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2004年11月01日

■フランスでの人型狂牛病患者輸血による感染拡大の危惧

■フランスでの人型狂牛病患者輸血による感染拡大の危惧
 十人の被輸血者の追跡と輸血関連薬品の撤収が進行する

 フランス保険省が、現在人型狂牛病(牛海綿状脳症)、致死性病気、に罹っていると診断された人から輸血を受けた10人の人々を追跡している、と、2004年10月21日に述べられた。この個人は、クロイツフェルト-ヤコブ病、CJD(またはvCJD)、に罹っていると診断された八番目のフランス人であると、保健省の報道機関発表文書において発表された。同省スポークスマンは、この患者が、「まだ生きている若い人」であると言った。この人は、「1993年から2003年まで」数回献血したと、新聞発表はのべている。この人物から赤血球輸血を受けた10人は、医者から危険の内容と、予防措置を告げられるだろう、と、スポークスマンは、付言した。同声明は、こう述べた:「この献血からのプラズマは、血デリバティブに基づいた薬を作るために、フランスの会社、LFB社、によってまた使われた。そのLFB社はこう述べている:「このプラズマで作られた全ての未使用の在庫品を撤収した、疑惑のあるものからの残留している品目はすべて棚から除去するように、薬局と病院に通達した。」

 同省は、英国で起きたvCJDの2人の症例は、輸血を通じてこの病気に感染する「増大したリスク」を指していると述べた。しかし、血デリバティブによる感染リスクは研究の成果まちで、不明瞭であった。vCJDは、脳において悪玉プリオンたんぱくが増殖し脳を海綿状になる牛脳症(BSE)の人に出る型である。この病気は、感染した牛の肉を食べた人へ種の壁を飛び越えて感染するものと信じられている。

 BSE勃発の震央は英国であり、英国は牛と牛肉製品を欧州連合およびそれ以外の多くの国に輸出した。BSEは1980年代遅くに前面に出て来た。だが、元凶は、家畜飼料、疑惑牛のとさつ、に関するEU全体での厳しい法律、プリオン潜伏の疑惑がありそうな部位の販売禁止によって、1996年にやっと押さえ込まれた。公式な英国のvCJDウェブサイトの数字によると、これまでに英国で5人の疑惑ケースを含み、vCJDのため144人が死んでいる。

参考資料
International Society for Infectious Diseases 
Date: Fri 22 Oct 2004
From: Dr. Andy Bailey
Baxter Austria
France: 8th Case of Variant CJD Donated Blood

Author:事務局 : 2004年11月01日 14:16