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2004年06月08日

■バイヤー社も、モンサントに続きオーストラリアでのGMカノーラ実験栽培から撤退する

■バイヤー社も、モンサントに続きオーストラリアでのGMカノーラ実験栽培から撤退する

 今年はオーストラリア、ニューサウスウェールズ州では、遺伝子組み替えカノーラ油の実験栽培がない事になる。それは、世界第二番目の大企業が撤退する事になったからである。モンサントは、先だって、今年GMカノーラ油トライアルを続けないと、発表したが。今日、バイヤークロップサイエンス社もまた計画されていたトライアルから撤退する事が、明らかになった。同州農業大臣、イアン・マクドナルドは、バイヤー社が理由として「乏しい季節的な条件」を挙げたと、述べた。彼はこう述べている:それは残念な事で、GMテクノロジーに思想的に反対している人達からの絶える事のない誤情報を非難した。憂慮している農民ネットワークの、グレアム・ストロングは、バイヤー社の撤退決定を歓迎した。

 「私は(バイヤー社が)先に進まないと言うので喜んでいます。しかし、他方、ちょっと矛盾しているように見える、、、、もし自分がやりたい実験栽培をする年を勝手にえらぶというのなら、農業経済のデータはゆがんだものになるだろう。」と彼はのべた。GMカノーラ油トライアルは南部のニューサウスウェールズで、実施される予定だった。

参考資料
Bayer pulls out of GM canola trials
ABC, Thursday, 3 June 2004
http://www.abc.net.au/riverina/news/200406/s1124071.htm

Author:事務局 : 2004年06月08日 11:09