されるまで、今季に農夫がGM大豆を植えることを許容している。

 役人達は、ブラジルの農夫が、もとはアルゼンチンとパラグアイから密輸入した種子を植付けていると、言っている。アルゼンチンのすべての大豆種子の50から60パーセントは、闇市場で買われたものだと、フェデリコ・オヴェジェロ、モンサント・アルゼンチンのスポークスマン、は、言っている。大豆からの種子は、小麦のように、新しく植えられた植物から取られて、大豆生産高の重要な下落なしで、再利用できる。アルゼンチンの農民は、ラウンドアップレディ種子を再植付けする時は、法律の免除項目が広く利用されて、特許使用料をモンサントに支払う必要がない。そして、多くの農夫は、違法に売るために種子を取っているとオヴェジェロは言っている。この闇市場は、農夫と農業商品店が、ラベルがない大きな白い袋に入れた保存種子を売るので、「白ボルサ」として知られている。

 モンサント・アルゼンチンは、その代わりに、政府の承認待ちになっているラウンドアップレディトウモロコシと、ヒマワリとサトウモロコシの新しい品種に集中すると言っている。これらの作物は大豆に後退させられているけれども、それらの種子は、生産高がひどく下がる危険なしには、再利用はできない。それは、1年ごとに、農夫は新しい種子を買う必要がある事を意味している。--建前では、正当な種子販売者からと言う事になっている。
後略

参考資料
http://www.forbes.com/business/newswire/2004/01/18/rtr1216109.html

Monsanto exits Argentina soy biz despite soy boom Reuters,
01.18.04,12:45 PM ET By Hilary Burke

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Author:事務局 : 2004年01月26日 16:06