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2004年02月23日

■モンサント牛用成長ホルモンrbGH /Posilacの販売削減を発表する

■モンサント牛用成長ホルモンrbGH /Posilacの販売削減を発表する
FDAとモンサントはPosilacの恐い危惧の真実を明かすべきである

 モンサントはその遺伝子組み換え牛成長ホルモンの販売を50パーセント削減した事を発表した。この獣用薬はPosilacとして商標登録されて、売られている。米国酪農牛の約22パーセントは、ミルク生産を押し上げるために、2週ごとにPosilacの注射を受けている。モンサントの「rbGH」は何がおかしくなったのか?このバイオテクの雌牛ホルモンは1980年代中期以来酪農産業と消費者を揺り動かしてきた。米国食品医薬品局は、このホルモンが、これまでずっと最大の消費者の食物安全に関する議論であった事を認めている。

 モンサントのrbGHは、食品医薬品局により承認された最初の主要なバイオテク食物生産「ツール」であった。3つの潜在的な問題分野が浮かび上がる:人の安全、動物の安全、そして品質の管理。私の意見では、rbGHの食品医薬品局の人の安全監督は、最初から欠陥があった。1980年代中期に、食品医薬品局は、rbGHに対する法的拘束力がある残留成分テストを要求することに失敗していた。そうであるのに、モンサントと政府高級官吏は、rbGHを注入された雌牛のミルクとそうでないものとの間には、「差異がない」事を主張している。

 rbGHについての強い大衆の懐疑に対抗する為に、食品医薬品局は、1990年8月のScience誌で、人の安全を決定する事項に関する10ページの要約を発表した。同局は、発見した事項をあげる中で、こう述べている:注射をされた牛のミルクの中のrbGHは、商業上の低温殺菌のため低減させられた。この主張で引用された唯一の研究は、カナダの大学院生によるものである。この学生の修士論文は、人間ではなく、子牛に、rbGHで出されたミルクを与える事の研究であった。この研究では、15秒の低温殺菌でするものを間違って30分間熱していた。

 RbGHを注入された雌牛からのミルク消費についての最大の安全問題は、IGF-1と呼ばれる、インシュリンのような成長ファクター、二次ホルモンに焦点が置かれる。成長ホルモン(自然と合成)は、IGF-1の身体での生産を調節する。IGF-1は、細胞の成長と機能を調節する不思議で、血で運ばれる「メッセンジャー」ホルモンである。増加される成長ホルモンレベル(自然であれ合成であれ)は、より多くのIGF-1を意味し、乳房組織、骨、他の場所での新陳代謝を強化させる。

 構造的には、IGF-1は、雌牛と人にたいしても同一である。一部のIGF-1は自然に雌牛のミルクに存在する。データでは、より高いIGF-1のレベルが、正常なミルクに比べて、rbGH-を注入される雌牛のミルクに発見される事を示唆している。IGF-1と癌発生の間の潜在的なリンクを調べる数千の研究論文が、科学と医学のジャーナルにおいて発表されている。動物の安全については、rbGHの注射は、酪農用の雌牛の新陳代謝を駆り立てる。

 通常より1/3多い血が、注射された雌牛の心臓で送られる。この合成ホルモンはとても強いので、注射をする場所の筋肉組織を殺してしまう。1990年の早い時期に、私の新聞、The Milkweed、は、盗まれたモンサント動物健康研究のファイルを発表した。それらのファイルは、コントロールグループに比べて、注射された牛の多くの主要器官や腺の重量がドラマチックに増加するのを示していた。消費者連合のマイケル・ハンセンによると、rbGHを注入される雌牛のミルクに流れている増大したIGF-1は、乳房の組織と骨をより大きなリスクにさらして、健康問題をひきおこしている。現代の米国の酪農用雌牛は、大きなミルク生産を引き起こすモンサントのバイオテクーホルモンを注射される前でさえ、多くの圧力を受けている。

 RbGHによる品質管理問題の2つの例が浮上した1993年の夏に遺伝子組み換え牛成長ホルモンを食品医薬品局が承認する前に、秘密の会社文書は、オーストリアの製造工場で、1トン近い乾燥rbGHが汚染されていたことを明らかにした。そして、1994年に、モンサント社の科学者バーナード・ヴィオランドは、アミノ酸連鎖の悪化した状態を報告していた。これは、意外な結果で、「たんぱく科学」の彼の記事は、研究者達もよく理解できない事であると認めていた。

 大腸菌を媒体に使って組み換えホルモンの群れを作るのは、Jell-Oを作るようなものではない。モンサントのrbGHは何がよくないのか?私達の食物を生産する家畜に使用される合成ホルモンは、もみ消すには、重大すぎるリスクをうんでいる。もし重大な問題があるのなら、なぜ、rbGHの50%だけの販売が、100パーセントではなく、縮小されているのか。消費者と酪農農民は、なぜ、食品医薬品局がこの薬剤を制限したのか、完全な、正直な説明を受ける権利がある。食品医薬品局とモンサントによる疑われている隠蔽は、法的な挑戦を招くだけになり、最悪のケースに至るだろう。生物工学の長期的な利益は完全な情報公開によって最もよい結果をまねくものである。

参考資料

FDA, Monsanto need to reveal truth about growth hormone

 By Peter Hardin

The Capital Times, February 2, 2004

Peter Hardin lives near Brooklyn. He is the editor/publisher of The Milkweed,
a monthly milk pricing report。

Author:事務局 : 2004年02月23日 13:47