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2004年03月11日

■☆人型狂牛病の犠牲者は減少せずに、1995年から2003年で139人になる

■☆人型狂牛病の犠牲者は減少せずに、
    1995年から2003年で139人になる

 VCJD、人型狂牛病の英国での死者は、2003年で、18人であった事が発表された。2002年は、17人だったので、一部の予想とは違って、漸減はしていない。これで、英国では、1995年以来、139人の死亡者が公式に出た事になる。他国や世界全体で、どのくらい狂牛病で犠牲者がでているかは、関係機関の検知と報告体制がなければならないが、正確な統計的な数字が出されていない。脳神経の異常で死亡する人たちから、vCJD を厳密に識別報告する態勢がひつようである。

参考資料
| Eighteen people died from vCJD, the human form of BSE, last year,
up from 17 in 2002. There have been 139 deaths in Britain since 1995.
The Guardian Webnews 3-4-2004


☆英国政府が7年に及ぶ紛争を経てGMトウモロコシの
  商業用栽培を正式に許可する

 三月九日のBBCテレビ報道によると、英国政府が、GMトウモロコシの商業用栽培を正式に許可する決定をした。世論調査では、国民の85%の反対を押し切っての決定である。議会での、環境大臣、マーガレット・ベケットの弁明では、従来作物や有機作物への汚染を避ける隔離距離を確保するなどの必要な規制対策をみたさなければならない、と、している。許可されるGMトウモロコシは、家畜の飼料用のものとされている。解任された前環境大臣、マイケル・ミーチャ国会議員、は、この政府の決定は、科学的な安全上の証拠を無視するもので、バイオテク産業の利益を優先し、米国の圧力に屈っしたものである、と、インタヴューで評している。

参考資料
9.Mar.2004 BBC TV.

Author:事務局 : 2004年03月11日 14:09