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2004年11月27日

■鹿慢性消耗症CWD(神経障害症)「狂鹿病」

■鹿慢性消耗症CWD(神経障害症)「狂鹿病」
  韓国でカナダや米国起源の鹿にCWDが勃発

 韓国はCWD感染が見つかり鹿の処分を命令する

 韓国はこう述べている:2004年11月20日土曜日、4匹のヘラジカが致命的な慢性消耗病(CWD)に感染しているのを発見し、隔離コントロールを全国的に強化した。CWDに感染した動物は、カナダから持ち込まれ後に南のKyungsang州の農場で飼育されたヘラジカの子孫である、と、農業省は述べた。これは、神経系統をを破壊するCWDの韓国での二回目の勃発である。一回目のケースは、2001年[参照:コメント]に発見された。政府はこの農場の78頭の他の鹿の屠殺を命令して、全国的な鹿の先行的なテストを望んでいる。同省は、人や他の動物へのCWDの転移の証拠はないと言った。

 朝鮮でのCWDの最初のケース(北米外でのおそらく最初)は、7歳のオスのヘラ鹿で、これは臨床的に疑惑がでたもので、3週間の体重減、衰退、過剰涎、歯軋り、発熱、拒食、呼吸障害、が見られ、安楽死させられ、検死された。詳細は以下を:
Hyun-Joo Sohn et al (2002). A Case of Chronic Wasting Disease in an Elk Imported to Korea fromCanada; . Journal of Veterinary Medical Science 64, 9, 855-858.
http://www.jstage.jst.go.jp/article/jvms/64/9/855/_pdf>。

 CWDは、1996年の最初の記録以来、サスカチュワン州とアルベルト州の野生の鹿において記録された。最初のケースは、南サスカチュアンの小さな農場であった、それは米国が起源の鹿の小さな輸出の一部としての一歳鹿であった。2001年には、CWDは、サスカチュアンの野生の鹿に発見された。韓国へのヘラジカの輸入は枝角(ベルベット)への地域の需要と関連している。アジアでは2000年以上、人々が、催淫剤として、鹿ベルベットとして知られている、鹿の角の表面を使用してきた。しかし注目されたい:枝角の表皮は、新しい研究によると、催淫的な働きはない。

参照:
Archive Number20041125.3155
CHRONIC WASTING DISEASE, ELK - SOUTH KOREA (KYUNGSANG)
International Society for Infectious Diseases
Date: Thu, 25 Nov 2004
S.Korea orders deer cull after CWD cases found
c2001 International Society for Infectious Diseases

投稿者 bm_kanri : 15:14

2004年11月26日

■狂牛病潜在感染者の献血による感染拡大の脅威

■狂牛病潜在感染者の献血による感染拡大の脅威
  フランス9番目のvCJD犠牲者は献血をしていた

 フランスで9番目のvCJDの犠牲者はまた献血者であった

 2004年11月23日にフランス保健省は、高致死性狂牛病の患者からの献血を受けた人達の二回目の捜索を前回から一ヶ月もたたないうちに始めた。この患者は、九番目の狂牛病の患者で、1984年から2002年の間に数回献血を行っていた、と、フランスの保健省は述べた。「これらの献血は赤血球と血小板の輸血、また血液製品のために使用されたので、特定な対策が取られている。」と、保健省は述べた。血小板は、負傷によって血液の流出を凝結させるエージェントである。 「血と血小板輸血の受領者は、リスクの性質と対策について医師によってアドバイスを受けるだろう。 血液関連製品については、転移のリスクはまだ確立されていない。もし転移が存在していても、それはいずれにしても、製造諸工程での様々な段階によって減少させられているだろう。」と、保健省は述べた。

 2004年10月21日、同省は、フランスでのvCJDの8番目の犠牲者から輸血を受けた10人の人々を追跡していると言った。この患者は、「まだ生きている若い人」で、1993年から2003年までの間に、数回献血をした。vCJDは、牛の脳が海綿状になる脳障害(BSE)の人型のもので、人の脳に悪玉プリオンたんぱく質を増殖させ、脳を海綿状に変えてしまう。

 この病気は、感染した牛から牛肉を食べた人へ種の壁を飛び越えて感染するものと信じられている。BSE勃発の震源地は英国であり、英国は、牛と牛肉製品を欧州連合およびその先の多くの国に輸出した。BSEは1980年代遅くに前面に現れた、だが、その起こりは、動物飼料に関するEU全体の厳しい規正法の導入、感染疑惑牛の屠殺処分、プリオンが最もありそうな牛部位の販売禁止で、かろうじて1996年に抑えられただけである。

 公式な英国のvCJDウェブサイトによる16日時点での状況は、これまでに、英国で、vCJDのために146人の人々が死んでいて、さらに5つの疑惑のあるケースが含まれている。フランスでの9人の発病についで、アイルランドの2人(その内の1人はイギリスに住んでいた)、次にカナダ、イタリア、合衆国が続いていて、各国一名の死者が出ている、と、公式発表は告げている。カナダと米国の死者は英国に住んでいた事がある。

参照:
Published Date23-NOV-2004
CJD (NEW VAR.) - FRANCE: 9TH CASE
International Society for Infectious Diseases
Date: Tue 23 Nov 2004
France: 9th variant Creutzfeldt-Jakob victim also blood donor

c2001 International Society for Infectious Diseases

投稿者 bm_kanri : 15:13

■タイでの鳥インフルエンザ感染追加情報

■タイでの鳥インフルエンザ感染追加情報

 タイの強い感染力がある鳥インフルエンザの追加報告 

 このリポートは、2004年11月19日に、Yukol Limlamthong博士、バンコック、農業協同組合省家畜開発部長官、から受け取った(およびそれまでに参照した)情報に基づいている:前回のリポートの終了時期:12 2004年11月12日(疾病情報2004年17(46):341、11月12日)。2004年10月28日の虎だけに関連して最後の死亡をだし、そして、感染敷地の消毒以来、21日が経過している。非常に病原性が高い鳥インフルエンザ(HPAI)に対するすべての必要なコントロール対策が、この病気の一層の広がりを防止するために、厳密に実行されてきた。すべての感染疑惑がある動物、動物園スタッフ、および環境からのサンプルが収集されて、動物園を一般公開する前に、病気ステータスの査定がなされた。

 畜産開発省によって、動物伝染病条例2499 (1956年)と修正条例BE 2542(1999)に違反した違法な動物移動の咎めで、潜在的に感染された鶏全体や鶏残骸の供給者が、告発されている。この業者達は警察によって尋問された。チョンブリー州のHPAIオペレイティング・センターは、臨床兆候に基づいて、102頭の接触感染疑惑と病気の虎を、安楽死処分した、と報告した。残りの294頭の虎は監視下に置かれている。

 2004年10月28日以来この動物園のどの種においても問題になる病気や死亡は観察されていない。リスク枠グループの虎は、一日二回、5日連続、肉塊に含ませた抗生物質オセルタミヴィールを(体重60k以下75mg/動物/一服用分:60k以上d150mg/動物/一服用分)を処方されている

参照:
AVIAN INFLUENZA, EASTERN ASIA (139): THAILAND, TIGERS, AVIAN: OIE
International Society for Infectious Diseases
Date: 19 Nov. 2004
From: ProMED-mail
Source: OIE Disease Information [edited]

Highly pathogenic avian influenza in Thailand

投稿者 bm_kanri : 15:12

■米国で狂牛病の第二の発病疑惑が起きている

■米国で狂牛病の第二の発病疑惑が起きている

 ワシントン(AP)発:狂牛病(BSE)の第二のケースが、合衆国に現れたかもしれない、だが、容疑の牛は、食物流通には入らなかった、と、農業省役員は木曜日に言った。同省役員は関係詳細をほとんどリリースせず、どこでこの牛が見つけられたかを言うのを拒絶している。彼らは、もっと多くの事が確認されるには4日から7日かかるだろう、と言ったが、家畜産業界は、この遅延は、牛肉市場に騒動を起こす事になるだろうと述べた。BSEは牛の神経システムを破壊する。BSEに汚染された食物を食べる人々は、致命的なクロイツフェルト-ヤコブ病というまれな病気に罹る。今回のありそうな発病は、合衆国が最初の狂牛病のケースがでてから11ヶ月後に、起きている。日本および他の国は、この最初の病発の結果として米国の牛肉に対して禁止を維持している。米国の官吏は、この病気のもう一つのケースの疑惑は、決定的でないテストの結果からきている、と、述べた。

 アンドレア・モルガン、USDA動植物検疫所副所長、は、こう述べている「決定的でない結果であるという事は、私達が米国でBSEの別のケースを発見したということを意味しない。決定的でない結果は、スクリーニングテストの正常な一部である。テストは、サンプルがことによると陽性であるかもしれないものでも検出できるように極めて敏感であるようにデザインされている。この牛が食物または飼料供給チェーンに入らなかったことに注目することが重要である。USDAは米国の牛肉供給の安全を確信している。万が一、米国でBSEの別の発病が検出されたにしても、人間の食流通から特定危険部位の米国の禁止が、大衆の健康保護を提供するだろう。」

 モルガンは、牛がテストされた所から元の農場を追跡する初動努力が始められていると、述べた。独立記念日の週の開始直前に、同省は合衆国での牛の脳障害病の2つの他の可能なケースを発表していた、だが次に、その後のテストではネガティブである事が判明したと、発表した。その両ケースは、伝染の初期のふるい分けが決定的でなかったので、より正確なテストを受けさせられた。

 数千頭の牛が、米国では疫病テストが少なすぎるという苦情に対応するため6月1日に発効した新しいスクリーニング過程の下でテストされてきている。米国政府により利用されている狂牛病スクリーニングプログラムは、カリフォルニアの「ヘラクレス・バイオ・ラッド研究所」により開発されたもので、多年の間ヨーロッパで使われてきている。唯一の汚染確認された米国のケースでは、カナダ生まれのホルスタイン牛が感染しているのが発見された。だがこの1つのケースが原因で、日本と36以上の他の国が米国牛肉を拒否する事になった。これは米国の輸出販売と畜産経済を痛めつけている。

 ブッシュ政権の官吏達は、それらの禁止を止めさせる事に焦点を合わせている、また誕生から生産チェーンを通して牛肉と鳥肉を追跡する全国識別システムを設立しようとしている。そのようなシステムは、生産者達でその記録を秘密にしておきたい人たち、または制限アクセスしか政府官吏に与えない自発的なID情報センターを運営することを好む人達に、危惧を与えている。

参照:
BSE, BOVINE - USA: SUSPECTED (03)
International Society for Infectious Diseases
Date: Nov 18, 11:16 AM (ET)
Possible new case of mad cow disease found
(byline: John Heilprin)
c2001 International Society for Infectious Diseases
All Rights Reserved.

投稿者 bm_kanri : 15:10

■中国が初めて温室効果ガス排出の数字を公式に明らかにする

■中国が初めて温室効果ガス排出の数字を公式に明らかにする

 BEIJING(AFP)発:中国は正式に中国が放出している温室効果ガスの量を明らかにした。これには国連役員が、中国の急速な発展に伴い、中国がさらなる有害ガス排出源になる事を警告していた背景がる。中国が「気候変化に関する国連枠組コンヴェンション」の署名国として提出要求されていた報告書において、中国は1994年に、26億トンの二酸化炭素、3429万トンのメタン、そして850,000トンの亜酸化窒素を放出した事を伝えている。

 記者会見で、担当官吏達はこう述べている:1990年または1994年の数字だけが、国家間の比較ができるように、提出要求がなされている。もっと最近の排出数量は出されていなかったけれども、1994年の放出量よりはずっと高いものだと信じられている。中国の排出量は一人あたりでは、13億の人口があるので、他の国との比較では相対的に低くなっている。だが、汚染物質の全体量は合衆国の次ぎで、世界で2番目に大きな放出国になっている。

 ハーリド・マリク、北京国連在住コーディネーター、は、「気候変化に関する中国イニシャル国民通信」報告の発表に続いて、こう述べている:「問題なのは数量ではない。それはまだ国民一人については、相対的には低い。だが、全体量は急速に増大している。中国は急速に加速している。次の数年には、それは大きな問題になるだろう。」中国は2020年までに国内総(生産?)を4倍にすることをめざしているので、そのエネルギー消費量はかなり上がることが予期されている。中国は、まだこの間、エネルギーには、化石燃料、もっとクリーンなエネルギー源ではなく、に依存している。

 先進国とは違って、中国と京都議定書を批准した他の開発途上国は、2008年から2012年までに、1990年のレベルに比べて、6つの温室効果ガス排出を5.2パーセント削減する事を要求されていない。しかし、マリク氏は、中国が、地球温暖化を克服する努力の鍵を握っている、と、言った。「中国は、世界第二のエネルギー消費国として、グローバル消費量の10パーセントを占めているので、--国際的な場面では鍵をなす役割を果たす。気候変化を闘うのに中国の活発な参加は、決定的な重要性を持っている。」と、 彼は言った。

 今回の中国のリポートは、多くの他の国の報告と同様な状況を示している。気候変化により起こされる極端な天候が増大することを示し、その結果より頻繁な干ばつと洪水を結果として生じる。中国の報告は、主要な作物の生産量が低下するかもしれないこと、また未来の農業活動のコストが増大する、と、述べている。中国の役員はこう述べている:中国政府は、排気ガス放出で国民の自覚を引き起こす努力を増すけれども、人口増加、都市化、および経済成長は、もっと多くの排出をもたらすだろう。ガオ・フェン、外務省条約法律部門副長官は、こう述べている:「中国による温室効果ガス排出は未来に確かにずっと高くなるだろう。人口増加のため、国民一人当たりのエネルギー消費量はより高くなるだろう。」中国の人口は、2043年までに、3億人増大する事が予想されている。

参照:
November 11, 2004
China reveals official greenhouse gas emission figures for first time
BEIJING (AFP) - China officially revealed for the first time the amount of greenhouse gases it emits, as a UN official warned it could be the source of even more harmful emissions with its rapid development.

Send your questions and comments to:
webmaster@tehrantimes.com

投稿者 bm_kanri : 15:06

2004年11月17日

■診断がつかない呼吸器障害症の勃発

■診断がつかない呼吸器障害症の勃発
 香港:不可思議な感染はSARSでもなくインフルエンザでもない

 香港の保健局は、28人の子供を感染させた病院での不可思議な呼吸器障害病の突発を調査している。先週遅く[2004年11月第2週]実施されたテスト、は、発病した子供達は、SARSコロナウイルスにもまたインフルエンザウイルスにも感染していない事を示した。保健大臣ヨーク・チャウは、2004年11月15日月曜日に記者にこう話した:「私達は、感染した子供達がさらに隔離する必要がるか、また、医療スタッフ強化が必要であるかどうかを検討しています。」これらの子供達は皆な、カリタス・メディカル・センター、精神障害を持つ子供のための病院、の2つの病棟の長期入院者である。さらに4人の子供が呼吸呼吸器官感染の発熱と徴候を2004年11月15日に見せ始めた。

 一人の慢性的な疾患がある11歳の女子は、2004年11月9日に同じ病院で胸部感染のため死亡した。だが当局は、この女子が現在他の女子達が罹っている同じ病気で死亡したのかどうかを確認する必要がある。「これらの子供達に行われたテストでは、SARSコロナウイルス、インフルエンザAウイルス、インフルエンザBウイルス、および他の呼吸器関連病、に対して、は、陰性を示している。私達はまだチェックを続けている。」と、保健局のスポークスマンは述べた。

 いくつかの地元の新聞が、この発病の対処の仕方で政府を厳しく非難している。今度の事がSARSと致死性が高いH5N1鳥インフルエンザを含み、近年香港を立ち往生させた健康災害の記憶を呼び起こしたからである。香港は、昨年2003年、厳しい急性呼吸器障害症でひどい打撃を蒙っている。南部中国から起こったこの新しい病気は、香港で約1800人の人々を感染させて、その内299人を殺した。そのときの感染勃発への調査が、医療システムの欠陥と貧弱な指揮系統を暴露させた。

参照:
UNDIAGNOSED RESPIRATORY DISEASE,
CARE CENTER - CHINA (HONG KONG) (02)
International Society for Infectious Diseases
Hong Kong: mystery infection is neither SARS nor influenza

ProMED-mail
c2001 International Society for Infectious Diseases

投稿者 bm_kanri : 14:59

■世界の子供の食環境が危機に晒されている

■世界の子供の食環境が危機に晒されている
 WHO/世界保健機構からの切実な訴え
 「子供の肥満と闘い糖尿病の防止を助けよ」

糖尿病防止に役立つように幼年期の肥満を克服せよ、と、世界保健
機構(the World Health Organization WHO)( the International Diabetes Federation (IDF)IDFが訴えている--Corbis/RDB11 2004年11月|ジュネーブ発--

 世界中で、5歳未満の2200万人以上の子供が肥満か、または体重超過であり、そのうちの1700万以上が発展途上国に起きていることが推計されている。これらの子供の各々が、タイプ2の糖尿病(かつては成人の糖尿病の始まりとして知られていたもの)になっていくリスクを抱えている、と、世界保健機構(the World Health Organization WHO)と国際糖尿病同盟(the International Diabetes Federation IDF)は述べている。2004年11月14日の世界糖尿病防止の日を迎えて、キャサリン・ル・ガレス・カミュ博士、非伝染性疾病と精神衛生WHO副所長、は、こう述べている:「幼児期の肥満に今取り組む事は、未来の糖尿病を防止する非常に効果的な方法である。」

 糖尿病、心臓病、癌、脳卒中などのような慢性疾患は、経済発展への障害になっている。栄養不足がまだ主要な懸念である一方、特に開発途上国では栄養不足が多いが、世界の諸政府は、世界のすべての地域で多くの子供が、貧弱な食習慣を持ち、十分な運動をしていないという事実に直面している。グローバルな規模では、学校に行く年齢の子供達5歳から17歳までの約10%が、体重超過か、または肥満になっていて、状況はだんだん悪くなってきている。

 合衆国では、例えば、6歳から18歳までの子供と思春期の若者の肥満と過剰体重の比率が、1970年代での15%から1990年代に25%以上に増大している。そのような増加は先進緒国に限られたものではない。中国でも、都市部の学童の調査において、体重超過と肥満の割合が1991年の8%から六年後に12%以上に増大した事が観察されている。ブラジルでは、6歳から18歳までの子供と思春期若者の間の体重超過と肥満率が、 1970年代中期の4%から1997年代に13%以上になり、三倍以上になっている。

 肥満と糖尿病間のつながりはよく確立されている。糖尿病がある人達の90%は、タイプ二型糖尿病を持ち、この内、大部分は体重超過か、または肥満である。「体重超過と肥満は、タイプ二型糖尿病、心臓病、脳卒中、癌を含む多くの慢性疾患のリスクを増大させている。私達が肥満拡大の潜在的な原因に対応しない限り、世界中で健康システムを問題で圧倒させる可能性を持っている。糖尿病の直接的な医療コストは、すでに年間医療予算の2.5%から15%までを占めている。」と、カミュ博士は言っている。WHOは、「 2004年5月世界健康会議」(May 2004 World Health Assembly)で採用された「食事、運動、健康へのグローバル戦略」(the Global Strategy on Diet, Physical Activity and Health)を実施するために、世界中のメンバー諸国と協力している。 

 この戦略は、個人、コミュニティ、国家、国際レヴェルでの総合的な変革を督促している。もしこの変革が効果的に実施されれば、この肥満の疫病の方向転換をさせる可能性を持っている。この戦略は、最近20年の間の体重超過または肥満の子供の増加と結び付けられる生活習慣の必要な変化に対処するものである。

 脂肪と糖分が高い食物が簡単に買えて、業界の売り込み活動は抵抗が難しいほど強い。この事は、子供達は、親達が食べていたようには、食べれる食の環境にはない事を意味する。また子供達は親達が当てていたような運動への時間を持っていない事を意味する。なぜ子供達が一世代前より運動をしなくなったかの理由には、個々の国で状況は違うが、以下の共通要素がる。拡大する都市化と機械化、輸送システムの変化、テレビとコンピュータの前で過ごす時間の増大、が挙げられる。だが、これらの状況への対策は可能である。小さな変更でも増えれば大きな相違を生じさせる事ができる。例えばシンガポールでの試みでは、教室の栄養教育、健康な食品と飲み物を提供する学校環境、さらにすでに過剰な体重や肥満な生徒には特別の指導をして、肥満体の生徒の数をぐっと減少させる事ができた。

 また英国では、ある地区の小学校グループで、甘い炭酸飲料の販売を制限することによって、よりスリムな子供達が増える結果をだしている。他の色々な研究も、学校での運動活動の増大、学校での昼食での変革、テレビを見る時間の減少、健康教育の実施で、成功を収めた例を挙げている。

 ピエール・レフティブルチ教授、IDF会長、は、緊急な行動の必要性をこう訴えている。「超過体重の子供と思春期の子供は、おとなに成長しても肥満した大人になる傾向がある。栄養摂取の貧弱な習慣と運動不足は持続されそうで、今日の若い人々は将来タイプ2型の糖尿病になっていく危険性が高い。幼年期においてさえも、超過体重や肥満は、血糖(砂糖)値、脂質(脂肪)、血圧を高いレベルにしてしまう。多くの国の人口に、医師達は、タイプ2型糖尿病を持つ若者の数が増大しているのを発見している。この病気は普通、人間が中年や老年に達するまで、過去には見られなかったものである。」

 糖尿病は、すい臓が十分なインシュリンを作れない時、または体が、すい臓が出すインシュリンを効果的に使うことができない時に、起こる慢性的な状況である。タイプ一型糖尿病に罹っている人達は、インシュリンがほとんどだせないか、まったく出さないかで、生き延びる為には、毎日インシュリンの注射をうけなければならない。タイプ二型の糖尿病を持つ人々はインシュリンを効果的に使うことができない。タイプ二型の患者は、ライフスタイルを変える事で病気に対応できる場合がある。だが、多くは、よい物質代謝コントロールを達成する為には、口径の薬剤、そして低めのインスリンの投与を必要としている。第二型糖尿病は、インシュリン無依存糖尿病、または成人期開始糖尿病として知られていたものである。WHOとIDFは、世界中で糖尿病への自覚を引き起こすために、運動を進めている。彼等の共同事業、「糖尿病今こそ行動を」(Diabetes Action Now)、は、IDFへの世界糖尿病財団基金、とWHOからの資金によって支えられている。

参照:
WHO | Fight childhood obesity to help prevent diabetes, say WHO & IDF
Fight childhood obesity to help prevent diabetes, say WHO & IDF
Corbis/RDB
11 NOVEMBER 2004 | GENEVA

投稿者 bm_kanri : 14:58

2004年11月15日

■米国大豆に錆び病菌(rust)が検出される

■米国大豆に錆び病菌(rust)が検出される
 
 USDAは米国での大豆錆病を確認する

 米国農務省動植物検疫所は、ルイジアナ州立大学研究農場と関連する2つの畑地から2004年11月6日土曜日に取られた大豆葉サンプルに大豆錆病[SR]の存在を2004年11月10日に確認した。これは、合衆国で発見されたSRの最初の例であるが、この検出は、全土でほとんどの大豆が収穫され終わった時に、行われた。この収穫の終了の結果として、この病菌のインパクトは今年2004年、は、最小になるはずである。このSR菌は、2つの菌種のいずれかによって、引き起こされている一アジア種として知られているPhakopsora pachyrhizi、および「新世界」種として知られているP. meibomiae、である。アジア種は、ルイジアナ州で見つかったが、2つの種類の中でも攻撃的であり、より多きな損害を大豆植物に起こす。USDAは、科学エキスパートと監督官吏で構成されているSR検出査定チームを24時間以内に、サイトに派遣する。この派遣チームは、状況を査定するために、ルイジアナ州農務省の代表者達と密接に協力し、この病気の広がりの範囲を決定するために、病菌が検出されたサイト周辺の監視を実施する。

 SRは主に風によって長い距離を渡って行く胞子にって拡散される。APHISは、米国でのこの病菌の検出は今年2004年の非常に活発だったハリケーンの季節と関連していると、予言モデルに基づき、考えている。今年の収穫は完了しているが、来年の植え付け季節中には、生産者はこの病菌の兆候に監視の目を向けなければならないだろう。その兆候は感染した大豆の下方の葉に小さな病班が出てくる。これは、感染した葉の裏側で、やがて拡大し、灰色から赤茶けた色、あるいは赤茶に変わっていく。

 USDAと大豆産業は、問題の重要性を考え協力していて、この病気が米国で発見されたので、その防止努力を拡大するだろう。病班は葉にでるのが最も一般的であるけれども、葉柄、茎、さやにも出る事がある。SRは、2タイプの病斑、黄褐色と赤茶色の斑点を生み出す。黄褐色の病斑は、ひどくなると、中心に小さい膿疱ができまわりを壊死して変色した部分に取り囲まれて、下方の葉部に多量の黄褐色の胞子が出てくる。赤茶色の病斑は、大きな赤茶色の壊死部分を持っていて、葉の下方部に、いくらかの膿胞がでて、胞子はあまり見えない。いったん大豆のさや部に病菌が出始めると、感染は大豆の中間と上部の葉に急速に広がっていく。

 SRは防錆菌薬剤を上手に使って制御できる。しかし、早い時期での兆候の発見がSR病の最も効果的な抑制には必要である。大豆畑地と隣接区域の監視が成長時期を通じて推奨される。殺菌剤の散布は、病菌が検出された時の大豆の成長段階と殺菌剤の使用法しだいで、生産高の損失を起こすことがある。病菌防止剤の有効使用情報は州立大学の拡張サービスを通じて入手可能である。

参照:
Published Date10-NOV-2004
SubjectPRO/PL> Soybean rust - USA: 1st report
SOYBEAN RUST - USA: 1ST REPORT
International Society for Infectious Diseases
Date: 10 Nov 2004

USDA confirms soybean rust in United States

For more information, visit APHIS's soybean rust "hot issues"
website at .
Contacts:
Jim Rogers (202) 690-4755
Jerry Redding (202) 720-6959

c2001 International Society for Infectious Diseases

投稿者 bm_kanri : 14:41

2004年11月12日

■タイ鳥インフルエンザ最新情報

■タイ鳥インフルエンザ最新情報
 鳥インフルエンザ疫病状況は改善に向かっている
 ☆タイ家畜開発省長官の疫病状況数追加報告

タイでの鳥インフルエンザの状況は改善している

 タイ公衆衛生上級官吏はこう述べている:タイでの鳥インフルエンザの状況は、病気の拡大と患者数の面では改善してきた。Charal Trinvuthipong博士、鳥インフルエンザ政府コマンドセンターディレクター、は、11月11日に以下の発言をタイ通信社によって引用された:2004年11月1-9日間に鳥インフルエンザの状況を検査して査定を下した。彼は、国家の諸機関が、鳥インフルエンザ勃発を抑止するため厳密な手段を取るよう指示して以来、状況が改善されているのが分かった。公衆衛生省は、2004年10月10日以来、6の要件をとって、監視地域の検査活動を増大させてきたが、この病気の犠牲者を何も見つけなかった。

 チャラル博士は、鳥インフルエンザに感染した家禽の数量が減少しているようである事を明らかにした。先週でこの病気は91箇所に拡大しているのが分かった。もう一箇所が、以前に鳥インフルエンザが勃発したタイ中央部のチャイナット州で2004年11月9日、火曜日、追加された。同博士はこう言った。自然に住んでいる鳥[野生の鳥?]は、いつもと違って、病気であるとか、死んでいるとかの報告はされていない。

 追加報告 

タイ家畜開発省長官は、OIEへの最新の追加リポート(No31)、2004年11月5日発、に、おいて以下の詳細を告げた:22州(50地域)で71の新しい勃発があった。感染地域での総計28 333羽の対象鳥の内525羽が死んだことをこの報告はさらに告げている。残りの27 808羽は廃棄処分されたと報告された。

参照:
AVIAN INFLUENZA - EASTERN ASIA (136): THAILAND, DUCKS
International Society for Infectious Diseases

Date: Thu, 11 Nov 2004
Situation on bird flu pandemic improves in Thailand

For OIE's comprehensive update on Avian influenza in animals in Asia (type H5) of 8 Nov 2004, including the said Thai update, see
. - Mod.AS]

投稿者 bm_kanri : 14:40

■アフリカでコレラが勃発している

■アフリカでコレラが勃発している

アフリカ大陸でコレラの勃発

 火曜日2004年11月2日コレラの勃発がアフリカの三国を襲っている。今年[2004]アフリカ全体でコレラでの死亡者総数が1,663人になった、と、保険担当役員が2004年11月3日に発表した。2004年1月以来、アフリカで約71,600の発病が報告された。カメルーン、チャド、特にマリ、はひどい影響を受けている、と、WHOグローバル・コレラ・タスク・フォースのコーディネーター、クレアリーセ・チャイグナットは、述べた。同氏は、ジュネーブから、ロイターへ電話でこう述べた:「アフリカのほとんどは高いリスクに曝されている、だがもっと危機が深まっている所は、点在する極貧地である。」2003年には、108, 000の発病ケース、そして1,884人が死んだ。」セネガル、そして西アフリカ大西洋沿岸の近隣のギニアビサウ、東ウガンダでは、この疫病がでた最新の国である。

 1世紀以上の間、アフリカには、汚染された水と食物により広められる腸の伝染病、コレラ、が発生していなかったが、1970年に西部地区がコレラに襲われた。それは急速に広がり、アフリカ大陸の多くに広がり、年ごとに数百人の人々を殺した。セネガルの首都、ダカール、では、7年ぶりで、コレラの勃発があったとき、大統領のアブヅライ・ウェードと閣僚達は、国営テレビで、手を洗い衛生に気をつけて、コレラの広がりを阻止するように国民に訴えた。合計400人の患者が出て、4人が死亡した。ギニアビサウは、2004年11月1日に、コレラが3人を殺し、大西洋岸のBijagos群島の58人を感染させたと、伝えていた。政府は、近隣諸国からの漁師が病気を蔓延させたといって非難した。

 首都、ビサオ、ではまだコレラの患者が記録されていない。「我々はそれが国中に広がらないことを確実にするために努力している。」と、保険省の官吏、フリオ・S・ノゲイラは言った。北ウガンダでは、UN役員によると、援助活動家が難民のためのキャンプで活動しているが、3人が死亡し、最低でも79人のコレラ感染患者が出た。

 チャド、世界の最も貧しい国、では、コレラで229人が死亡し、今年[2004]は 4,719人が感染した。援助活動家達は、コレラが東部の避難民キャンプに広がる事をおそれている。そこでは、スーダンの近くのダルフル地域からの難民が避難している。シエラレオーネの首都、フリータウンでは、豪雨が首都の貧民屈でのコレラ勃発を引き起こし、2004年8月だけで54人を殺している。

 コレラで死ぬ人々の多くは、水と再水和塩の簡単な混合液で救助が可能であっただろう。しかし多くの僻地では、最も基本的な設備もない。また一部地域では、セキュリティ状況がひどく、保険衛生の活動家達が到達する事すら困難である。理論的には、それは簡単な問題かもしれないが、実行になると困難な事になる。人々は水へのアクセスができなく、死んでいっている、と、国連のシャイグナント、は述べている。

参照:
Notifications of cholera received from 29 Oct to 4 Nov 2004
他の国でのコレラ発生の報告
country / date / cases / deaths
Africa
国名/ 発生期日/ 患者数/ 死亡者数
Burundi / 1-25 Oct 2004 / 130 / 0
Senegal / 4-31 Oct 2004 / 128 / 2
Tanzania / 16-22 Oct 2004 / 278 / 13
Europe
Germany / 1 Jan-15 Oct 2004 / 3 (i) / -

Cholera - African Continent
Date: Tue 2 Nov 2004
Cholera outbreaks have hit 3 more African countries, bringing the number of people killed by the disease across the continent this year [2004] to 1663, health officials said on Wed 3 Nov 2004.

投稿者 bm_kanri : 14:39

■ホンコンで渡り鳥がH5N1ウイルス陽性と判明し、警戒措置が実施される

■ホンコンで渡り鳥がH5N1ウイルス陽性と判明し、警戒措置が実施される

ホンコンで渡り鳥がH5N1ウイルス陽性と判明した

 香港農業漁業保護省(AFCD)は、2004年11月3日水曜日に、死んだ灰色サギを、Lok Ma Chau地区で発見し、H5N1ウイルスで陽性と判明した事を確認した。政府スポークスマンはこう述べている:「 最初Lok Ma Chau禁止区域内のLok Ma Chau支線プロジェクトの労働者により死んだ鳥が見つけられて、2004年11月1日に検査テストのためAFCDにわたされた。この鳥からの採菌スワブと組織サンプルは、2004年11月3日、H5N1鳥インフルエンザウイルスで陽性である事が確認された。」政府は、対応に、養鶏場、小売市場の鳥肉露天の検査、レクリエーション公園での野鳥での、バイオセキュリティ対策の監視を強化した。健康保護センターは公衆衛生監視のための検査プログラムを開始させた。

 「死んだ鳥が見つけられた所の近郷の家禽農園は、合計で37農場になるが、全てAFCDスタッフにより検査された。異常な死亡事例はなく、鶏は鳥インフルエンザの兆候を示さなかった。農民は鳥の検査設備に特別に注意を払い、バイオセキュリティ対策を厳密に実施するよう警告を出された。警戒対策として、AFCDは、次の数日間にレクリエーション公園で農場検査プログラムと野生鳥監視プログラムをステップアップする。食物と環境衛生省は、小売市場で状況を厳しく監視し続ける。」と同スポークスマンは言った。

 同氏はさらにこう述べた:「CHPは、死んだ鳥と接触を持った7人の健康状況を監視している。 CHPは、公衆衛生の監視プログラムを開始する迅速な行動を取り、感染で死んだ鳥と接触した人達への必要な手配を実施したので、このウイルスが社会に広がることはありそうにない。従って、私達は公衆衛生への直截な脅威はないと信じている。」

中略

 2003年に、ホンコン政府は、環境での鳥のインフルエンザウイルスの存在またウイルスの可能な再結合の適時な検出を確実にするために、監視プログラムをレクリエーション公園の野生鳥にまで拡張した。この監視プログラムの下で、2004年1月以来2000以上のサンプルがテストされてきている。灰色サギ(_学名Ardea cinerea_)は、ホンコンでは、冬に多く渡ってきて、夏には数が少なくなる。この鳥はホンコンで定住棲息している鳥ではない。

参考資料
Archive Number20041103.2976
Published Date03-NOV-2004
AVIAN INFLUENZA - EASTERN ASIA (135): HONG KONG, BIRD
Date: 3 Nov 2004
From: Stephen Apatow
Source: Xinhaunet.com [edited]

Migratory bird tested positive for H5N1 virus in Hong Kong

2001 International Society for Infectious Diseases

投稿者 bm_kanri : 14:36

2004年11月04日

■大豆萎縮ウイルスが米国で大豆に報告される

■大豆萎縮ウイルスが米国で大豆に報告される

 ウィスコンシン州で大豆に大豆矮小ウイルスの最初のリポートがでる。A.フィッブス、Aバルタ、ウィスコンシン農務省、貿易と消費者保護(4702大学アベニュー、マジソン53707);そしてL.ラインドミエ(USDA-ARS、イリノイ大学、アーバナ61801、プラントDis、88:1285、2004)が、D-2004-0908-01Nとして、オンラインにだした。2004年8月19日に公表が認められた。

 大豆萎縮ウイルス(SbDV)は、大豆(Glycine max_ (L.) Merr.)に広範囲な経済的な損失を日本(4)で引き起こしているが、バージニア州の大豆、合衆国南東部の様々なマメ科植物野菜、カリフォルニア(3)のエンドウ豆、にも報告された。2003年の7月末と8月初めに、ウィスコンシン州の大豆植物はSbDVの点検で調査された。R2-R4成長段階の286箇所の大豆フィールドで、五箇所の十種類の植物から最上部の十分に開いた葉が採集された。サンプルは徴候を無視してランダムに収集された。SbDVの徴候の情報は記録されなかった。サンプルは-80℃で凍結されて蓄えられた。

 ウィスコンシンの四つの郡(コロンビア、ラフィエット、ソーク、ワウシャラ)の5つのフィールドで、(DAS-ELISA)テスト法を使ってSbDVが陽性と判明した。DAS-ELISAテスト法は、Agdia, Inc (Elkhart, IN)の試薬を使いそのメーカーのプロトコルに従って実施された。(テスト詳細原文参照)このDAS-ELISAテスト法はSbDVの菌種の区別はしなかった。SbDV菌の存在が確認されて、菌種のアイデンティティは、(RT-PCR)を用いて、萎縮を起こす菌であることが推定された。全RNAが、同じ葉組織から抽出されて、逆転写されて、増幅された(詳細上記の原文参照)。PCRのプロダクトのサイズ(110 bp)は、その萎縮菌種、SbDV-D、と一貫したものであった。

 SbDVでテストされ陽性と出た全ての場所は、以下の事を示した:100パーセントの大豆植物で、大豆aphids,_Aphis glycines_Matsumura(_Homoptera_:Aphididae_)。いくつかのaphids種がSbDVを媒介しているのが報告されている。しかし今回は、ウィスコンシンでの感染の害虫媒介の関係は未知である。私達の知る限りでは、これはウィスコンシン州でSbDV菌が大豆を感染させている最初のリポートである。

参考資料
Archive Number20041102.2963
Published Date02-NOV-2004
SubjectPRO/PL> Soybean dwarf virus, soybean - USA (WI)
SOYBEAN DWARF VIRUS, SOYBEAN - USA (WISCONSIN)
Date: 29 Oct 2004
From: ProMED-mail
Source: American Phytopathological Society, Plant Disease Notes [edited]

参照:References:
(1) V. D. Damsteegt et al. Plant Dis. 79:48, 1995.
(2) A. Fayad et al. Phytopathology (Abstr.) 90(Suppl.):S132, 2000.
(3) G. R. Johnstone et al. Phytopathology (Abstr.) 74:795(A43), 1984.
(4) T. Tamada et al. Ann. Phytopathol. Soc. Jpn. 35:282, 1969.

ProMED-mail

c2001 International Society for Infectious Diseases

投稿者 bm_kanri : 14:34

■中国で野ネズミからペストが勃発し人の犠牲者がでる

■中国で野ネズミからペストが勃発し人の犠牲者がでる

 ペスト、致死性疫病、中国(チンハイ)
 チンハイ州でのペスト病が抑制下に入る

 8人の村民を殺した北西部中国のペスト疫病の突発は、伝えられるところではコントロール下にある。2004年10月4日から9日の間チンハイ州の中部と東の地域で、4つの郡に渡って、全部で19の発病が報告されたと昨日[2004年10月28日]、保健省スポークスマンが述べた。この勃発は、他の地域では、起きていないと、スポークスマンは述べている。8人の人々が死亡して、残った11人すべてが回復した、と、[2004年10月27日水曜日]に州の保険局により出された回覧で述べられている。感染者の大多数は、農民か牧場労働者で、野生ネズミ(マーモット)を殺すか、または食べた後にこの病気にかかった、と、同回覧は述べている。しかし、ナンチェン郡のいくつかの発病原因はまだ調査中である。Ulan、とHuangyuan郡、それとマドイ郡では、隔離措置を中止した、ナンチェン郡は隔離処置をやがてやめる事が予期されている。この勃発の後、保険省は、医学指導を提供するために、研究班を被害地に派遣したと、スポークスマンは言った。

 チンハイ地区保険局は、薬品を配布し、病気の広がりを拘束し、マーモットが出る市場の監督を強化するための一連の手段を取った。マーモットはゴファーやプレーリードッグに繋がっている。これらの野性動物は、通常、中国の北西地域とモンゴルの草原に住んでいて、しばしば村民が肉を取るために捕獲している。2004年8月後期に、保健省がチンハイおよびその近くの甘粛州で2つのペストの発病を報告した。1人が死亡した。

 ペストは、やや一般的な病名で、感染したネズミのノミ、および感染した血または組織との接触により感染する多くの伝染性、しばしば致命的な、細菌疫病に適用されている。最も一般的な形の鼠ペストは、高い熱、精神錯乱、および増大するリンパノードを起こす事がある。保健省スポークスマンは以下のように言った。「一部の民間の医学従事者は、ペスト防止とコントロールの重要性に関して十分な自覚を持っていない。」同スポークスマンはさらにこう言った。「同省は、地区の保険局に疫病監視システムを改善し、疫病勃発に対して緊急事態計画を作成するように命じた。ペストで死んだねずみや野鼠の事例、ペスト病疑惑患者、理由が分からない高熱患者のケースはすべて保健省に遅れないように報告しなければならない。」

参考資料
Archive Number20041101.2948
Published Date01-NOV-2004
SubjectPRO/AH/EDR> Plague, fatal - China (Qinghai)
PLAGUE, FATAL - CHINA (QINGHAI)
Fatal plague in Qinghai brought under control

ProMED-mail

c2001 International Society for Infectious Diseases

投稿者 bm_kanri : 14:32

2004年11月01日

■狂牛病類似のTSE (Transmissible Spongiform Encephalopathy=伝染可能海綿化脳症)の報告

■狂牛病類似のTSE (Transmissible Spongiform Encephalopathy=伝染可能海綿化脳症)の報告

フランスでヤギに起きたTSEの報告と研究

 EU委員会がヤギのTSE[伝染可能海綿化脳症]に関するフランスの研究結果を専門パネルに提出する欧州委員会は、テストではBSEと区別がつかないヤギの脳のTSE[伝染可能海綿化脳症]の存在をフランスの研究班が発見した存在を追って、専門家パネルに評定を受ける為、フランス当局から受けたデータを、英国ワイブリッジにある「TSEコミュニティ参照研究所(CRL)」に提出した。TSEは伝染可能海綿状脳症で、すなわち牛での狂牛病、ヤギと羊でのブルブル(震顫)病、である。専門家パネルは、次の2週間くらいで、それがヤギでのBSEの存在を示すかどうか科学的な証拠を査定する。この孤立した出来事は公衆衛生にリスクを示さない。そのヤギやその群れは、食物や飼料の流れには入らないからだ。

 BSEは、牛を除いては、反芻動物内に自然な状況下では一度も見つけられたことがない。ヤギまたは他の反芻動物内でのその存在は、理論上は可能であると思われているけれども、一度も実際には検出されたことがない。それにもかかわらず、何年間も、安全対策は、民衆の最大の衛生保護を提供するために、すべての飼育されている反芻動物(牛、ヤギ、羊)について適用されてきた。これらの安全対策は、肉骨粉の形での動物蛋白飼料の禁止、危険部位(即ち、脳、脊髄、内臓の一部)の食料や飼料流通からの排除、震顫病に罹った羊の処分、を、含んでいる。震顫病は、ヤギや羊にでるBSEに似た病気だが、人間には感染しないと言われるものである。さらに対策には、全てのメンバー国でのTSE調査・監視プログラムを含んでいる。

 このヤギは、小さい反芻動物に疑わしいTSE菌種を検出するためにデザインされたEUの広域監視プログラムの一部として、検出された。140,000頭のヤギが、2002年4月以来テストされてきている。このEUテストプログラムから起きて、フランスで2002年に屠殺された健康なヤギが、TSEのためのランダムテストが行われた。さらに次の科学研究が、通常の震顫病/スクレイピー菌種と異なったTSEの初期の陽性とでたものに基づき、フランスのエキスパートがBSE陽性であると結論づけて、容疑を受けている脳(必要な分析には2年が必要である)に、進められた。

 これは、もし確認されるならば、ヤギでのそのような発見の第一号になるだろう。このヤギは、群れの中で感染した唯一の動物であった。この群れの全てのヤギは、感染した一頭を含んで、処分された。そして、この群れの全300頭がテストされ、TSEでは陰性である事が分かった。従って、EU法の適用では、この群れからの如何なる製品も、人/動物への食の流通に達してはなく、公衆衛生にはなんらのリスクもないようになっている。ワイブリッジにある「TSEコミュニティ参照研究所」(CRL)によって調整された専門家パネルは、今度はこの研究プロジェクトからのデータを検査して、この発見事項の意義、さらなる研究の必要性について委員会にアドバイスをする事になる。委員会は、フランスの研究データを参照の為「ヨーロッパ食物安全局」(EFSA)に送っている。CRLエキスパート達がリポートすれば、これはまた、EFSAに送られるだろう。CRL分析結果に基づき、委員会は、ヤギについての科学的リスクアセスメントでEFSAに必要な最新情報があれば要求するだろう。

参考資料
International Society for Infectious Diseases
Archive Number20041030.2929
Published Date30-OCT-2004

2001 International
Society for Infectious Diseases
All Rights Reserved.

投稿者 bm_kanri : 14:31

■ロシアでも鳥インフルエンザが発見される

■ロシアでも鳥インフルエンザが発見される
 ノボシビルスク地域(ロシア)で鳥インフルエンザが発見される

 ノボシビルスク地域(ロシア)で鳥インフルエンザが発見される

 Inter fax通信社によると、鳥インフルエンザタイプH5N1がノボシビルスク地域の移住鳥において発見された。ウイルス学生物工学ヴェクター国立科学センター、ズーノシス研究所長、アレキサンダー・Shestopalov、が提言しているように、予備的なデータは、このウイルスが東南アジアからの冬季滞在する渡り鳥、アヒルやガチョウなど、によって持って来られたことを示す。春と秋の月日に鳥から得られたサンプルのテストの分析が進行中で、2004年12月に終的な結果が出る予定である。Shestopalov氏は、昨年[2003年]サンプリングされた鳥にH5N1ウイルスが識別されると述べた。

 インフルエンザウイルスのおそらくキャリアである鳥達は、渡り鳥の岐路として知られているBarabinsko-Kulundinskoj(ノボシビルスクエリア)の低地ゾーンで通常暮らしている。「それは、多くの湖を持つまばらに生息されているエリアである。従って、人々とキャリア鳥との直接的な接触はありそうにない。」と、Shestopalov氏は述べた。科学者達は、鳥と人インフルエンザウイルスと遺伝子再結合による変異の可能性、を警告している。科学者達は、そのようなシナリオの条件がロシア領土でも起きるかも知れない事を警告している。

 水鳥は、インフルエンザAウイルスの拡散で重要な役割を果たす事が知られている。渡り鳥は、現在と前のHPAI勃発の間に、アジア諸国での鳥インフルエンザ勃発の元凶とされた。ロシアでの観察の直接の詳細、および分離された遺伝子構成の情報は、有益になるだろう。東南アジアから季節的に戻ってくる渡り鳥がある他の諸国の同様な調査の詳細が有益であるのと同じである。

参考資料
AVIAN INFLUENZA A/H5N1, MIGRATORY BIRDS - RUSSIA (SIBERIA)

International Society for Infectious Diseases
Date: Wed 27 Oct 2004
From: Natalia Pchenitchnaia
Source: Agency Mednovosti.ru, 25 Oct 2004
[in Russian, translated by NP,edited]

Natalia Pchenitchnaia, MD, MPH
Assistant Professor
Department of Infectious Diseases
Rostov State Medical University
Rostov-on-Don, Russia

投稿者 bm_kanri : 14:30

■中国で足口病(FMD/コウテイ疫)が新しく勃発

■中国で足口病(FMD/コウテイ疫)が新しく勃発
  中国の公式情報か確認が緊急に待たれる

 足口病[FMD]の勃発が今月(2004年10月)中国北西部の新彊ウイグル自治区の主要な家畜生産県を襲ったが、今は抑制されていると、地区関係筋は、AFPに話した。中国はこの勃発を報告していない。中央政府と州官吏は、コメントするのを断ったけれども、地方の自治体にあるオフィスと会社(複数)は、Yili県で多くの雌牛と羊が感染している事を確認した。Yining郡、最悪被害地の家畜局からの役人は、こう述べている:「Yiliの3つの郡では、家畜達が、足口病にかかっている事が発見された。当局はその地区の動物にワクチン注射をしている。」

 官吏達は、こう蹄動物のすべての種に伝染する高い感染力のある疫病の広まりを防止するために、何頭の動物が殺されたかを言うのを断った。しかし、情報筋は、中国中に肉を輸出するYiliの状況は「深刻である」と述べた。獣医薬品供給業者、新彊ウイグル自治区Huatian Shouyao Co.の高級役員は、こう述べている:「現在Yiliには、足口病の深刻な勃発がある。多くの雌牛と羊は、焼却されるか屠殺されなけれればならない。」

 飼料会社、Yili Tiankang家畜科学技術Co.Ltd.のフ氏は、こう述べた:「 私は、多くの動物が屠殺されたと言う事を聞きました。今多くの飼料は購入されていない。それは私達へ大きなインパクトを与えた。」ミュンヘンベースの「世界ウイグル議会」、海外のYili地区に住んでいるウイグルイスラム教徒への海外権利保護団体、のスポークスマンは、こう言った:「彼は今月突然1000頭以上の雌牛と羊がこの病気で死んだのを聞いた。Yining郡に出入りする乗り物は、消毒された、また近隣の郡もそれらの動物に予防接種をし、乗り物を消毒しなければならない。」

 Zhang Aidong、Nileke郡の役員、は、「私達は、私達の郡に通じるすべての道路にチェックポイントを設定し、すべての家畜流通市場を閉鎖した。」、と言った。Yining郡の政府高官はこう言っているだけである:「それはコントロールされた。中国は、「動物健康世界組織」のメンバー国で、その167の加盟国は、他の国が防止手段を取れるように、その国で見つける動物の病気を報告する事になっている。Yining郡は。そのウェブサイトによると、新彊ウイグル自治区中で最大の家畜生産郡である。Yining郡家畜局役員はこう認めた:「それは頻繁に起こるけれども、今年は徴候が違う。」獣医薬品会社のワン氏は言った:「このウイルスは変異している。」

 中国当局からの公式情報、またはこの足口病情報の確認、が必須である。もしこの情報が正しいならば、このウイルス菌種の詳細、と、採用されるコントロール手段が、その通知に含められるべきである。中国の最後のOIEへのFMD勃発の報告は、1999年5月にあった。それはFMD血清O型により起こされた(たぶん汎アジアグループのもの)。全体で、8つの勃発が公式に報告された:チベットからの5つの勃発、海南からの2つ、福建からの1つである。この病気は、2000年から2002年の間に無かったと報告された。2003年の年次報告書においては、FMDは全然言及されていない。

 2003年中は、中国の月報は、9月から12月だけをカバーして、この病気がないと述べていた。2004年には、月報は1月から6月までをカバーして、この病気の不在を述べていた。その後のリポートは入手されていない。2004年初期内モンゴル(中国)のFMDの存在について出ている噂に対するProMEDメールからの情報要求は中国から反応を受けていない。OIEエキスパート達が2004年5月10から19日に中国を訪問した。この派遣団の20ページのリポート(最近までOIEのウェブサイトで入手可能であった)によれば、 以下のリストA病気のための六箇所の参照実験場が訪問されて、評定を受けている:伝統的なブタ熱(CSF)、牛疫、鳥インフルエンザ(AI)、伝染性牛肋膜肺炎(CBPP)、ニューカッスル病(ND)、牛海綿状脳症(BSE)。FMDが未来の訪問によってカバーされる事が望まれている。

参考資料
International Society for Infectious Diseases

Date: Tue, 26 Oct 2004
From: Chris Griot
Source: AFP via Yahoo News, 26 Oct 2004 [edited]

Foot and mouth disease hits northwest China

2001 International Society for Infectious Diseases
All Rights Reserved.

投稿者 bm_kanri : 14:18

■フランスでの人型狂牛病患者輸血による感染拡大の危惧

■フランスでの人型狂牛病患者輸血による感染拡大の危惧
 十人の被輸血者の追跡と輸血関連薬品の撤収が進行する

 フランス保険省が、現在人型狂牛病(牛海綿状脳症)、致死性病気、に罹っていると診断された人から輸血を受けた10人の人々を追跡している、と、2004年10月21日に述べられた。この個人は、クロイツフェルト-ヤコブ病、CJD(またはvCJD)、に罹っていると診断された八番目のフランス人であると、保健省の報道機関発表文書において発表された。同省スポークスマンは、この患者が、「まだ生きている若い人」であると言った。この人は、「1993年から2003年まで」数回献血したと、新聞発表はのべている。この人物から赤血球輸血を受けた10人は、医者から危険の内容と、予防措置を告げられるだろう、と、スポークスマンは、付言した。同声明は、こう述べた:「この献血からのプラズマは、血デリバティブに基づいた薬を作るために、フランスの会社、LFB社、によってまた使われた。そのLFB社はこう述べている:「このプラズマで作られた全ての未使用の在庫品を撤収した、疑惑のあるものからの残留している品目はすべて棚から除去するように、薬局と病院に通達した。」

 同省は、英国で起きたvCJDの2人の症例は、輸血を通じてこの病気に感染する「増大したリスク」を指していると述べた。しかし、血デリバティブによる感染リスクは研究の成果まちで、不明瞭であった。vCJDは、脳において悪玉プリオンたんぱくが増殖し脳を海綿状になる牛脳症(BSE)の人に出る型である。この病気は、感染した牛の肉を食べた人へ種の壁を飛び越えて感染するものと信じられている。

 BSE勃発の震央は英国であり、英国は牛と牛肉製品を欧州連合およびそれ以外の多くの国に輸出した。BSEは1980年代遅くに前面に出て来た。だが、元凶は、家畜飼料、疑惑牛のとさつ、に関するEU全体での厳しい法律、プリオン潜伏の疑惑がありそうな部位の販売禁止によって、1996年にやっと押さえ込まれた。公式な英国のvCJDウェブサイトの数字によると、これまでに英国で5人の疑惑ケースを含み、vCJDのため144人が死んでいる。

参考資料
International Society for Infectious Diseases 
Date: Fri 22 Oct 2004
From: Dr. Andy Bailey
Baxter Austria
France: 8th Case of Variant CJD Donated Blood

投稿者 bm_kanri : 14:16