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2004年07月12日

■ブラジル、エクアドルの口蹄疫状況 (国際獣疫局情報)

■ブラジル、エクアドルの口蹄疫状況 (国際獣疫局情報)
 口蹄疫:ブラジルでは制圧、エクアドルでは勃発

 アルゼンチンはブラジルの15の州からの食肉輸入禁止令を解いた。この禁止は、北部パラ州の口蹄病(FMD)の勃発に続いて、2004年6月23日に課されたものであった。食物の衛生と品質条件を監視するアルゼンチンの役所、SENASA、のスポークスマンは、こう述べている:「輸入は、パリが本拠の国際獣疫局(OIE)によって予防接種でFMDに罹っていないと認められている全ての州からは許されている。」

 ブラジル政府からのリポートは、関連した州は、予防接種によってFMDに罹っていないという条件を確保できる必要な手段を採用している事を示している。その州のリストは、バイア、エスピリト=サント、ゴイアス、マット・グロッソ、マット・グロッソ・ド・サル、ミナス・ジェライス、パラナ、リオ・デ・ジャネイロ、リオ・グランデ・ド・スル、サンタ・カタリナ、サオ・パウロ、セルジペ、トカンチン、ロンドニア、ブラジリア連邦地区、を含んでいる。パラ州での病気の勃発は、養豚農場で起きた。

 エクアドル衛生局は、関連ニュースで、テストでFMD陽性が出た2つのケース、3つの他のケースがさらにテストを待っている状況の後で、国内に緊急事態区域を設立することを考慮している事を認めている。サント・ドミンゴ・デ・ロス・コロラド、は、口蹄病陽性のケースが報告された所で、亜熱帯地区であり、エクアドルの主要な畜産と酪農業がある地域の一つで、首都キトの180マイル西方にあたる。3つの未確認ケースがアンデス高地で出ている。しかし、政府の懸念の対象は、200 000ヘクタールの牧草地があり、200 000リットルのミルクを一日で生産し、年間80 000頭の牛を屠殺する、サント・ドミンゴデ・ロス・コロラドである。2002年には、エクアドルは、チンボラソのアンデス州の40ケースの疫病勃発に続き、全国的に隔離処置を宣告することを余儀なくされた。

参考資料
FOOT & MOUTH DISEASE, BOVINES - BRAZIL (PARA) (03)
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A ProMED-mail post

ProMED-mail is a program of the
International Society for Infectious Diseases

Foot and Mouth Disease: contained in Brazil, outbreak in Ecuador.

Author:事務局 : 2004年07月12日 11:44