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2004年07月15日

■フランスのワイン業者がGMブドウへ宣戦布告をする

■フランスのワイン業者がGMブドウへ宣戦布告をする

 パリ発:多くのフランスのワイン業者は、何世紀にわたるワイン栽培伝統へのさらなる脅威であると彼らが恐れているもの、即ち遺伝子組み換えブドウ、に対して立ち上がっている。「世界の大地とワイン」、400の フランスブドウ栽培者のほとんどが参加する協会、は、ブドウの遺伝子をいじっている政府の研究プロジェクトに不安をもっている。これは14歳以上の平均的な人が1日に4分の1ボトルのワインを飲み、さらに遺伝子組み替え作物がしばしば「Frankenfoods・化け物食品」として嘲笑されている国では深刻な問題である。このグループは、反撃の計画を考え出すためにパリで会合を持った後に、木曜日に、新聞発表において、こう述べている:「私達の職業の未来が、科学者、産業経営者、テクノクラートの影響下で決定されないことが極めて重要である。」「国立農業研究所」は、影響されやすいブドウを病気にもっと抵抗力を持たせる方法を求めていて、5年の間隙の後で、遺伝子組み換えぶどうを植える計画である。

 アラン・グレイロット、カリフォルニアからドイツからまでのブドウ栽培者を含むブドウ酒協会の会長、は、こう述べている:「私達は、このテストが、私達がどうしても必要であると考える最大数の用心策を取って始められるという事は確信できない。」彼はAP通信にこう話した。「私達は偶然の侵犯が全くなく、またそのGM植物のどんな可能な毒性も完全に除外されている、と言う確信を持ちたいのだ。」遺伝子組み換えブドウの小規模の作物が、東フランスで、1996年に、国立農業研究所とのパートナーシップで、シャンパンメーカー、Moet et Chandonによって、植えられた。しかし、消費者のプレッシャーによって、同社はその植物を地面から引き抜く事を1999年余儀なくされ、その研究は研究所内に限定させられた、と、シルビー・コリュウ、研究所のスポークスウーマン、は述べた。つまるところ、フランスは、ホセ・ボゥヴ、を英雄にした、国である。彼は、遺伝子組み換え作物を引き抜き、1999年に、半ば建てられたマグドナルドを破壊した事で知られている、髭面の農夫から活動家に転身した男である。

 コリューはこう言った。「フランスでは、ワインの消費者はむしろ伝統尊重で、多くは遺伝子組み替え有機体に反対である。そして、多くのプロフェッショナルは、これが彼等のブランドのイメージを傷つけるかもしれないと感じている。」 抜き取られた植物は研究所で凍結されていて、研究所は、農業大臣のエルヴェ・ガイマールから再植を許す青信号を待っている。ジーン・マッソン、テストが実施されるコルマールの研究センター所長は、8月にはぶどうの木が植えられるようになるだろうと、言った。

 彼はこう言った。最近に研究所は、消費者の心配をやすめるために所定の規制に同意した。例えば、このブドウからはワインは作らない。ワインメイカー達は、研究者と一般大衆の間に対話の不足があると、不満をもらした。しかし、マッソンは、「世界の大地とワイン」から2003年3月に彼が受け取った手紙には返事をだしたけれども、先週のファックスまでは反応がなかった、と、言った。

 フランスのブドウ酒業者は、徐々に彼等の生計が着実に浸食されていくのを数年にわたって蒙ってきた。たとえば、押し分けて入ってくるスーパーマーケット・チェーン、国内での下降する需要、海外でのオーストラリアやアメリカのワインへの増大する人気。飲酒運転に対する政府の取り締まりも国内の販売に打撃を与えた。苦慮するフランスのワイン製造業者達は現在もうひとつ別の闘争を遂行している:アルコール広告の制限を緩和させる努力である。彼らのメッセージ、「人々はもっと飲むべきである。」、は、医師のグループからの抵抗を受けている。医者達は、フランス人がすでに十分に飲んでいると言っている。

参考資
Winegrowers declare war on genetically modified grapes
By GREGORY FLANDERS
Associated Press, July 9, 2004
http://www.santafenewmexican.com/artsfeatures/1672.html

Author:事務局 : 2004年07月15日 11:49