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2004年06月28日

■アフリカの自主性と食糧救援

■アフリカの自主性と食糧救援
 ザンビアは米国のGM食糧救援を拒否している

ルサカ発:ザンビアは、バイオテク食物が人の消費に適正であるとまだ科学的に証明されていないので、食糧不足にもかかわらず、遺伝子組み替え食品を領土内に入れないことを維持している。副農業大臣、チャンス・カバゲ、は、遺伝子組み替え食品が、ザンビアで、貧しい国で主として西側の食物援助に依存しているのだが、配布される事をずっと禁止していると言った。

 「GM食物へのザンビアの立場は変わってこなかった。ザンビアは遺伝子組み替え食品の影響の正しい研究なしには、それを受け入れる態勢にはないと、我々はまだ感じている。」と、カバゲ氏は述べている。ザンビアの大統領、リーヴィ・ムワナワサは、ヨハネスバーグのUN地球サミットの代表者達に2002年9月に、飢餓はあるが、自分の国民を「有毒な」食物にはさらさない、と、述べた。

 彼は、当時こう述べた。「単に私の国民が空腹であると言って、彼らに健康のために本質的に危険性がある食物を与えるため、彼らに毒を与えてもよいことにはならない。2002年の間に、ザンビアは、長引いた干ばつにより起こされた飢えに対処するために奮闘していた1040万人のザンビア人口の約4分の1を食べさせられる米国政府により寄贈された約27 000トンの遺伝子転移食物の援助を拒絶した。救援物資の配布を担当するザンビアのUN世界食物プログラム(WFP)は、こう述べた。GM議論から学びとった教訓は、各国は、バイオテク食物にかんするファイルには最新の政策を持つべきである。

 「WFPの仕事は、飢えた人々が食物をうる事を確保することで、国民の政府によって設立された要求にしたがって活動します。国民が飢えない限り、政府の決定が正当であるかどうかを言うのは私達の仕事ではありません。」と、シビ・ローソン、ザンビアのWFPスポークスマン、は、述べている。ムワナワサがGM食物の禁止を発表した時には、すでにいくらかの遺伝子転移穀物がザンビアのあちこちの地方の貧しい人達に配布されてしまっていた。

 そのGM食物の撤収は散発性の暴動を引き起こした、そして、ザンビアの農業大臣ムンヂア・シカタナキは、「GMトウモロコシを受け入れることをザンビアに強制する事で、食糧暴動を扇動している。」と西側の食糧寄贈者を非難した。WFPはGM食物の援助を撤収して、主に欧州連合により寄贈された非GM救援食糧を数千人の飢えたザンビア人を助けるために、差し換えた。ローソンはこう述べている:「WFPの方針は、ザンビアの立場を尊重することである。もしその国がGM食物を望まなければ、私達はGM食物を 送り込まない。さらに、私達は、人の消費に適合しているとして、寄贈国の健康当局によって区別された食物だけを受け入れている。」

参考資料
Zambia refuses GM foods
Edited by Anthea Jonathan
21/06/2004 18:57 - (SA)
http://www.news24.com/News24/Africa/News/0,,2-11-
1447_1545602,00.html

Author:事務局 : 2004年06月28日 11:24