« ■狂牛病に免疫がある牛の現実が近くなった | メイン | ■危険なGM薬剤のISIS報告 »

2004年06月14日

■サンフランシスコバイオ会議報告

■サンフランシスコバイオ会議報告
 GM食品への投資は世界最大市場の米国で枯渇しつつある

 遺伝子組み替え食品への投資は世界最大のGM市場である合衆国で干あがりかかっている。なぜなら、他の世界の消費者はGM食品を買いたくないからである。昨日サンフランシスコで終わった、バイオ2004年の会議でのスピーカ達は、遺伝子修正された植物と動物に於ける薬剤を含み、遺伝子組み替え薬剤への投資の継続的で速い成長を予想していた。しかし、サンフランシスが本拠のブリルアンドカンパニ、生命科学に焦点をあわせている最大会社、のロジャー・ワイス、は、遺伝子組み替え有機体(GMO)に対する消費者の反発が、遺伝子修正食物に向けられたプロジェクトに、滞りを起こさせたと、言った。彼はこう述べた。「GMO問題が十分に落ち着き、私達が、GMに投資しても違和感がないように感じるには、3、4、5年かかるでしょう。」。

 1980年代初期に植物の遺伝子をクローンで生み出した最初の人で、今はGM作物開発社、ヴェルディアの代表、は、こう述べている:欧州連合は、このテクノロジーに対して非常に分断された規制の枠組を持っている。「 そのせいで、ヨーロッパでの商業化が困った状態になってしまった。それは人々を混乱させている。ニュージーランド人として、私は、彼らがその混乱を植民地に輸出してしまったのがわかる。それは本当に悪い事である。」 ベッドブルーク博士、彼の会社は先週6400万米ドルで巨大化学会社デュポンに売られたのだが、この会議で、GM食物がGM薬剤と同様に、安全であるという世論を形成するのに活動するように彼の同僚に強く勧めた。彼は、肝心な事は、安全問題を評定するのに一般大衆が信頼できる透明な規制システムを持つ事であると、言った。

 カリフォルニアのコンサルタント、ケン・ムーニーは、ニュージーランドビジネス界に助言するため、政府の「世界クラスニュージーランド人プログラム」のベッドブルーク博士に参加して、こう述べている:GMへの反発は「私達が直面している最大の挑戦事項」である。彼はこのバイオ会議の代表者たちにこう話した。「より低価格のテクノロジーが起きているニュージーランドでは、たくさんのエキサイティングな事柄がある。しかし、この会場の人々とテクノロジーに興味がある人々は、反GMの感情について何かをする必要がある。」現代感覚における生物工学は、個々の分子または遺伝子のレベルで生物の知識を使うものなら何でもさしていて、新しい薬と、有機体の遺伝子を実際変化させる事なしで、この知識を利用している植物の品種改良をふくんでいる。

 しかし、このコノバイオ会議で議論された研究や新しい製品の大部分は、新しい薬を作るためバクテリアの遺伝子、または食物に新しい栄養的な品質を追加するため植物や動物の遺伝子を挿入したり、除去したり、移動させたり事には関係していない。昨日の発言者達は、ヤギ、めんどり、トウモロコシ、たばこ、ベニバナを遺伝子修正して、生物工場にして、ミルク、卵、植物、種子の中に薬を生産するいくつかの新しいプロジェクトの概説をした。マサチューセッツの会社、GTCバイオ治療、は、人のたんぱく質をヤギのミルクに入れて、反血液凝固薬を作っているが、「ヨーロッパ薬剤評価エージェンシー」から、遺伝子転移製品の承認を請求する最初の会社に1月になった。GTC社の副社長、グレッグ・リポスキーはこう言った。このたんぱく質は米国で190人の人々ですでにテストされていて、承認されれば、すぐに臨床実験がヨーロッパで始まるだろう。

参考資料
Backlash curbs GM investment
NZ HERALD
11.06.2004
By SIMON COLLINS in San Francisco

http://www.nzherald.co.nz/

Author:事務局 : 2004年06月14日 11:15