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2004年07月16日

■米国農業省の検査長官は狂牛病のテスト計画は深刻な欠陥があると述べている

■米国農業省の検査長官は狂牛病のテスト計画は深刻な欠陥があると述べている

 狂牛病についての農業省の新しいテスト計画は、2005年の終わりまでに、最高220000頭の牛をテストする事を要求している。だがこのテストは、深刻な欠点があり、米国の牛の病気の伝播度が「疑義のある査定」になってしまう結果になりそうである、と、同省の検査長官によるリポート草稿は、述べている。

 この厳しい批判的な草稿は、昨日、国会議員、ヘンリー・A・ワックスマン、同省の長い間の批判者、カリフォルニア民主党員、によって、だされたが、こう述べている:6月1日に開始したサンプリングは、無作為抽出にはなっていない。なぜなら「このプログラムへの参加が自発的であるからだ。」 さらに、それはこう言っている。農業省は、屠殺の時に脳の病気の兆候があると咎められるすべての牛をテストできてないので、同省自身の基準がみたされてなく、さらに、今では農場で死亡する牛をテストする信用できる計画を欠いている。このリポートは、政府改革についての下院委員会のヒアリングで今日リリースされる事になっていたものである。それは、1日早く、この委員会の役付き民主党員のワックスマンさんによって、公表された。

 あわただしく手配された電話記者会見で、ロン・ドゥヘイヴン博士、農業省動植物検疫局局長、は、昨日、いくつかの批判は、2003年を通じてなされたテストでは正確であると容認したが、その新しいテストプログラムは実質的に変更されている、と、付言した。ドゥヘイヴン博士はさらにこう述べている:その報告草案は、3月半ば時点での諸準備策を反映している、さらに彼のオフィスは、検査長官オフィス、と協力して、「このリポートでなされている多くの推薦を実施しようとしている。」例えば、彼は言う、検査官達は、どのような理由であれ屠殺場で酷いといわれるすべての牛をテストするよう、「疑わしい場合には、サンプルを取るように」告げられている。

 それでも、彼はこう言った:農業省は、病気のまたは死にかけている動物をテストすることを中心にする事を続ける計画で、それは、それらがほとんど狂牛病のリスクにあると信じているからである。六月以来テストされた約70パーセントは、農場で死んだ牛か、加工処理場で死体で受領された牛である、と、彼は言った。狂牛病への農業省の対応を批判する人達は、そのリポート草案は、酷い状況が挙げられていると言っている。ピーター・ルーリー博士、消費者グループ「市民のための健康研究所」の副ディレクター、は、こう述べている:この報告は「その監視プログラムは、すべて可能な点でいい加減に実施されていて、一般大衆と輸出市場を保証するために過剰に便宜的に利用されている状況を記録している。」 さらに、マイケル・ハンセン、消費者連合の科学者は、こう述べている:1989年以来、狂牛病の兆候に擬似している恐水病の兆候をしめした数百頭の牛が、恐水病テストで陰性が出た後は、狂牛病のテストをけっして受けることがなかった事をその報告から知って、彼はショックをうけた。

 彼は、「このプログラムはその最初の15年間、一体何をしていたのか?」と糾問している。先週の時点では、6月1日に開始した新しいプログラムは、15773頭の牛をテストした。農務省は、そのプログラムが任意によるものなので、2005年の終わりまでに220000頭の牛のテストをすることをゴールとしている。これまでに、予備的なテストで、2頭が、陽性と出たけれども、その後のテストでは陰性であると分かった。ワックスマン氏は、農務省長官、アン・M・ヴェネマンへの手紙で、昨日公開されたが、アメリカ牛肉のすべての海外市場を閉鎖する事になった、12月23日に狂牛病陽性と判明した、ワシントン州、モーゼズレイクの牛について、一般大衆を、誤導した事で彼女を非難した。

 ヴェネマン長官や他の官吏は、その牛は歩行不能だったと述べた、したがって、歩けない、「ダウン」牛だけが、危険にさらされていると言う想定を支持していたが、第二の非公開の検査長官の事務局からの報告は、その牛が当日歩いていたのを見た人が六人いた事を告げている、と、ワックスマン氏は述べている。ワックスマン氏は、屠殺場の獣医は、彼がそれをダウン牛と宣言した後に、その牛が歩いていたかもしれない事を認めている、と、言った。彼はまた言った。その牛は、地域の役所と屠殺場の間の協定の下でテストされたものだ。それはダウン牛のテストに制限している農務省の方針に違反したものである。

 彼は、こう書いている。「U.S.D.A.政策の成功談といわれるものは、正確にいえば、偶然の出来事として描かれるものである。」その第二のリポートはリリースされていない、ワックスマン氏のオフィスは言う、なぜなら、それは個人のEメールでの記述、と、目撃者からの陳述を含んでいるかである。昨日の記者会見では、バーバラ・J・マスターズ博士、農業省食物安全局局長、は、牛がダウン牛であった事を繰り返し、検査長官は「U.S.D.A雇員によって記録が偽造されたどのような証拠」も見つからなかった、と、言った。三月に、検査長官、フィリス・K・フォング、は、議会の委員会で、そこのプラントの屠殺者による、農務省役員が獣医に彼のリポートを変更する圧力をかけたという告発を、調査していると、述べた。

参考資
The New York Times > Washington >
Agricultural Dept.'s Inspector General Calls Mad Cow Testing Plan Seriously Flawed
By DONALD G. McNEIL Jr.
Published: July 14, 2004
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Author:事務局 : 2004年07月16日 11:51