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2004年06月28日

■国連食糧農業機関がGM支持で抗議を受ける

■国連食糧農業機関がGM支持で抗議を受ける

 世界全体で数百の組織が、遺伝子組み替え有機体(GMOs)に関連して国連食糧農業機関(FAO)に対する反対の抗議で結束した。抗議者達は、GMOと生物工学のサポートをするFAOに対する反対で立ち上がっている。彼らは、FAOが、飢えへの闘争でなく、農民に対する闘争を布告したのだと主張している。670の組織と816人の個人によって署名され、FAO理事長ジャック・ディウフ博士に宛てた抗議の公開書簡で、参加組織は、怒りと完全な反対意見を表明した。これはFAOによって書かれて、ディウフによりサインされた五月に出た報告書「農業生物工学:貧困のニーズを満たす」に向けられたものである。

 ヌコジィ、ウガンダ・マーターズ大学のピーター・カニャンダゴ、単独参加のウガンダ人、は、抗議書に署名した816人の一人である。遺伝子工学が大企業によって支配されているのをFAOが言及していないことを彼らは非難している。「FAOは、1つの会社、モンサント、が、遺伝子転移で世界全体の面積の90%以上で蒔かれているGM種子テクノロジーを、所有している事実を看過している。私達は、FAOのリポートへ私達の激怒と反対を表現することを望んでいる。」

 抗議者たちはこう述べている:「 このリポートは、生物工学産業をサポートするために、政治的な動機をもった広報運動に利用されている。それは種子の遺伝子工学を促進し、農民によって使用されてきた生態学的に健全な方法から離れて、遺伝子工学テクノロジーへ研究資金をさらに傾斜させる事を促進させている。」ディウォフは、この告発が市民組織の間とインターネットを通して広まっているのに対して、FAOリポートのメディアの誤解のある見出しと誤った解釈からこれらの抗議が出ている、と、述べている。

 現在育てられているGM作物からの食物は、リスクアセスメントの既存手続に従った評定では、食べるのに安全であると見なされている。しかし、GMOから引き出された食物消費による人への健康への害の証拠がないと言うことは、それらが完全に安全であるという、保証にはならない、と、ディウォフの反応を読んでいる。抗議している諸組織は、遺伝子転移キャッサバ、ジャガイモ、ササゲ、キビ、テフの開発を要求している事でFAOを非難している。これらの食品は、数百万人の脇に追しやられた人々にとって決定的に重要な主食になっている。

 彼等はこう批判して言った。「この報告書は、小規模小作農の農業にある生物多様性の管理で彼らの役割の強化を、さらに必須の作物の改善を、推薦しないで、脇に押しやられた人達の食物セキュアリティに重要な作物の技術的な処置を提案しているのだ。」彼等は、アクセスと分配の問題のほうがテクノロジーよりもずっと重要であると、主張している。FAOのリポートは貧乏な人々への生物工学の利点を強調している。

参考資料
Protesters Lambast FAO Over GMO Stand
New Vision (Kampala)
June 23, 2004
Patrick Luganda
Kampala
http://allafrica.com/stories/200406230256.html

Author:事務局 : 2004年06月28日 11:23