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2004年09月16日

■EUコミッション GMトウモロコシ MON810認可へ反応

■EUコミッション GMトウモロコシ MON810認可へ反応
  英国ウェールズ「GM無しキムル」が民意無視と激怒の声

 ヨーロッパの農夫がGMトウモロコシの17の品種を育てることを可能にするEU委員会による決定は、非論理的で、卑劣であると非難されている。環境監視団体、「GMの無いキムル」は、先週の動きに対して怒りの反応をして、MON810は受容できないリスクを人の健康と環境に与えるという正式な抗議をするように、国民議会とDefraに求めている。これらのGM種はアメリカのバイオテク、農産会社、モンサント社により開発された、昆虫被害に抵抗するとされたものである。

 6品種はすでにフランスで、11品種はスペインで、リストされている。交代で辞めていく、健康消費者保護委員、デイビッド・バーン、が、これらがヨーロッパの登録に載せられなければならないという判決をしたのである。「GM無しキムル」のスポークスマン、ブライアン・ジョン博士はこう言った。「この動きは、侮蔑すべき日和見の行為である。まもなく退職する委員連中によって推し進められたもので、特に、就任以来、GM農業の主要な提案者であった、デイビッド・バーンの要求でなされたものである。

 これは、モンサント社、国際貿易組織、およびアメリカ合衆国のためにされた事で、EU諸国内の消費者の利益と希望に反する事である。すなわち、これは、全てが政治に関するもので、科学には関係がない事である。」ジョン博士は、MON810の枠はEU規則には合致しないものである、と言った。モンサントは、遺伝子の安定性を示す分子のデータを提供していない、さらにフランスとベルギーでの最近の研究は、これらの品種が内在的に不安定であることを示した。彼は言った:「従って、それは、ECの種子指令で決められた標準を満たしてなく、その根拠で拒絶されるべきである。オーストリアとイタリアは、MON810を禁止している、またベルギー当局はそれについて大きな懸念を今持っている。」

 ジョン博士は、同委員会が「実質的な等価」という旧式で、非科学的な概念にその決定の基礎を置いたと、言った。彼は言った。「彼らは、これらのGMトウモロコシ種がよくても不安定で、最悪では、牛と人間のためにはもろに危険であるという累積している証拠を意図的に無視している。」 ウェールズ自由民主党の地方スポークスマン、ミック・ベイツは、この決定がウェールズの無GMの立場に重大な反響を持ちうると言った。彼は、このインパクトへの態度を明確にするようウェールズ地方大臣、カーウイン・ジョーンズに求めた。

 彼はこう言った。「ウェールズでのGM作物栽培への反対は強い状態のままである、そして、この欧州委員会決定への議会政府の反応は、その感情の強さを反映するにちがいない。」雑誌、WHICH?、による調査が 先週発表されたが、GM食物と作物への大衆の反対は、61%までに過去2年間で増大した。ベイツ氏はこう言った。「GM作物へ扉を開けるこの処置は、GMと従来作物との共存に関する規制法の緊急な必要性と、他の作物のありうるGM汚染への賠償責任を、強く照らしだしている。」

参考資料
Fury over GM maize move Sep 14 2004
Steve Dube, The Western Mail
A DECISION by the EU Commission to allow European farmers to grow another 17 different varieties of GM maize has been condemned as illogical and despicable.

Author:事務局 : 2004年09月16日 13:57