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2004年09月02日

■英国で「消費者連盟」の世論調査が発表される

■英国で「消費者連盟」の世論調査が発表される
 75%がGMの国内栽培に反対している

 現在10人の英国人のうちの6人が、食物生産において遺伝子修正が使用されている事に心配していて、GM食物を避けたい、と言っている。しかしほとんどの人がすでに気がつかないままにGM食品を食べている。国民のGMへの態度の硬化は、今日発表された消費者連盟による調査に、はっきり出ている。この調査で、2年前質問された約1,000人への同様な代表サンプルに比べて、より多くの回答者が、GM作物に反対であるとのべているのが、分かった。2002年の時の三分の一に比べて、ほんの四分の一が英国でGMが栽培されてもよい、と、言っている。

 10人の回答者のうちの6人が、GM食物を知らないうちに食べているのではないかと心配している。「食物基準局」によると、彼等の危惧はたぶん正しいと言っている。もしなんであれ加工食品を食べれば、GM素材を食べる事になるだろう。食物は、0.9%のGM素材を含んでいてもGMとしてラベルを付けて区別せずによいことになっている。この抜け道は、GMと従来の作物を分離することが困難であるというので許容される事になった。アメリカで栽培されたGM大豆とトウモロコシが非GM作物を汚染することになりそうである。大豆とトウモロコシは、加工食品の大多数に使われているからである。

参考資料
Guardian Unlimited | The Guardian |
Concern at GM crops increases
Felicity Lawrence
Thursday September 2, 2004
The Guardian
Guardian Newspapers Limited 2004

Author:事務局 : 2004年09月02日 11:07