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2004年09月10日

■EUコミッション17種のGMを許可する

■EUコミッション17種のGMを許可する
 GM汚染の脅威とEU決定の実状と今後の課題

 GMトウモロコシ許可は汚染の脅威があると活動家が警告
 2004年9月9日

 17種類の遺伝子組み替えトウモロコシは、環境運動家が従来の作物の汚染を引き起こすという警告にもかかわらず、EU全体で栽培に入手可能になる決定になった。この動きの到来は、欧州委員会によるこの種の最初のものだが、当局は、並行して、バイオ企業モンサントにより作られたGM菜種の輸入と加工をライセンスする道を開いた。環境保護運動家は両方の決定を非難し、GM作物のより広い使用には人々の意向が反映されていないと言った。しかし、彼らは、GM成分の制限枠を課す種子の純正さに関する規制案を棚上げにした欧州委員会による別の決定は歓迎した。GMのEUの制限がグローバルな取引規則違反だと主張する米国からのプレッシャーの下で、ブラッセルは、ヨーロッパの市場で解放するためにゆっくり動いている。ワシントンはまだ国際貿易組織を通してその主張を進めているけれども、新しいGM承認の事実上の禁止は、今年の初めに終わった。

 昨日の決定の前は、17のGM種子は、モンサントのMON810トウモロコシから作られ、いくつかの害虫に抵抗力があるよう遺伝子修正されているが、スペインとフランスだけでの販売にリストアップされていた。しかし、1998年以来EU全体での認可を受け取ったので、欧州委員会は、それらの種子を25 のEU全ての国で入手可能な種子の「共通のカタログ」に含めざるを得なかった、と、述べた。デイビッド・バーン、保健と消費者保護のためのEU委員は、この決定を「論理的である」と説明した。彼はこう追加した:「このトウモロコシは人の健康と環境に安全であるように完全に評定された。それは、どのような問題も出る事がなく、スペインで何年もの間栽培されてきた。それは、農民に選択を許すGMトウモロコシとしてラベルをはっきり付けられるだろう。」

 地球の友の運動家、クレア・オックスボロウ、は、この動きを災害のためのレシピと評し、特にGM汚染を防止する規則が備えられてなく、消費者は、「GM食物または作物を望んではいない。」と、述べている。今度の決定は、WTO内のEUのポジションをかなり変更することにはなりそうにもない。米国の外交官はこう論じた:この決定はポジティブなものであるが、「それには6年がかかっていて、それは、適時な、有効なシステムができていることを意味しない。」 モンサントは、そのGMトウモロコシGT73が承認されるのを待たなければならないが、それは今年または2005年の早い時期に、起こるのはほとんど確かである。

 もし各国政府が3ヶ月内に合意に達することに失敗するならば、同委員会は認可を与えることができるであろう。その間、委員会は、GMOを含んでいる種子の清浄規制に関しては合意に達することができなかった事を認めた。委員会の次のチームは、11月に交代するので、この問題に取り組まねばならない。主任スポークスマン、レイジョ・ケンピネン、は、25人のメンバー内には制限枠については違いがあると言った。草案では、遺伝子組み替えとラベルを貼るさい、トウモロコシと菜種はGMOを0.3パーセントまで含んでいても無表示で許されることになる。少なくとも8人の委員が0.5パーセントの支持を主張した。緑派の諸団体は、その多くは制限枠が0. 1パーセントであるべきだと感じているが、こう述べている:高い制限枠になってしまうよりは、規制法が無い方がましだろう。なぜならその時は個別の国の法律があてはまることになるからだ。多くの国は許容限度を0にしている。

参考資料
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Permission for GM maize threatens contamination, warn campaigners
By Stephen Castle in Brussels
09 September 2004
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Author:事務局 : 2004年09月10日 13:48