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2004年08月14日

■アジアは鳥インフルエンザの闘いに備える

■アジアは鳥インフルエンザの闘いに備える
  バンコクでの国連食糧農業機関(FAO)会議の決定事項:
  鳥インフルエンザ地域ネットッワークの形成と広範なワクチンの実施

 アジアは鳥インフルエンザとの闘いに身構える

 バンコク発--東南アジアの政府は、鳥インフルエンザ、H5N1の非常に疫病性が高い菌種、に対する戦いをエスカレートさせていて、地域ネットワークと農場家禽のより広い予防接種を計画している。両方のイニシアチブは、先週ここで開催された国連食糧農業機関(FAO)でのミーティングから出てきた。前の冬に、H5N1は、8つのアジアの国で猛威をふるって少なくとも24人の人々を殺し、農民に1億羽以上の鳥を殺させた。5月にこの勃発は沈下したと思われたが、6月下旬にはまた浮上してきた(参照Science7月16日)。保健衛生担当の各政府当局は、このウイルスが、人の間に容易に伝染する形に変わり、地球的な疫病に暴発して行く事を心配している。

 ハンス・ワグナー、バンコクのFAO役員、は、10か国--カンボジア、東チモール、インドネシア、ラオス、マレーシア、ミャンマー、パプアニューギニア、タイ、フィリピン、およびベトナム--が、インフルエンザネットワークを形成することに合意した、と、言った。FAOは、スタッフのトレーニング、研究所、フィールド監視機能で助力し、南と東アジアのネットワークを始めることで、120万ドルの援助を約束した。長期的な努力が、H5N1をコントロールするのに必要である。なぜなら「この病気を容易に根絶する可能性がない事を証拠が示し始めているからである。」と、ジョセフ・ドメネッチ、FAO動物保健サービスチーフ、が、述べているからだ。FAOや他の組織が、鳥ワクチンのより広い使用を、不確実な効力と余分なコストのため論争はあるが、推奨することが期待されている。個々の鳥は、最低2回接種されなければならないが、一回で、約5セントのコストと手間がかかる。

参考資料
Science -- ScienceScope {06 August 2004; 305 (5685)}
Volume 305, Number 5685, Issue of 06 August 2004
Asia Girds for Bird Flu Battle
The American Association for the Advancement of Science

Author:事務局 : 2004年08月14日 10:34