« ■種子巨大多国籍企業(複数、社名なし)がケニヤで地元の種子会社への破壊行動を告発されている | メイン | ■超雑草の警告 »

2004年04月20日

■英国中央政府に対し独立心が強いスコットランドの風光絶景なハイランド地区が、ヨーロッパGM無しゾーンに参加することを地区評議会が支持する

■英国中央政府に対し独立心が強いスコットランドの風光絶景なハイランド地区が、ヨーロッパGM無しゾーンに参加することを地区評議会が支持する

※ハイランド地区評議会がGM産物禁止を支持する
 ハイランド(スコットランド北部高地)地区評議員達は、その地域をGM無地域にする動き、法律的に強制力はないが、を支持した。評議会は、遺伝子修正産物がない地域のヨーロッパのネットワークに参加する事を決めた。この参加は、スコットランドとイングランドで最初の地域になり、純粋で健康な食品を生産するハイランドの評判を保護するためである。ハイランドは、スペイン、ギリシャ、ルーマニアの地域と一緒に、代表者を送るように招請されている。これは、4月28日にオーストリアでの会議でこのネットワークを設立した10人のメンバーと会合するためである。このネットワークは去年の11月のに設立されて、唯一の英国で参加したウェールズ地域を含んでいる。

 昨晩、同評議会の動きは、他の地区評議会にも参加を勧めているエリノア・スコット博士、ハイランドと諸島地区のグリーン派国会議員により歓迎された。彼女は、スコットランドで商業的に栽培されるGM作物を防止するためスコットランド行政府がそれ自身の力を用いないことを批判していた。第一代理大臣、ジムウォレス、は、評議会が会議を持ったアヴィモー地区を訪問していたが、こう述べた。GM禁止は法律上執行可能ではないが、行政府は、自発的な除外ゾーンを設定する事で、地区評議会にガイダンスを与えるつもりだ。この地区評議会は、ブラック・アイル島のマンロチィで、フィールドトライアルが設定された時にGM論争の最前線にいた。地区評議会当局は、トライアルは植付けの規制法に従うべきだと主張して法廷に提訴したが、敗北した。

 11月に、ハイランド地区評議会は、ハイランド地区でGM無しのゾーンを奨励する対策をとる方針を採用した。オーストリアの会議で同評議会を代表するリチャード・ダラムはこう言った。「このヨーロッパのネットワークに入っている、アキテーヌ、リムーザン、トスカナ、ウェールズ、および他の地域に代表されている地域を見るならば、それらの地域はすべて大きな地域であり、その全体の意見は、彼らは自分達の地域がGMなしであってほしいということである。彼らは、自分達が生産する食物の中にどんなGMOも望まないと言っている。これは、これらのエリアに住んでいる人々によって推し進められていて、彼等は遺伝子組み替え食品を望んでいない。ハイランド地区と諸島の食物はいつも健康で、純粋であるとずっと思われてきた。そしてハイランドの人々は、GMOが我々の生産に入ってほしくないと強く感じている。」

 彼はまたこう言った。彼は、ウェスタン・アイルズ、オークニー、シェトランド、アーガイル、ビュート、モレー、も、GM無しの領地全体を造るためのキャンペーンに参加して欲しい。ケースネス地区のメンバー、グレエム・スミス、は、この動きに反対する唯一の評議員である。彼はこう言った。「これは身振りであり、私はそれと一緒になりたくない。フランケンシュタイン食物に関して引き起こされる恐怖には、信頼性がない。最近のテストは、殺虫剤体制だけが扱われていて、ハイランドと諸島が、新しいエデンの園になりうると思うのはナイーブである。」ウォレス氏はこう言った。「私達の法的な助言は、GM作物への総括的な禁止はする事ができない、だが、重要な事は環境と人の健康の保護である。私達は自発的なモラトリアムを促進したい、そしてもしハイランド評議会がそれに寄与することができれば、もし農民が自発的なGM禁止をしたいならば、私達は喜んで援助します。」

参考資料
Scotsman.com News ?
Council backs blanket ban on GM produceSearch
Fri 16 Apr 2004
JOHN ROSS

Author:事務局 : 2004年04月20日 14:59