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2004年10月14日

■インドネシア新しい鳥インフルエンザ勃発の続報

■インドネシア新しい鳥インフルエンザ勃発の続報
  現場での被害状況とワクチン等の対策

中央ジャヴァの鶏ブリーダーが無料鳥ワクチンを支給される

 先週Kranggan Harjo村の家禽農園で非常に病原性が高いウィルスが350羽以上の鶏を殺した後に、中央ジャヴァのGrobogan州の鶏ブリーダーは鳥インフルエンザワクチンを300,000を無料で受け取った。グロボガン農業漁業局長、Gembong Murdowoはこう述べている「このワクチンはブリーダー達に分配されました。私達は100万を要求したけれども、その数量は段階的に提供されてくるだろう。私達は、2003年にここで400,000羽の鶏が殺された折の同じ誤りを繰り返したくありません。私達が、このウィルスがToroh地区の農場を襲ったと確信した瞬間に、直ちにワクチンの援助を中央政府に要求しました。」

 Gembongは、無料ワクチンの配布は、鳥インフルエンザの広がりに陥りやすいと考えられる5地域-Toroh、Grobogan、Penawangan、Karangrayung、Tegowanu―を中心に行われた。Grobogan州には19の区域がある。彼は、Groboganで記者達との話しで、現況では鶏卵業者だけが感染されていると言った。同氏はこう述べている「このウィルスの潜伏期は14日から20日までです。鶏肉で飼育されている鶏も感染されている可能性はある。しかし、感染の徴候を示す前にすでに販売されてしまっているかもしれない。H5NI鳥インフルエンザウィルスは、肉が十分加熱料理されている限り人に有害ではありません。」農業省からのデータは、 2004年7月の期間中、中央ジャヴァで、最低で8,178,493羽の家禽が鳥インフルエンザのため死んだ事を示している。このデータは、全国の16州でこの疫病で死んだ鳥の全体数が16,237,635羽に達したことを示している。

 中央ジャヴァは鳥インフルエンザのため最悪の攻撃を受けた州である。全国での鳥の全体数は、先月時点[2004年9月]で、242,923,094羽である。Gembongはこう述べている:「鳥インフルエンザは実は今年四月にもPenawangan地区を襲っている。その際に、750羽の鶏卵用鶏が処分された。しかし、この件は記者達によって注目されなかった。」Grobogan州の多くの鳥肉養鶏業者は、2003年に鳥インフルエンザ流行のため、廃業をすることを強制された。この犠牲者の中には、15,000羽の鶏を飼っていたGroboganのブリーダーがいた。同様な状況は、また、750羽を持っていたブリーダー、そして3,000羽の鶏を持っていた業者もいた。この2人の農民は、この鳥インフルエンザ疫病でひどい衝撃を受けて廃業する事を決めてしまった。

[byline: Suherdjoko]

参考資料
AVIAN INFLUENZA - EASTERN ASIA (122): INDONESIA (CENTRAL JAVA)

A ProMED-mail post
http://www.promedmail.org
ProMED-mail is a program of theInternational Society for Infectious Diseases
http://www.isid.org>

2001 International Society for Infectious Diseases
Date: 5 Oct 2004
From: ProMED-mail
Source: Jakarta Post [edited]

Breeders get free bird flu vaccine

Author:事務局 : 2004年10月14日 14:14